Macgregor tourney classic 985
なぁにやってんだか、まともに扱えやしないのにってぇ自戒もする。んなこたぁ充分承知の助、趣味の世界ですから身の程で楽しむには、他人様に迷惑をかけなければある程度自由。これでまたリンクの無い知らない場所であ~でもないこ~でもないって、コメントする人もいるかもしれない。んなこたぁ、一向に構うこたぁなく、個々人それぞれが楽しむ世界。こんなものに手を出してしまいました。
Macgregor tourney classic 985
ドライビングアイアン、マクレガーのターニークラシック9851番です。これについて語り出したらキリがないし、第三者には理解されにくい経験とそれによる思い込みがある。それは過去の小噺に多数書き留めてきたことですが、イヤァ、ドライビングアイアンなんかあったんですねぇ。古いマクレガーにはドライビングアイアンがあっても、ロフト的にはそうだろうなぁと思っていたのですが、このモデルの年式は1992年。そんな時代にドライビングアイアンなんか使うアマチュアなんぞいらっしゃらないと思っておりました。
Macgregor tourney classic 985
二鉄でギリギリ、新しいスタイルについていけないタイプに向けてメーカーも準備されていたと想像できます。オリジナルのセットはヘーゲンの61年リバイバルから持ち替えたもので、いくら大手の流通店舗の階段に見つけた赤札ものであっても、当時の社会人生活の実入りからすればかなりの出費をした。大事に使いましたが、アマチュアのスタイルではなかなか扱いきれるもんじゃなかった。経験不足の勘違い、特に当時のメディアではブレード上部の方が分厚い高重心モデルであるとされていたものですから、打ちこみとダフリを行ったり来たり。それでもたまぁ~に当たっちゃうもんですから、進歩がなかった。この趣味になって、重心が高く見えるのは現実的には誤解であって、実は重心を低くするためのコンセプトである事をこのブログでも長い事語ってきました。このモデルがきっかけで、985スタイルのいろんなモデルを探訪しましたし、時代やメーカーの考え方の違いでいろんなアレンジものを振り回してみると、ブログ主的にはこのモデルが扱いやすい事が分かる。
Macgregor tourney classic 985
ソールが扇型に見えて、小さくて短いブレードでもトウの返りをイメージさせるし、マクレガー的なヒール打ちさえ守っているなら、多くを意識することなくドローが実現できる。長い事楽しんだ経験があるからこそ、たまにソファー横に立てかけて置く機会があるなら、眺めているだけでも綺麗な造形に魅入ってしまうのです。そんな感覚も人それぞれ、ターニークラシック985がフルフルセットになるわけで、1番からサンドウェッジまでバックに収める景色が楽しみ。
Macgregor tourney classic 985
はてさてウッドはどうするってなことにもなるのですが、時代的には養老片手間のモデルが国内では並んだもの。もともとこのターニークラシックもあえて言うなら国産企画と思われるのですが、この頃のクラブの売り方は古来のセット販売ではなく、アイアンとウッドは別々で扱われた。というか経験を積めばそういった選択をするようになっていました。だもんで、思いつくセットってぇのは連想されるものがない。パーシモンの保管場所を眺めるならきっと適当なものがあるとして、果たしてドライビングアイアンが打てるもんだろうか。幸か不幸か、最近ではスポルディングのツアーエディションのカスタムクラフテッドとか美津濃のMS-2にドライビングアイアンが現れて、打てる可能性が皆無ではない事が分かった。探していると出てこないものですが、目的なくふらついていると視界に入ってくるもんです。
Macgregor tourney classic 985
リミテッドモノにドライビングアイアンがあるのは記念品的なものもありますが、使えるドライビングアイアンにも種類がある。ホーガンディケイドにもありましたが、ロフトが二鉄と同じなんてこともあったし、ネックの調整痕が痛々しいものもある。でもこの985は幸いなことに綺麗なままです。いいねぇ、美しぃ。こう思うのはブログ主だけかもしれませんけどね。