この日に持ち出したウェッジはマクレガー300ってぇモデル。入手の経路はいいとして、資料をひっくり返してみるなら、キャプランの本にパーシモンの情報があった。1978年から数年間同じコピーで紹介されていて、コンパクトなヘッドはユニブロック、シャフトはUCVシャフトとあって軽量コンセプト。長さは43.25インチでロフトは12度とある。300ってぇのが飛距離をイメージさせるなんてぇのは素人の勘繰りですが、スペックからするとアベレージ向けの様子。マクレガーの真ん中にあるGが大文字時代のモノですが、この時代にも名前だけとは言いながら693や945のレプリカがあって、そっちは腕達者向け。
ところがアイアンについては何も記載がない。といってもキャプランの本もカタログの抜粋であって、すべてのモデルが載っているわけじゃない。横文字検索しても何も無く、ならばってんで、妄想を始めるのです。んで、バックデザインを観察するとトムワイスコフのモデルでいろいろと調べてみたターニーマスターというモデルに似ている。マスターって言うシリーズはアベレージ向けにあって、68年までは上級者にトミーアーマー、アベレージにはターニーという明確なラインがあった。トミーアーマーが逝去して契約が解消されると上級者モデルてぇのがVIPに変わった。ニクラウスをはじめとしたトーナメントで活躍する契約プロのモデルなわけですが、この後の進化にはちょいと迷走した感がある。
当時とすれば良かれと思って進化したのでしょうが、後の時代からすると新しい試みにもかかわらず、ニクラウスの不調の時期とも重なって、そのころのVIPが現代に登場しても、ほぉ~これがって、前のめりにならん。この頃はアメリカでのゴルフがレジャーとしてのブームになって、大したコンセプトもない、言ってみるなら適当なモデルが氾濫した。だもんで、この時代のアメリカモノを見かけると、スコアラインがずれているとか、装飾の刻印が斜めだとか、粗製乱造の感もあり。でありながらも、マスターというモデルはアベレージ向けのスタンダードとして続いていた様子で、300というモデル名はウッドとのセットものとしてこのマスターモデルが組み合わされたと考えてみます。それにしても、このソールにはウェッジと刻印されていて、普通ならピッチング的な使い道と思うのですが、アドレスしてみるとかなりロフトが空を向いている。
レンジマットでのフルスイングで70がいい所。ならばバンスがあるとかと見るならば、ほとんどフラット。これはどうやって使われていたのだろうか。この時代に3本目のウェッジなんてものがあったのかってぇのも興味深いものですが、目の前にあるんだから仕方がない。リーディングエッジは若干出っ歯系。縦のスコアラインにドットが打たれているのは70年代って感じで、ホーゼルもかなり高い。レンジマットであるゆえにいろいろ遊んでみると、左へボールをセットしてカットに打ちながらボールを上げてみたり、右にセットするなら刃を立ててスピンをかけてみる。真ん中に置いて素直に上げて下ろしてみるとレンジの軒先に当たりそうなくらい高く上がってポットリ落ちる球。いろいろできちゃうと、ブログ主だって木に登る。変にバンスに工夫の無い事で素人のブログ主にも使いやすい。でも、ここまでロフトのあるウェッジって、ブログ主のラウンドスタイルにはあまりイメージがない。
って言うか、これを入れると二鉄ありきならウッドが2本になる。それはそれで面白いかもしれませんし、時たまドライビングアイアンも打てちゃうかもなんて勘違いの最近。ウッドはドライバー1本で、ドライビングアイアンからサンドウェッジの11本にこんなウェッジを入れてパターの14本なんてのも一瞬考えちゃう。ショートウッドとか、ユーティリティーにはご縁のないブログ主でも、またいろいろと楽しみ方が広がっちゃうウェッジが手元に来ちゃいました、ってぇことで。