Spalding Cash-in putter
あるもののおまけとして手元に届いたスポルディングのキャッシュインパター、ご多分に漏れることなく、真鍮かカッパーの合金材質は年期を経て真っ黒に酸化しています。
Spalding Cash-in putter
ピンパターなんかはこの酸化した表面が材質を変化させて、意図された本来の機能を発揮するなんて聞いたことがありますが、ブログ主的には磨いて光るものなら光らせたい。こんな時の出番はトイレの酸性溶剤、百均で売っていたナイス、サンポールとの両雄モノ。今回の遊びで改めて確認したのですが、この溶剤、フマキラーの製品だったらしい。ま、それはいいとして、こうした遊びをするにはやっぱりリビングでテレビを見ながらというわけにはいかない。
Spalding Cash-in putter
流しに持って出てすぐに流水にさらす準備をして始めてみます。原液をスポンジに含ませて擦ってみると一瞬で黒ずんだ酸化の表面が明るくなる。適度に擦ってすぐに流水で注ぎ、何度かこれを繰り返します。いつもならこれで真鍮色が見えてくるのですが、このスポルディングの色は少し違った。赤く見える銅の様です。溶液に触れたままだと、酸性の溶剤は金属の表面を溶かしているわけで、と言って泡を噴いて煙を上げて金属を溶かすような強力な酸度でもない。ただ、趣味のモノが形を失ってはならじと、都度流水にさらしながら慎重に酸性溶液を含んだスポンジで擦ってみます。でも、この赤い色気は変わることなく、ん~こりゃ、やっぱりこれまで見たことのない素材の様ですね。
Spalding Cash-in putter
手元には親父が使っていた60年以上前のスポルディングがあります。これも適度に酸化していましたが、同じように手入れをするとまさしく真鍮といった色気で蘇ってきた。今回のキャッシュインパターはそれとは確実に違いました。それに素材の境目があって、ブレードとホーゼルのつなぎ目がはっきり見えてきた。ふ~ン、こうやって作られたもんなんだと勝手に納得してみます。お手入れはもちろんこれで終わりというわけではなく、十分に流水で注いで酸性溶剤が残らない様、特にセルとの隙間に入り込んだ液剤を流します。
Spalding Cash-in putter
それから、これまた百均のキッチンクレンザーで磨いてみる。最近は定番のピカールよりもコスパに優れたこれを愛用中。本来は半練りで、開封して使い始めると乾いてしまう様ですが、水に浸した布きれに少しずつ取って使う。このクレンザーはキッチン用とあって香料が入っているようで、ステンレスを含有したヘッドを磨くには金切臭を抑えて都合がよろしい。粒子も細かいので鏡面仕上げにも良さそうです。それでいつもの様に擦ってみるなら、やっと真鍮に似た色と艶を回復してきました。でもやっぱり真鍮じゃないねぇ。
Spalding Cash-in putter
パターの材質なんて、いろんなものがあったんだと思いますが、これがなかなか重い。親父のスポルディングと並べるなら、同じキャッシュインでもフォルムがだいぶ違うし、長い期間ラインナップされたモデルでしょうからかなり新しいものの様子。でも、これかぁと思っちゃうのが、ラグマットでボールを打ってみたらチャァンって音がする事。ピンのピィ~ンとは違う種類の音ですが、これがキャッシュインのネーミングの謂れの一つ。打つたびに小銭がチャリィ~ンと入ってくるってぇやつです。親父のスポルディングには音がなかったので、ブログ主は半信半疑でした。
Spalding Cash-in putter
これまでT字のパターで金属音をさせていたモデルは見たことがなかった。いや、ソリッドのT字でも音がするんですねぇ。スリットが入っているとか、ピンの1Aみたいに見るからに音がしそうなフォルムなら期待するものですが、思いもしなかったゆえにチョイと感激です。シャフトも細身のペンシルタイプですが、グリップはモダンなタイプ。挿し替えでしょうが年式が探れないパターです。屁理屈を言うなら、真っ黒パターをおまけのパターとしてそのままにしておいたら、ここまでの小ネタにはなっていない。思いもよらず手に出来る良いモノてぇのは、どこからやってくるかわかりませんな。