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新しいネタもとが届いて、メディアの自由と忖度なんて大それた論理をネタにしました。この91年度版の記事が実に面白い。広告を転載して一冊にまとめていた過去から、対抗メディアの台頭に編集も気合が入ったのかも知れません。
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忖度が影を潜め、ブログ主的にはニヤリとしてしまう記事が展開されている。例えば取り上げたメーカーは読者の人気アンケートから選出、質問票を送った。掲載順はその返信が早かった順とされていてメーカーからのクレームに対処、公平を掲げる。んでその内容は、例えばホンマ、腕達者の使うメーカーとして認識されているが、一般的な人気は高くない。技術向上を目指す者には選択の筆頭に上がるが限られた者向けとされる。ブリヂストンはスポルディングとの会社設立を通して、未経験の分野でのノウハウを手にした新参者。既にジャンプロも一巡した時代のコメントです。
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ダイワは釣り具メーカーとしてのノウハウからカーボンで新分野に取り組むとある。マルマンは製品の取り揃えが豊富で新しい分野への挑戦でモデルのネーミングにこだわる。ウーズナム一人に頼っていたプロとのリンクもこの年からストレンジに変わって、その活躍が今後の製品の売れ行きを左右するとある。マクレガーはニクラウスの過去に頼ったイメージにこだわり過ぎ。
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美津濃だけはこの編集者の好みなのか、製品の取り揃えとしてモデルの数だけではなくシャフトが豊富であると称賛される。これまでのクラブはメーカーがヘッドの設計をするものの、出来あえのシャフトを選んで挿しただけだったという話に始まり、始まったばかりのカーボンシャフトの設計と新開発のヘッドとのマッチングに勤しむとありますが、それがどのモデルなのかは言及ない。この出来あえ、あるもの任せという論理はアイアンヘッドの素材にもあって、軟鉄の種類も25とか20とかあっても、23が無いのは鉄鋼材料の業界規格にないからってぇ話。
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つまりはあるものを選んで加工していたのがゴルフ業界だと展開される。ついでにブログ主的にはブリヂストンと横浜ゴムはタイヤ業界からゴムをきっかけにボールへの参入し、ゴルフクラブへ至ったという認識でしたが、この時代のメディアはダンロップも同じとしているのが面白い。まぁ、それまでのメディアとは違った記事に就寝前の楽しいひと時を過ごしております。時代を反映するのは用語辞典的なページにはパーシモンにかかわる詳述が多彩。インサートの種類も豊富な解説があって、バルカンファイバーとペーパーファイバーは別モノで、サイコラックとABS樹脂も別モノであるとの事。
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こうした年鑑本は重なる古い雑誌と同じくナイトキャップで楽しむのが常ですが、時に眠気を誘うことなく覚醒させるネタもある。特に二鉄話で、製品の取り揃えにはないだろうと諦めていたモデルに、オプション設定があったことが明記されている事。アシックスの0881にも森田ゴルフのクラウナー、LTというモデルにはドライビングアイアンと二鉄がオプション設定ありと明記される。
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ゼットのアルカディアのプロ3は985スタイルのアレンジ版ですが、985とは全く別モノの素性を持ち、985スタイルの二鉄を汎用に合わせるには全く違う。でも、これに二鉄があるょってぇことなら、探してみたくなる。他にも美津濃のアイアンのプロオリジナル、何人かのプロモデルの紹介がある。
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それぞれのフォルムには特徴があって、こりゃ見たことないわなってぇのが並ぶ。年鑑としてウェッジやパターにバックやシューズ、ボールもあるのですが、91年に限ってはレディースがかなり詳しい。レディース向けにやっとメディアが反応した時代ってぇことでもある。
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引っ越し前はこの他の年度ものもあったと思うのですが、当時の興味とは別の意味、この趣味で見直してみるとこんなに情報が満載だったと改めて感心しちゃうのです。