
美津濃のクラフトモデル、911の定点ネタです。全く幸運な機会に恵まれて仲間入りしたモデルですが、911つながりで思い出すことがある。親父とおふくろは見合い結婚だったのですが、その仲人をしたのがどんなつながりかわかりませんが、結構な企業のオーナーさんだった。
まだ大学生だった頃にホームパーティーにお邪魔する機会があった。そこで出た話にポルシェに乗らないかという話。唐突ではありましたが、親父もクルマ好きで知られていたわけで、免許を取ったばかりの大学生にキーが渡され、その辺を乗り回しておいでときた。今でも良くわからないポルシェですが、911のナローボディーだろうと思ってガレージへ行ってみれば明かりがつかないまま、ウルトラワイドなフェンダーに机の様なスポイラーが薄暗い中に見え、デカイ口を開けたフロントスポイラーやカレラとかRSRだとか、ターボとか3.0なんてサイドデカールが張ってある。
運転席に座って、エンジンでもかけてみるかと思ったのですが、バッテリーが上がっていたらしい。もしかしたら始動の儀式に足らないモノがあったのかも知れませんが、後で聞くならとんでもない高額で希少なモデル。後にお身体を壊され、もう乗れないから持っていきなさいと親父に連絡があったらしいのですが、流石に価値を知っていた親父は丁重に断った。正式にはそれを911とは呼ばないらしいのですが、クラフトモデルと無理やりつなげれば、ブログ主に親父程の遠慮の気持ちがあったなら、今回の911は仲間入りしていなかったかもしれない。まぁ希少で高価なポルシェとゴルフクラブを同列には語れませんが、クラフトモデルが希少である事には違いない。
ブログ主の無遠慮も果て知らずとはいえ、私見を記録に残してみる事とします。ミズノなら問い合わせるならその年度のカタログのページをスキャンして送って頂ける。しかし、多かれ少なかれそれがすべてで、それを使ってどうだったてぇ話はメディアに残れば良い方。としても、このアマチュアがインプレッションしたところであくまで私見。
美津濃製品の腕達者向けの通り、振ったようにしか球を弾かず、しかし二鉄ですらこのアマチュアに楽しく打ててしまう素性を持つ。それもレンジでの一振り目から楽しかったわけです。多くの二鉄を振り回した中で、一振り目から爽快な球を弾いた二鉄は他にはない。それがどんな要因に帰するものなのか分からんまま、クラフトモデルすぎぇぇなぁになっているのが今のブログ主です。フルセットで振り回してみてもその素性に変わりはなく、見てくれからしても何が優れているのか分からん。斜めに見て癖を探しても、癖が無いのかも知れないし、と言って70年代の無個性モデルと言うものでもない。
アドレスした途端に打点を連想させ、振り方のイメージが出るってぇことかもしれません。ブログ主にそれを語れるほどの経験かあるとは言いませんが、これを言い換えるなら、クオリティーが高いってぇことかもしれないし、二鉄を振りまわすイメージが感覚と一致したということなのかもしれない。
スタイルの違う誰かが振りまわすとまた違った結果になるのかも知れませんが、優秀なプロダクトであると言わざるを得ない。似たイメージにはブリヂストンのプロイズムなんてモデルがありますが、誰かプロの監修というわけでもなく、メーカーの蓄積したノウハウの集大成とあった。
当時に手にする機会がなかったからこその今の偏屈趣味ですが、仲人さんのポルシェもあの時にバッテリーが上がっていなかったら、なぁんて考えると、人生変わっていたかもなんて思っちゃたりするのですねぇ。ちょっとだけモノとの出合いに畏れを感じてしまうのはなぜだろうか。
