Grips
先日の仲間入り、スポルディングのひげさんは二鉄だけですが、そのグリップはスイングライト。これが見事にカサカサだった。ここのところソファーの横に転がっているアイアンは、天然レザーのグリップが多く、この猛暑で塗り込んだ脂が適度にベタついている。
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今時の皆さんはご存じないかもしれませんが、ベタつくと言っても、ちゃんと機能している天然レザーのグリップってぇのはなかなか気持ち良いもの。ただし、雨の日に持って出たら目も当てられません。グリップとグローブの間にヌメッとした膜ができて、ほんとにクラブをすっ飛ばしそうになる。そんな時代を経て主流になったラバーグリップがスイングライトだったわけで、ブログ主もラウンドごとに23日前には脂の浸み込んだウェスでお手入れして乾かし、前夜に乾拭きする。ラウンドを終わって帰宅し、早く横になりたいところ、やっぱり濡れ雑巾でひと拭きし、パーシモンと並べて風に当てる。
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んで、翌日にはしっかりと脂を塗りこんで再び風に当てて、ラウンド二日後にやっとバックに収めるなんてぇ事をしていたもんです。69年の親父のお下がりVIPは、まさしくそんな手入れをしていたので、今でもしっとりとした感触がある。までも、そこまで手入れをして今に残るものは少ないかもしれません。この趣味で手にするモノの多くはカビだらけで、濡れ雑巾でカビを除去したつもりでも、乾くのを待てばまた取り切れていないもの。横文字のお手入れ動画にはそんな状態の天然レザーは石鹸で洗うなんてぇのがありました。
Grips
ブログ主は恐ろしくてできませんが、確かに革製品のお手入れ用品にはサドルソープ、つまりは馬の鞍の石鹸というのがあり、これは幼少の頃に野球グローブのお手入れに使ったものです。今の手入れはミンクオイルで、エトニックのシューズの皮底お手入れオイルとか、ホームセンターのお手入れ用品を代用しています。シリコンの入っていないオイルというのがポイントで、シリコン入りは艶が出ますが、滑っちゃう。今時にこんな話を書き留めても何の参考にもならないと思いますが、この天然レザーの感触を再現しようとしたのがダニーエドワーズ。
Grips
ラバーグリップといえばスイングライトだった時代にロイヤルグリップを開発して、一大センセーションでしたねぇ。多くのメーカー純正にロイヤルグリップが使われました。いくつもの世代があるのですが、ロイヤルグリップに関していうなら、年月を経ても一定の機能を維持しているものも多く、引き抜いてみようとすればちゃんと抜けるものも多い。でもね、スイングライトはいけません。カサカサなのは言うに及ばず、挿し替えようと除去をするなら、粉々になるのです。それでも、まだ使えるものがあるなんてぇのはブログ主の判断。
Grips
一度ハゲプロに指摘されましたが、ブログ主の持ち物の多くはグリップが機能していないとのこと。まぁ、そうだろうなぁ。多くがスイングライトでもコード入りでぎりぎり、普通のスイングライトならグローブは必須なのかもしれません。ってんで、このひげさん、もちろんグリップを交換せねばなりませんが、特に二鉄でセットものがまだ現れていない場合はそのままになることが多い。ってぇのはセットものが現れた時にグリップを挿し替えるなら、同じセットものがよろしい。お手頃の在庫限りをいつも交換グリップとしている習慣からすると、その時に手に入るものが限られるんだな。これもいつもの屁理屈に過ぎませんが、それでも二鉄を振り回すという遊びをするなら、このカサカサグリップで遊ぶことになるのです。
Grips
レンジに備え付けのお手拭きでちょいと濡れしてみるとよいのですが、洗ったグリップでも真っ黒になる。申し訳ないのですが、いかんともしがたい時は使わせてもらうこともあり。という事で、このカサカサグリップ、しばらくそのままになりそうです。