Spalding Extra Top
リアシートにリラックスしてお家へいらっしゃったニューフェイスの一つ、スポルディングのエクストラトップを振り回してみた小ネタです。
Spalding Extra Top
ってんで、言葉遊びをするなら、エクストラってぇのは、エクストララージのチョーデカイのエクストラだし、エクストラロングなら、まじなげぇ~って話。ついでにスースーするタブレットのエクストラクールは、どえりゃぁスースーする。んじゃぁ、エクストラトップってぇのはチョォ~なのか、まじかぁ、なのか、それともどえりゃぁ~なのか。まぁ、んなわきゃない。トップフライトのブランドイメージを使ったアメリカのマーケティング的なネーミング。良く知らない故に、特別なコンセプトがあったのかも知れませんが、それならメディアに取り上げられたりとか、当時の仲間内でも話題になったと思います。
Spalding Extra Top
詳しく知る方なら、このモデルはどんなところがエクストラなんだってぇ解説を賜るかもしれませんが、ブログ主の限定的な環境からは現役当時に聞いたことが無かった。でも、思うにトップフライトを知っていればこそのネーミングであって、バードオンボールのロゴを目にするなら多分初代モデルをイメージさせたものと思われます。
Spalding Extra Top
その辺りはメーカーの事情で、復刻ではなくとも時のマーケットを研究分析して売れるものとして名付けられたのでしょう。現実にはこのバックデザインを見て連想されるのは69年の初代バードオンボール。低い重心にトップラインを薄く仕上げている。
Spalding Extra Top
一時期のクラブ設計家なる皆さんのお話では、バックデザインに機能は無いと言い切っておられますが、重心が低ければソールの幅が広くなるし、トウ側にウェイトがあればブレードの返りやすさをイメージする。っていうなら、ソールのフォルムは薄い三日月で、明らかにセンター打点。それが分かっていれば誠に扱いやすいモデルで、バードオンボール以来そのコンセプトが継承されていてもおかしくない。んで、振り回してみるなら、確かにその通りなんですが、いくらかインパクトが軽い。ソールの薄いモデルではよくある事で、チョイと打点を外すとペシャンって感覚なんだな。
Spalding Extra Top
軽いのかも知れませんが、ついでにオリジナルのバードオンボールよりも飛距離もいくらか短い。そこで頷くのは打点の感覚で、アマチュアなりの観察ではセンター寄りの手応えが良い。飛距離を求めて、意図的にヒールの感覚で外に振ってドローを試みると、手応えが格段に悪くなった。
Spalding Extra Top
まぁ、マーケティングモデルと言う認識をするならロフトもやさしく設定されているというのが正解かもしれません。んで、二鉄がなかったもんで、手持ちのトップフライトのカスタムクラフテッドを持ち出したんです。ソールには小さく70という刻印があって、これは何らかのカスタムに違いない二鉄ですが、ブログ主的にはこれをスタドラー系のモデルと思い込んでおります。実はこれに組み合わせられないかと思ったのですが、こっちは打点がヒール寄りだった。ヒールがいくらか低く見えてブレードも長く見えるのですが、重ねてみるとそれほど変わりが無い。このミリ単位の差が違った機能を魅せるのであります。
Spalding Extra Top
当然のことながらエクストラトップとカスタムクラフテッドは別モノで、本音を言うならそうでなくちゃ面白くない。ここのところ急激に増殖しているスポルディングですが、同じブランドでも、もちろんモデルや年式によって違うモノ。当たり前の事を実感するレンジですが、だからこそ興味が尽きないというのがこのブログの信条です。MV2というコードの解明に努めておりますが、ご存知の方があれば、ぜひともご教授ください。

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