Macgregor VIP Full set
こないだの前泊ラウンドのお話です。いつもなら、ブログ主自身が振りまわしたいモデルを準備するですが、大学のゼミの同期からラウンドのお誘いでした。メンバーコースにフラッと行ってどっか空いてる所に入れてくださいなってぇ時は、同伴競技者に持ち物がパーシモンであることを告げても大した話題になることもなく、例えご年配のチタンをオーバードライブしようが、楽しい曲がりで狙い通りに飛ばそうが反応無いのが普通。キャリアの長いキャディーさんが付くとネタが噴き出すこともありますが、ブログ主よりも上だろうが同じくらいだろうが、メンバーさんたちには興味のないこと。
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しかし、今回誘ってきたのは例のニクラウスリミテッドのパーシモンを隠し持つ男。数年来、こいつをターゲットにいろんな持ち物を引っ張り出しましたが、実は同じ組になったことがない。先生や先輩も巻きこんで、それを安く譲るように仕組んでみたのですが、全く思惑通りに話が進まなかった。今度はそいつの誘いなわけで、スト―リーを組み立てた企みを試してみようというわけだ。曰く、当時に虎ノ門のターニークラブへ赴き陳列になかったリミテッドのパーシモンを買ったという話だったのです。
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そもそもで言うなら、VIPのパーシモンを買いに行ったとの事。ターニークラブでセール価格があったのかどうか、入ったこともないので知りませんが、それくらいならアメ横でも65掛けであったんじゃないかなんて話をした記憶もある。並べて迷ったもんだが、リミテッドの価格とVIPの価格がそう変わらないので、情報として知り得ている価値の高そうなリミテッドを買ったということです。ブームの最盛期はね、限定アイアンとパターもレプリカ付きで、木箱に入ったセットものが150マンという代物。今手にしてみるならアイアンは確かに造りが良さそうに見えますが、工房で計測すればスペックはバラバラ。と言ってもホーゼルにベンダーの痕をつけて調整する気は毛頭ありません。さらにはウッドですが、手元にしているものを観察するならオイルハーデンや乾燥が半端なのか、それとも保管が芳しくなかったのか、微妙にインサートと段差ができている状態。そんな状況ゆえに、そいつが買いたかったVIPを持って出るのが面白かろうという企てです。
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リミテッドのフルセットでラウンドしても良いのですが、ウッドの段差に気が付かれて、自分の持ち物の方が程度がよろしいなんて言われちゃ癪に障る。詰まらん意地の張り合いです。こんな背景をストーリーに、ラウンドに備えて持ち出したVIPは、ウッッドが国産企画のレプリカ時代のパーシモンです。シャフトバンドがその時代のものと確認できるのですが、本家がレプリカを出す前のものになる。もともとアイアンは数多のレプリカがあるのですが、パーシモンはほとんどない。つまり、オリジナルは大したモデルではないわけ。国産企画だとしたらどこで造ったのかなんて話も面白そうですが、特に癖のありそうな時代のものでもない。つまり打ちやすいパーシモンなんですね。アイアンはバイマクレガーのVIP。これはUSレプリカで、フォルムはサイズの違いがありますが、オリジナルに近い。ってんで、これで同伴競技者への強力なアピールをしようとしたんですけどね。あと2人の同伴競技者は、コンペでいつも上位に来る同期。ここにも詰まらない意地を張り、アイアンはちゃんとした機能を持った、それでも趣味ものとしての主張が欲しかった。
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モーダスに挿し替えたターニーとかでもいいのですが、それじゃつまらないというブログ主的なコダワリ。メンドクサイですよねぇ、全く。でも久し振りのブリブリマクレガー、いやぁ工夫の引き出しを開けずとも楽しいレンジだったんですけどねぇ…。実際にはドライバーが14回のチャンスでは大暴れ、アイアンは8割方満足状態。加えて雨でしたからねぇ。多くを語らずにおくのがいいでしょう。パーシモンは玄関先で乾燥中。