good old days
いくらか薄くもなり細く柔らかくなっている髪でも生きている限りまだまだ伸びるもの。だもんで、髪が伸びれば理容室というか、床屋さんへ行くわけですが、幼少の頃の記憶では時間のある時にフラッと寄って、込んでいるなら順番待ちをした。
good old days
時間つぶしに常備されているのは新聞や週刊誌に漫画の単行本。ほとんどは店主の趣味モノでしたが、テレビもあったりして、時に理容師も手を止めてテレビ放送に見入ることもあった。今通う理容室は、店主の趣味がゴルフ。だもんで、待合いのソファー横にはゴルフ雑誌が積んであるのです。ブログ主はその店主がゴルフを始める以前から通っていて、世間話にいろんなゴルフ与太話をしている。もちろん他の常連も同じ様子で、理容室の定期的な休みにはラウンドしているとの事。使わないまま新品で取ってあったゴルフボストンやシューズケースを挿しあげたこともあります。
good old days
ゴルフ雑誌が山のようにあるのは奥さんの親族に業界の方がいるらしく、そこに届くゴルフ雑誌をもらっているとのこと。事前に予約をしてから出かけるものとなった床屋さんに、この日は少し早いのを承知で出かけてみた。んで、待合いにあるゴルフ雑誌を閲覧させていただこうかという魂胆もあったわけだ。中綴じのわちゃわちゃした、目がちかちかしそうな本は見るものですが、山の中にはチョイスもあった。
good old days
まだ継続されているんですねぇ。んで、パラパラとめくってみれば気になる記事もあった。オリジナルのクラブを作ったのでおすそ分けをしますってな企画記事だったのですが、表現をそのまま借りるならペラペラアイアンの勧めといった記事。ブレードの重さを軽くしてソールも薄くしたヘッドで、今時の読者に通じるようにヘッドやシャフトの重さとか、バランスとか、MOIなんて話も交えながら説明され、扱うに楽しく、操作性に優れたモデルとなったとのこと。
good old days
ブログ主的に言うなら、モダンアイアンに対して趣味のクラシックアイアンなわけだ。テキストとしたのはボビージョーンズのヒッコリーシャフトアイアンだとの事。まぁ、そこまで遡って説明しないと今時メーカーの広告で商売している雑誌にとっては、現代製品を否定することにもなりかねない。ついでに言うなら、クラシックなマッスルバックが楽しいなんて記事にされちゃうと、趣味流通のレベルが急騰しかねないわけで、都合は悪くはありません。と言っても現代では印刷メディアの影響などさほどの影響もなさそうで、まぁ、好きにやってみてぇってぇところでした。
good old days
ただ、さらにパラパラめくっていくと、好事家の紹介として、ギア評論家の一人がホンマのパーシモンと糸巻でラウンドを楽しむという見開き記事もあった。内容のほとんどはこのブログでパーシモンを語ることと大差ないのですが、いくらか納得してみた数行があった。パーシモンを知らない世代がほとんどとなった今、打感や操作性をはじめパーシモンと糸巻の感覚に古いという意識はなく、むしろ新しい感覚であるとまとめているのです。
good old days
実際の趣味話からすると今時に糸巻というのはいくらかやりすぎにも思いますが、掲載された写真からするとツーピース対応のインサート。今時のツーピースなら問題ないと言及されてしまうとこれまた趣味流通に影響しそう。既にマクレガーはマックと呼ぶ世代が普通の時代。記事に間違いはありませんが、ホンマのパーシモンというところにメディアの気遣いもあるのかもしれません。んで、理容の順番が来て、いつもの様にゴルフ与太話もしながら髪を切ってもらいましたが、このチョイスっていつ頃の本なの、って聞いてみた。そしたらそれは気に入った記事があるので取ってあるもので、とっても古いですとのこと。
good old days
ってんで発行日を見てみたら二年前。なぁ~んだってぇオチですよね、こりゃ。データは親父です。