classic vs modern
幼少に育った家は下町の電車通りに面した1階が店舗の木造二階建て。都電が通ると家全体が揺れたもの。この頃の木造は、通りの表からは二階建てに見えて実は屋根裏があって、そこから物干し台へ出るのが当たり前の造りだった。
classic vs modern
しかし、建築基準法やら消防法やらいささか面倒なところもあったらしく、物置とか居住できそうなスペースだと木造3階建ては認められなかった時代。大人だと歩き回るにもかがまないとならない天井高、でも子供にしてみれば古道具がゴロゴロとおかれた屋根裏は秘密基地。古くなった据え置きのオーディオがあって、何故かちゃんとコンセントも引かれていて、それを鳴らしてみたこともあった。でも掃除なんかしないもので、手足は真っ黒、床に座り込んでお尻も真っ黒になったもの。昔話でしかありませんが、屋根裏と言えば世代ではロフト。
classic vs modern
黄色に黒いロゴでLoftってぇ雑貨デパートがあった。その袋を持って渋谷を歩いていると行き違ったのが黒に赤いロゴでユニオンとあったレコードの袋を持っている面々。神奈川方面のスーパーの事じゃなく、ディスクユニオンですわ。東京の城西にはオリンピックというスーパーもあったね。釣り具やゴルフとは一切関係ないスーパー。
classic vs modern
話は尽きませんが、この趣味で屋根裏、じゃなくてロフトというと言わずと知れた事。きっかけはいつものネットからの新掲出の情報。なんとなく眺めていたら、突如として前のめりものが現れた。スワッ、一大事と早速詳細を確認したのですが、物はウィルソンのドライビングアイアン、に見えたのです。
classic vs modern
でもサムネイルを大きくしてみたらソールの刻印から色が落ちて、縦の棒にだけ色が残って1に見えたアイアン、実は4番でしたぁ、って話。思うに、ブログ主の趣味物のアイアン群でいうなら、3番程度でも今どきの5番といったところ、長さもロフトも似たようなものですが、今時に流通するクラシックロフトの長い番手を抜いたセットってぇのはどんな意味があるのだろうかと考える。
classic vs modern
当時なら、3番は使う頻度は低くとも飛距離のギャップを埋めるにはあった方がいい番手だったし、4番はブログ主でもよく使ったもの。当時にこうした番手を抜いたセットを持った方とラウンドした記憶がない。その後にカーボンアイアンが出ても、その上の番手だったりしてずっと健在だったと思うのですが、今時に流通するセットに3番、または3番と4番がないなんてぇのはざらにある。ロフトでいうなら5番と7番で29度、36度ってのがクラシックロフトの基本。いくらかストロングになったとしても、二鉄をオプションとするモデルなら、そうそう立てられるもんじゃない。
classic vs modern
レンジの誌打会では8番で160飛びますってのを振り回したことがありますが、確かに飛んだけどロフトは何度って聞けばそんなもの。ついでに8番の長さなんで扱いやすいんですと来た。メーカーが新しいものへ買い換えてもらおうとするアイデアは、尽きない。
classic vs modern
今回の前のめりのように、長い番手だけが中古流通に出回ることも多く、ブログ主は安寿と厨子王、織姫と彦星の悲哀の物語にリンクする。年に一度でも川を挟んで再開できればいいのですが一度別れるなら今宵限りの赤城の山。今どきの道具として、4本ラウンドに興じる皆さんは別にしても3番や4番を入れておくのはスタイルとしてダサダサなんてことになっているのなら、そのセットを処分するまで是非大切に保管しておいてください。
classic vs modern
機能的にはそれもセットとするのが正しい選択なんて余計な説教は致しません。そのうち中古と考えるならフルセットが3番からの時代のものなら、しまっておいた長い番手を添えた方がきっと価値が高いと思います。ってか、セカンドユーザーとしては番手抜けを後で探すのは至難の業なんですよ。
classic vs modern
お願いしておきます。