Tony Hsieh
トニーシェモデルの二鉄をレンジへ持ち出してみました。マクレガーのこの時代のモデルとしては特に主張するモデルでもなく、刻印から連想されるのはミュアフィールドの20勝記念モデル。本来は一世代前のトニーシェモデルの二鉄を探していたのですが、見かけないってぇ世間話からして、千載一遇の機会を逃すことはできません。
Tony Hsieh
一世代前のモデルは見かけた資料にR55をベースにしたモデルとあった。だもんで、R55の二鉄を見つけて喜々として観察していた小噺もネタにしてました。ところが、それは見つけたR55ではなく、アジアモデルのR55だったらしい。この頃のマクレガーを勝手に観察するなら、地域ごとに企画がされていた様で、Rコードが付いた国内で見かけたモデルはアジア生産らしい。MGXで展開されていた台湾マクレガーのタイニーマックなのか、それとも国内のOEMなのか、横文字資料で探しても一切登場しないモデルがある。謝敏男プロはもちろん台湾のプロなわけで、その足元で自らのネームを刻印したモデルを生産するなら誠に好都合であったはずです。3週間12日間連続でトーナメントのトップに君臨していたことを記念するのが、312メモリアル。
Tony Hsieh
実際にベースとなったモデルにプロ自らが手を加えて独自の個性を与えたのかというならばいささか疑問もある。アジア生産のMCITと刻印があるR55を手にしたことはありませんが、ネットのサムネイルなんかで見ているとこっちに似ている。でも、これだと思って手にしたR55と比較するなら、バックデザインのウェイト配分に違いがあるし、重心を低くしてトウ側の返りを抑えるような演出がある、ついでにブレードも少し長いような気もする。ま、これは持ち主として違うんじゃなかなぁって気になったから見えてくること。オリジナルを研磨するならいろいろと指示をしたなんて想像もできますが、ブレードを長くするなんてぇのは金型から違うモノだしぃなんて想像して遊んでおりました。
Tony Hsieh
んで、この二世代目と思われるトニーシェモデル、ミュアフィールドの20勝記念モデルと同じ意匠の刻印がある。とするなら年式的には88年頃。バックデザインもミュアフィールドとほとんど同じ様な気がする。これはそのうち必ず並べた小ネタになるでしょう。ってぇことでレンジで振りまわしてどんなもんだったのか。このレンジが例のインパクトの手応えがよろしくない5円レンジだったのですが、当たった気が全くしないのです。飛距離も190がいい所で、二鉄としては飛んでないなぁって感じ。いや、当たっていないというのが正解かもしれません。重さもしっかりありそうだし、マクレガー流にヒールで打ってみたつもりなんですが、なんだかヘッドがクルッと回る様な感覚がある。もっとヒール寄りってぇのを意識してシャンク覚悟に打ちこんでみた。
Tony Hsieh
するとやっとインパクトが気持ち良い手応えになり、でも、右に出たまま戻ってこない。飛距離も二鉄として適度、と言ってもレンジの表示ですが、これがドローで戻る様に工夫するなら更に気持ちよくぶっ飛ぶかぁと引き出しを開け閉めしてみました。左でウリャーっと引っ張り、右手の人差し指で押してみる。まぁ、何にせよ力みはよろしくないとわかっちゃいても、ブンブン丸で振り回せば、再びインパクトが気持ち悪くなるし、擦り球でスライスばかり。
Tony Hsieh
当たり前ですが、やっぱり二鉄ってぇのはこんなもんです。気になるのはオリジナルのスイングライトのグリップが結構太く感じる事。マクレガーのロゴ入りで、オリジナルのベロシタイズドのシャフトは300S。バランスはリビングの簡易計測器でC9ってあたり。そもそも論で言うなら、一世代前のトニーシェのセットに合うかどうかってぇ課題もある。さぁてと、昼寝のニャンコ連にうざったい顔をされながら探し出してみましょうかね。あぁ~、シットダウン真似っこしませんでした。