persimmon woods
話は前後しますが、倉本パーシモン264が楽しく扱えないことで小ネタを連ねた結果、頭を重くしてみるという事でちょっとだけ解消できたかもってぇ小ネタがありました。で、保管用のバックを取りにハゲプロ総本山を尋ねた時にハゲプロに見てもらった時のお話です。ラウンドではそれが打ちたいんですぅっていう球筋を見せていただきましたが、この時は軽くワッグルしていただいた程度。
persimmon woods
リシャフトされた得体の知れないカーボンの特性を読み取って、ヘッドが返ってこないとのコメントを頂いた。柔らかいというわけでもなくシャフトのデザインからして先調子のものらしい。本来ならばロフトのあるヘッドに組み合わせるべきものなのでしょうが、倉本パーシモンは絶壁ロフトのデザイン。折角のユージ沼澤にはもったいないと続きます。これをうまく打つには無理やりヘッドを返してくる工夫が必要で、右手の人差し指の第一関節で押すといった工夫が有効とのこと。ってんで、軽いグリップに挿し替えてから、よっしゃぁ、やってみようではないですかというレンジ。
persimmon woods
実際には頭を重くする前の工夫の引き出しにはこの人差し指もありました。なんとなく効果もあったような気もしましたが、原因を頭の重さに求めるなら、すぐに忘却の彼方。んで、一振り目、インパクトの手応えからしてトウの上の方のいい所に当たった感触で、低めのドローが出ちゃった。この日のティーはLサイズ。下から煽らないようにレベルを心がけ、右肩が落ちないよう、アドレスで左肩を意識的に下げてみる。まだ、タイミングで引っ掛けたり、開いたりはするのですが、インパクトはすんごく気持ち良くなる。こんな時はなぜか出球が見えなくなって、チーピンなのかテンプラなのかトップなのドスライスなのか、全く分からなくなるから不思議です。インパクトに集中して手応えが良くなるまで、出球には構わずに振り回してみました。これが本来レンジで球数をこなす練習、習熟という目的。そして伝授された右手の人差し指を意識して振り回してみます。
persimmon woods
するとね、インパクトで急に手を返してしまうのですよ。こりゃいかん。頭を重くしたら、そりゃもう必要ないわけだ。おへそを過ぎたあたりで右手が前に出ている。イヤァ~これねぇ~、初心者の頃に勘違いする手の返しってぇやつですよ。善し悪しで言うなら絶対に悪の方、振り回している本人が気持ち悪い。そこで左手の甲を左の壁にパチンと当てる様に意識を変える。つまり、右手の人差し指の第一関節は押すんじゃなくてインパクト時のフェイスの向きを確認するだけ。開いていればやっぱり押しちゃうことになるのかもしれませんが、なんとなく暴れる範囲が小さくなってきた。ヨシヨシとほくそ笑みつつ、ちょいとひと休憩にユージさんのパーシモンに持ち変えてみた。これも頭を重くしたい症候群に侵され、ヒールに鉛を張り付けてあります。ただしこのシャフトはメーカーオリジナル。メーカーものが特殊な工夫を要求するまでもなく、同じように人差し指を意識してしまうと左に出るのみとなる。
persimmon woods
ただし、インパクトがすごく力強くて感覚が良い。最近のレンジボールで硬さを感じたことはないのですが、インサートはダイジョブかいなってぇくらいの感触がある。それも芯を喰ったという感触です。でも、方向がよろしくない。んで、その工夫を取りあえず意識から除いてみると、途端にインパクトがひ弱になる。でも出球はストレートで飛距離も充分。設計の意図はこちらの様ですが、力強いインパクトは魅力的でしたねぇ。それもこの日の調子、別の日に再現を求めればまたヒッチャカメッチャカになるでしょう。
cat in garden
ラウンドでは爽快だったスプーンはこの日の調子では無難に役目をこなしてくれますが、もちろんスタンダードな意識でウリャーっと行けます。ま、そこまで器用に扱えなかったってぇのは先日のラウンドの顛末でした。