Awa zenzai
冒頭に粟ぜんざい。先日ちょいと出かけた浅草、行けば必ずこれを喰らう。それにしても高くなったもんだ。んで、関連なく今回の小噺。オークションの世界では一般的なことらしいのですが、身近にはいなかった転売ヤー、存在を知った時はかなりショックでした。この趣味でも似たようなことを楽しむ方が現れて、とても驚いたのは少し前の事。
family
メッキは白く曇り、グリップは真っ白にカビが生えているアイアンセットがオークションだろうが、リサイクルショップだろうが流通に現れるなら、ブログ主には使うための遊具。しかし世の中にはその価値で手にできれば別の流通でいくら儲かるというスパコン計算式を頭の中に持つ方がいらっしゃる。
cats in garden
動画配信で自らが出品したオークションの終了間際を実況する方がいらしたのには驚いた。思惑の価値を超えた入札の瞬間にハネタッっと膝を叩き、椅子から飛び上がる場面がライブに流れた。例え生業でも、八百屋のおかみさんも魚やの親父さんも、居酒屋の大将だって売り上げが目標を超えれば心の中で思うモノでしょうが、お客の前でそんなことを口にする商売人はいない。誰にも知られずにほくそ笑むのは仕方がないと思いますが、ライブ配信で他人に見せるという悪趣味に世も末だと思った。
cats in garden
はたまたどこかのリサイクルショップではスパコン頭が転売価値を瞬時に判断し思惑通りの結果になるなら、SNSで公表する。金を集めて何か悪いですかねってのが、昨今の個人売買事情。結果マイナバーを徹底して、政府は小銭でも税金の徴収に目覚める。ってぇな中で、ブログ主的予算のものを見つけました。オークションですから、出品者は一定の価値を期待し、システムも手数料を期待して応札を煽る形に変った。
cats in garden
まぁ、そりゃいいとして、そんな提供に、評価数3000にならんという方が現れた。以前は入札者の評価履歴も表示され、何を落札して評価を得たのか見える時代があった。今はマスクされましたが、趣味人なのか転売商売のビジネスマンなのか判断できたのです。3000の評価を持つ方が転売ヤーと確定できませんが、想定して実入りを考えてみた。見つけたのは洋物ブランドの70年頃のマイナーなアイアンセット。二鉄もあってサムネイルからは二本確認できる。ついでに出品タイトルとサムネイルで確認する現物は全くの別モノ。本来なら出品者に確認を求め、提供物はこれですねなんて質問もしたくなるのですが、明確にすると掘り出し物価値を大きく超える可能性もある。趣味人程度と思われる評価を持つ方々が小さい金額で入札を繰り返していますが、タイトル通りと思っている応札者もいるかもしれません。
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転売ヤー目線からすると同じアイアンセットは趣味人が競っているレベルの少なくとも倍以上の価値で流通している。二鉄を別々に流通させるならアイアンセット並みの価値で取引できるかもしれない。つまりは物売りの原則、売値は仕入れ3倍を期待できそうな代物だったわけだ。出品者は価値を知らないままシステム手数料程度を上乗せした送料を設定。はてさて、転売ヤー的には仕入れ価値をどこまで認めるものか、行く末を見守ってみたい。転売ヤーの手中に落ちれば、小綺麗になって再度流通に登場する。出品物の特徴的な傷とかグリップの傷み具合を記憶しておくとそれがはっきりわかっちゃう。転売ヤーはコストのかかるグリップ交換なんか絶対しません。でもま、こんな観察も悪趣味と言えばそれまで。
cat in garden
データは小噺に関連なく庭に現れた外ニャンコ連を紹介しました。大きな黒ちゃんはたぶんママニャンの長男です。胸に白い星があるのはママニャンの孫と思われますが、喧嘩の傷が痛々しい黒ちゃんは仲間に入りたそうにしている流れモノ。ママニャン家系のツ―クロちゃんズはブログ主への警戒感はとても薄く、足元まで寄ってきますが、この春は黒ニャンが集まってくる我が家。転売ヤーの出入りは避けたいものですが、うちの庭はどんなニャンコでも出入り自由です。