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毎朝見かけるのは駅の電光掲示板、各駅停車がローカルと表示される。局地のとか、現地の、あるいは地域のといった意味もあって、今年の年始早々、北陸の災害を東京ローカルのテレビ局が生中継に切り替えたのはこれまでにない事だったらしい。
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テレビ放送ならUHFの地元局があっても、そちらはローカルとは言われないらしい。ブログ主の地元ではスキャンダルのお笑い芸人が復帰した番組がUHF局でしたが、ネットで全国へニュースとして配信だれた。ってか、ここ数日、その東京ローカル局では世界卓球が連日放映されている。日曜日の深夜帯に坂道アイドルの番組が3本続く前に番組を組んで、局を上げて卓球を浸透させようと懸命のようですが、卓球と言えば東京ローカル局というイメージは出来上がっている。プロ野球はオーナー企業や、開催地の関係で放映はいろんな民放局が持ち回り、サッカーもスポンサーによって変わる。
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世界陸上やバレーボールは決まった局が権利を行使し、ボーリングならBSのピザ屋さんのスポンサー番組が思い浮かぶ。ゴルフトーナメントで言うなら、いろんな局というのが実情。代理店との付き合いのあった現役時代に、裏事情を聞いたこともある。基本はPGAなのか、年間トーナメントの予定を計画する時に既に担当局が決まっているらしく、その開催も放映もスポンサー次第というのが現実。それを受けた代理店は、基本の冠スポンサーにテレビ放映の広告枠を営業する。集める金額が設定されていて、代理店的には大口に営業をかけるか、しかし渋いスポンサーからはこれ以上でないとなれば、小口スポンサーを集める。
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つまりはトーナメントもテレビ放映もスポンサー次第。日本代表のスポーツならイベントの開催はスポンサーに左右される割合は低く、テレビの放映も国営放送が担うことが多い。権利の関係もあって、ビジネスとして考えるとプロスポーツが単純にエンターテイメントとして成り立つことはほとんどないのが現実です。
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前回オリンピックの斡旋問題では、大手代理店のほとんどがそれに加担し、役員の辞職や謝罪は今でも継続している。当の理事長さんは何かいけないことをしたのか、全く罪悪感もなく、ビジネスのエンターテイメントと同じと考えたのが広告代理店という日本固有の商習慣の歪な感覚だった。話は卓球、海の向こうの半島での試合には多くは聞いたことのないスポンサーロゴがフィールドに映し出されていますが、テレビ広告には日本代表をサポートしている企業や団体だけが広告を出しているわけではない。
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ローカル局ならではのお手頃価格の広告媒体費で成り立っているんでしょうね。ゴルフトーナメントもこの局の担当イベントはきっと同じようなもの。でも視聴者にとってはそんなもんどうでもいいわけで、特にゴルフ趣味で言うなら、週末の時間帯が同じなら総視聴者数もそう変わらないはず。イベントサポート費用や広告出稿料には雲泥の差があるのは、それこそローカルという電波が届く範囲の違いなわけです。同じ体質は新聞にもあって、全国紙と地方紙なんて括りがある。最近の新聞は全国紙ですら広告の総段数が全ページの半分を超えても当たり前の事。
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雑誌メディアの明らかな衰退はネットに敵わなかったのが背景にあるわけで、新聞はその存在意義をしきりに訴求しながらも、一方で自らネット版を展開している。また、ネタを書くのに冒頭ネタが暴走しちゃいましたが、今回の卓球放送ではライブだったせいかスロー再生がほとんどありません。
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でも、道具を使って打つ競技には共通して頭を残すという基本スタイルがある。いつぞやかの大会で駆使されたスロー再生で、インパクトの瞬間はゴルフのインパクトのイメージにも共通したものがあるなぁって、思い出したのが、こんなネタになっちゃいました。

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