Asics Pro Model 1
赤いインサートのパーシモンのニューフェイスは、ほとんどがスチールシャフトだったのですが、1本だけカーボンシャフトだった。ヴァイオレットと印刷があるだけで詳細が分かりませんが、メーカーはアシックス。プロモデル1という刻印がソールにあります。
Asics Pro Model 1
ブログ主が未だに多大な興味を持っているのは、アシックスのアイアンでプログラインド。オーダーの高級品だったようですが、それにセットとされていたパーシモンもあった。それがプロDGとかいうモデル名で、カタログ年鑑に残る程度ですが、当時の契約プロ高橋勝成プロの水平打法に準じた性能を持っているとありました。それに最近資料のどこかで読み取れたのですが、DGとはトゥルーテンパー社の提供するダイナミクゴールドパーシモンを使ったヘッドであるとの事だった。シャフト屋さんがそんな商売もしていたんだね。とはいってもその現物は、アイアンだけ当時に見たことがあるだけで、このウッドは見たことがありません。ついでに経験の浅いものが使うとスライスにしかならないという解説もあって、アイアン程必死に探してはいなかった。
Asics Pro Model 1
とはいっても、ここに手に出来たアシックスは、もちろん別モノ。ってぇのは、やっぱりこの日の調子で、軽いカーボンシャフトである事を強烈に意識して振り回すなら、これまた楽しいインパクトで当たってしまう。やっぱり力感を抑えることだし、コンパクトに振る事。他のスチールシャフトといくらか違う感じがするのは、小手先の小細工が効いちゃうこと。振り回す軌道でドローだフェードだってんじゃなくて、インパクトの小細工でそんなことができちゃう感じがするんです。まぁ思い込みの激しい日だったこと。
Asics Pro Model 1
きっと重量が軽い事でそんな気になるんでしょうね。ラウンドでできるもんならやってみろ、って自分に言っちゃいます。トウにある船の旗信号のようなロゴは、プログラインドのイメージそのモノで、他のアシックス製品にはあまり見たことがありません。その昔、この話をネタにしていた時、読者さんから流通にそれが現れたとお知らせを頂いたのですが、手にしてみたのがツアーカスタムの0881というモデルだった。
Asics Pro Model 1
残念ながらプログラインドではありませんでしたが、ロウトウディメンションでまだ良くわかっていなかったブログ主でも楽しく扱えたもんです。これを後々メディアの資料に発見してみたら、プロモデルタイプと分類されていたのです。すなわち外観はプロモデルに見えるけど、アベレージにも低重心で扱いやすい、なんちゃってプロモデルと言う分類のモデルだとされていました。他にも、このコンセプトで登場したモデルが多くあるとされていますが、するってぇとこのパーシモンもブログ主がそんな印象で楽しめるのなら、なんちゃってプロモデルなのかもしれません。でもねぁ、プログラインドと同じロゴならと期待しています。ちょいと気にあるのはカーボンシャフトがソールに貫通していますが、そこに栓がない事。
Asics Pro Model 1
元から無いなんてぇこたぁ絶対ないわけで、使われたり、保管されていた事で抜け落ちたか、中に押し込まれたのでしょう。少なくとも外に抜け落ちていてほしいモノです。昔のパーシモン修理の本では、同じパーシモンの端材を使っていましたが、工房さんのお話を聞くと、この栓にはアメリカンドックの串を使ったと聞きました。まぁそれはスチールシャフト時代の事。現代にアメリカンドックを買おうにも、最近の事情ではお祭りもなければ屋台も出ていない。
Asics Pro Model 1
さぁてと考えるなら、丸箸があった。そのうちそれを叩きこんで栓をしておきますか。このパーシモンが現れたおかげで、ツアーカスタムの0881を引っ張り出す口実ができましたが、あ~、二鉄がなかったかぁ。またいつものネタスパイラルにはまります。