80年代後半の事、会社組織の中でもコンペとなると多くの老若男女が夢中になった。老といっても壮であって、若といっても社会人。親子ほども年が離れる事がないグループで週末を楽しんだものです。とは言いつつもいろいろあるのは人間社会、ただし、ここでネタにする話は特になし。つまりゴルフってぇのが比較的身近な社会で、毎年、お店に並んだ高価な新製品のクラブを見るだけでも楽しんだもんだ。換金商品の質流れ処分を源流に開業したディスカウントショップが並行輸入のクラブを事務用品の片隅に並べ、週末レンジの帰りには必ず立ち寄って新入荷のお安いものはないかと物色していた時代。
そこで話題になる前のS2H2やブログ主のパーシモンの源流になるM85のアメリカンレプリカを購入していたのです。ボールは型落ちの318を500が出た後にも使い続けていたのはここで最も安いトップフライト以外だったから、てぇ小噺は昔話の一つ。最近は老舗メディアの休刊が伝えられましたが、多くの雑誌が発行されていた中で、年鑑的カタログ本が毎年発売されていた。ほぼ毎年買っていたはずですが、今手元に残るのは数冊。その88年度版は、この趣味になって表紙が擦り切れ、ページがボロボロと落ちてくる現状。その頃はウッドで言うなら、パーシモンが3、メタルが6、カーボンが1といった勢力図。メーカー受け売りの編集コメントは眉唾ですが、今でもとても参考になる資料です。
当時はその中にいいなぁってのがあったのは何度も小ネタにしている事。気になっているのはパーシモンのフェイスの厚さ。多くが40ミリ前後の数字を並べていたのですが、ディープフェイスといわれた養老片手間のM85が44ミリ、今でも検索中のジョーフィリップスのテキサスラットラーは55ミリという数字があった。その並びにはM85を1ミリ上回る数字を上げていたのが、今回手元に来たこのクリーブランドのザ・デュナウェイだったんですね。当時の素人としても分厚いフェイスをぶったたくのは憧れだったわけで、でもそれは腕達者向けの高級品、癖アリモデルばかり。ですが、コメントにはディープフェイスを意識させない扱いやすさがあるとあって、一度は手にしたいと思っていたのが当時でありました。ってぇのが今回手元に来たわけです。シャフトはパイナップル。いささかマルマン、今ならゴルフ5的ネーミングで、ちょっと真面目にやってよぉって気がするのですが、ボロンとある事で印象は悪くない。調べてみるとパイナップルがドイツのプロダクトと知った途端に機能に前のめりになってしまう世代です。
アメリカ製の大型家電は豊かな生活をシンボライズしても、大味な作り。アメ車の新車を納車された人がなんだかクルマが臭いとディーラーへ持って行って調べてもらったら、ドアの内張りの中に食べかけのホットドックが腐っていたという時代。エゲレス物は保守的なプロダクトばかりで、時代の流れに遅れていながらも主張のある持ち物。ドイツの製品は機能を優先した壊れる事が少ない精密な製品。デザイン重視の感覚モノのイタリア物やヒステリックに我が道を行くフランスものといったイメージがあった時です。多くの輸入モノにはこんなイメージが当てはまったものです。とは言いつつもゴルフに関してはアメリカ物か国産にそれ以外という括りしかなかった。それ以外ってぇのは英国やカナダですかね。つまり国産を選ばなければアメリカモノに行くのが当然の流れ。
クリーブランドはアメ横のお祭りゴルフの奥にあったと思うのですが、大手流通や一般店舗にはなかった。ディスカウントショップでも見かけなかったんで、興味は想像になりどんどん膨らんだものです。この趣味でいろいろと手にしましたが、とうとうやってきたって言うのがこのデュナウェイなのでありました。詳しくは別の小ネタにしましょっか。