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帰りに駅前の焼き鳥日高によってみた。ニュースによれば感染が500名近い今日、閑散としているかと思ったら、小さいテーブルに顔を寄せて大声で話し、大笑いする若者グループに、酔っ払い特有の目つきで組織の愚痴を大声で言い合うリーマングループ。中には明らかに咳をしている者がいて、周りは全くお構いなしだ。コロナも風邪みたいなもんという向きもある様ですが、近辺に人工呼吸器をつけて生還したものがいると、やはりそう軽く見られるもんじゃない。それも情報のとっかかりの一つ。
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というこじつけながら、いろんなクラブを手にして、いろんな情報へリーチしながら、いつ頃のどんなモデルなのか理解を試みる。事実だろうが勘違いの妄想だろうが、事実は知らない方が楽しいというブログ主のスタンスです。ですから、このブログに書き留めたとしても、それは事実ではなくただの意見。真実を求めるには参考にはならないと思います。でも、はっきりしないとむずがゆい疑問もあって、現存するメーカーのモデルであるなら問い合わせてみるという手がある。事実は詰まらないといういつもの顛末にも至るのですが、製造者責任の法律に守られるメーカーは、そんな古いものには責任を持てないので、お答えできませんという回答がひな形。
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もともと、現代の問い合わせ窓口というのは大手であるほど委託された別会社が運営しているもの。テンプスタッフのオペレーターには分厚いマニュアルが渡され、ほとんどの場合はチャートに沿った対応がされるもの。収まらないトラブルになって初めて社員か事情を知る再雇用の退職者が対応し、それでも収まらない場合に裁量権のある上級社員が対応する。フリーダイヤルでオペレーターが対応しても多くの場合そのメーカーの本社機構から遠く離れた地方の工業団地から応答されているのです。
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昔風の怒鳴り込み型クレームで社長を出せって言っても、そこにはいません。日本ビジネスではつい最近の事ですが、シアーズローバックの通信販売窓口に始まるアメリカ由来の古典的な顧客対応ビジネス。そこで、ブログ主が現存するメーカーに問い合わせた経験を小ネタにしてみました。良く知られているようですが、美津濃は古いモデルの資料が整っていて、問い合わせにはほぼ完ぺきにお返事がいただけるようです。TN87MP29の関係について確認をお願したところ、当時の広告やメディアの記事とはニュアンスの違うお答えがありましたが、的確なマニュアル対応を頂いた。
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古いモデルの索引ページを開いて、そこにある解説を転記した返信。マルマンには問い合わせる頻度が高くても、お答えに関してはご担当したスタッフによってかなり違いがある。資料の有無による違いかもしれませんが、時に当時のカタログや広告のスキャンデータをお送りいただくこともあった。しかし、海外限定モデルについては知らぬ存ぜぬで、ご担当は英語の資料を読めなかったのかもしれません。でも、ヘビバナをリシャフトするなら、今時のダイナミックゴールドのどれに当たるかなんてぇのは当時の資料と今のデータスペックを照合してご返答いただいた。SRIも似たようなもので、サンプル刻印があるDP-301の問い合わせには販売用の製品ではないので詳細は答えられないという回答、マクスフライアイアンについてはカタログコピーを頂きました。
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ゼットのアルカディアも当時のカタログコピーでご容赦をといった返信がありましたが、アシックスについては古い資料が現存せず、当時の経験者もいないので不明という話。ブログ主的にはゼットやアシックスって似たような企業規模という印象で、この対応は対照的なコントラストだった。ホンマについてはHPに残るデータが基本で、そこに掲載されたモデル以外の問い合わせをしたことがありません。これらの現存する大手かそれに準ずる組織規模の対応というのは皆似たようなもの、弊社製品をご愛顧いただき感謝しますという大前提がある。
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興味深いのは問い合わせの窓口が本社総務の片手間という組織のご返答。NGSLという今でも練習器具を作っている日本ゴルフスクールへの問い合わせでは、資料になかったために非常勤の社員が出社したら聞いてみるという返答を頂き、実際には疑問は解消しませんでしたが、真摯に対応いただいた。エナにもデビッドグラハムやビッグスギの問い合わせをしたりして、今の若い設計者はそれらを知らないと言った業界に長い方のコメントもありました。
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ブログ主の問い合わせなど新製品の販売にリンクするものではないわけで、回答の優先順位は大変低いモノです。実は、初めてブリヂストンに沼沢モデルらしきパーシモンの問い合わせをしたところ即日返事を頂きました。曰く資料が残っておらず、古いクラブに詳しい者に聞いても80年代後半ものではないかとしか解りませんでしたという事。典型的なマニュアル対応を交えた回答。迷惑千万な一般で申し訳ありませんが、日本企業の過去に対する向き合い方。自動車メーカーが自社製品を含んだ博物館を整備したのも海外メーカーに比較すればつい最近の話ですからね。

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