2 irons
いくつかの二鉄の小ネタが先行していますが、このブログで三昧というキーワードを使うなら、一般的な興味を惹く話題にはならないことが多い。偏屈趣味の永遠の素人が、ロクに扱えもしないのに似た様なモデルを並べて、似たような番手を打ち比べてみる。誰の参考になることもなく、いわゆる自己満足の小ネタを綴る。
2 irons
今さら二鉄とは何ぞやなんて言っても、今風に言うなら4番程のロフト、超々ストロングロフトなら5番かも知れない。現代にどこの誰も5番を並べてニンマリする変人などいません。でもね、ここに一人いる希有な偏屈が取り出した2と刻印のある二鉄の数々はどれもが楽しいモデルなわけですよ。何が楽しいって、あぁたぁ、古くは1950年代、新しいものは90年代で、ブログ主的に新しいというとこの辺りが限度に近い。最新モノのアイアンではミレニアムを超えたものがありますが、そりゃあ数えるほどしかない。数えるだけでも充分でしょうが、この40年ぐらいの間に二鉄と言ってもかなり変化しているのは当たり前。それにデジタルなんぞ影も形もない時代のものゆえ、人様の経験が職人の手技で形となり、あーでもないこーでもないと形を変えていた時代のものなわけだ。それも回りまわって、数年前と同じ事をしている進化もあったり、シャフトの進化もあれば、実際にラウンドするならボールの進化もかなり影響する。
2 irons
その連綿と続く歴史の途中の一点だけを取り出してフムフムなるほどと、微妙な違いや変化を現代に楽しむのです。いつも思うのですが、今時のモデルが50年を経てクラシックモデルとして名器と言われるのか考えちゃう。昔はブランド毎に貫かれたコンセプトがあって、それはそこに所属するプロの意見を、そこに所属する職人が形にした。考えた人が違えば機能にもその差が出る。ところが、今の様にデジタルで設計されるモデルだと、だれが考えても同じようなモデル。違いがあるなら生産コストによる制約とか、従来のモデルを引き継ぐイメージを守って、買い替え需要に対応するのが現代ビジネス。
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興味がないブログ主が今時モデルを見る場合であって、現代でも同じように微妙なブランド、年式毎の違いを楽しむ方があるかもしれません。メーカーは製品の競争力を上げるためにどこかに演出を加える。これは成熟した製品を扱う商売のイロハ。その一つが超々ストロングロフトであって、同じ番手でも他社製品との違いをレンジの試打会で誇るのです。他にも企画担当者さんがいろいろ考えるところがあるでしょう。それが50年後、もしゴルフという遊びが存続していたなら、その時代の好き者に語られるものになるかどうか。これは次世代の判断にゆだねます。今回持ち出したのは8本の二鉄。古くはホーガンの英国バ―ションで、プレシジョンともパーソナルとも刻印がないモデル。後にスラセンジャーのOEM生産になりますが、パーソナルのセットを手にした時に飛び出してきたモデルを確保したものです。
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年のヘイグウルトラは61年リバイバルに組み合わせていたのですが、同じモデルが登場してところてん。グリップを標準の太さに挿し替えた82年のマクレガーMTアイアン。88年のスポルディングツアーエディションのGNカスタムメイドとその前後のカスタムクラフテッド。ジャンプロの登場で組み合わせを移籍したクラシカルエディションと、その穴を埋めるように登場したテイラーメイドのTPツアー。それに御拝領のアメリカンクラシックリミテッドです。ここのところのハゲプロの動画がじわじわと効いてきているようで、レンジでもなかなか調子が良かった。一つの小噺には収まらず、しばらくつまらない二鉄ネタが続くことになりそうです。