Cleveland Jumbo
クリーブランドのジャンボです。モデルの名前にジャンボとあるからにはスタンダードがあってこそ。マクレガーのジャンボレプリカも半年に渡る長い事ネタに上がりましたが、1940年代に初心者のトレーンニング用として生まれた経緯がある。テニスのデカラケの論理で、大きなフェイスなら初心者でもボールに当てやすいというモデルだったと記録に残ります。一方でそれをヘッドスピードが速いものが使うと、彼らが悩んでいた吹け上がりを抑えて、大きな飛距離を実現したという解説も残る。これがジョージべイヤーとか、マイクスーチャックのモデルとして名器にも挙げられています。
Cleveland Jumbo
これがラインナップに加わるとM09というモデルコードがありましたが、後にジャンボの名称も持つ様になった。本来はヘッドが大きいというよりもLFFと略されたラージフルフェイスというトレーニングクラブ由来の呼称もあって、フェイスがでかい事を売りにしたもの。話をクリーブランドに戻せば、ムフフの黒いヘッドは1988年モデルと記録に残るジャンボ、やっぱりマクレガーの往年の名器であるジャンボを当世アレンジで製品にしたもの。当時はHYジャンボとジャンボがあったと記録がありますが、HYってなんだってな話はありません。ってぇ事、今回手にした白眉モデル、クリーブランドクラシックのジャンボをレンジで振り回した小噺。手元にはネックにヒビが入った残念なジャンボがあって、それには長い事未練タラタラだったのがブログ主。ここにやっと振り回せるジャンボが、ってぇ事なわけです。
Cleveland Jumbo
マクレガーのLFFを使いこなすに時間がかかったのと違って、ヒビの入ったジャンボの印象がすんごく良かった記憶もあって、一振り目から楽しい球を弾いた。こりゃたまらんです。ジャンボと言うからにはスタンダードがってぇ思うのですが、RC85が痛快だったレンジ、同じイメージでかなり楽しい。何しろ予想以上にウリャーっといってもそれほど暴れることもないのです。これこそがジャンボヘッドの恩恵ですが、それで飛距離が伸びるかってぇと、ブログ主の腕ではちょいと微妙。てぇ事で、実はこのパーシモン、振り回して楽しいという以上に妄想をかきたてる部分がある、まずはクラウンにあるマクレガーの転写マーク。これは56年のスーパーアイオマティック時代のM85のクラウンマークです。クリーブランドはもともとクラウンマークが無いので、何代目かの所有者が遊んだものと思われますが、誠に趣味がよろしい。ユーミーさんがまだご商売されていた頃には、修理用に使うこうした転写マークがゴロゴロしていて、その中にはこれもありました。
Cleveland Jumbo
普通ならウィングMを張り付けるのが一般的趣味人。でも、この年式のM85は数も少なく、クラシックブームでもあまり人気がなかったにもかかわらず、この転写マークを選んだというセンスがスンバらしい。クラウンマークというのは、昔はバックスイングの方向をガイドすると言われましたが、それだけのために工房作業をしたわけではなく、ダイナミックゴールドが純正だったクリーブランドに流行のプレシジョンを挿し替えたのがきっかけだったらしい。ソールに突き抜けたシャフトの蓋が、明らかにメーカークオリティーじゃないし、そんな目で見るとフェイスのフォルムもクリーブランドらしく見えない。ついでにグリップがゼクシオになっているのも楽しい妄想の素材。
Cleveland Jumbo
つまり、いつの頃だかプレシジョンにリシャフトし、その際にホーゼルやソールを少し焦がしちゃった。んで、マホガニーから黒に再塗装、56年のクラウンマークを転写してフェイスの輪郭を取り直したのはマクレガーのM09LFFを意識しての事。注文主の実用を前提として、バランスを調整するために軽いグリップとしてゼクシオのグリップを挿したというのが妄想ストーリー。でもゼクシオとの年式の差に無理があるかな。この際ゼクシオのロゴには目をつぶりますが、他のセンスはモノを分かっている感じがする。ヒビヘッドと並べてみて、またまた小ネタを重ねることになりそうです。