Mizuno brand
この度、目出度くもTN87を手にすることになり、到着前からそりゃもう楽しみにしております。ブランドからして美津濃というとブログ主には水野の方が記憶に鮮明。昔話ではありますが、旧軽銀座の中ほどにあったテラスカフェが水野。いみじくも幼少から家族で毎夏この車両通行止めの銀座通りを歩いていると、綺麗なお嬢様方の社交場となっていたのです。家族が一緒の時代はその程度の理解だったのですが、色気付いた学生になれば、実はこのお嬢様方はナンパ待ちだったとわかる。
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テラスカフェというのは道との境に腰高のレンガ塀があって、お嬢様方には安全圏を確保するバリアがあった。寛ぐみなさんはテニスウェアでちょいとひと休みのテイ。あんちゃんたちはホコ天をいったり来たり。でもね、家族と一緒の幼きブログ主にあってはそっちの世界へ行くこともなく、しかし大学の学生証を持てば、文学部テニス学科のお友達にお任せし、屋台でアクセサリーを売る東京からのバイトねーさんや、横浜のカジュアルウェアの夏季限定の出店のバイト女子と仲良くなり、居酒屋でのひと時も過ごした。と言っても書き留める顛末などなく、ミズノと言えば水野という顛末です。
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とは言いながら、この趣味のミズノと言えばブログ主が進んで手にしたのは985興味からのMS-1。そのパーシモンとしてこんなもんかというグランドモナーク程度くらいしかない。流通が手頃だったジョニーミラーに興味を示した時代もあったし、VIPもどきのマスターズなんてぇのもチョイと前のめりになったこともあったねぇ。ただし、手にする機会は逸したまま。他はおまけのウェッジやパターばかりで、古いメディアでも美津濃のページは読み飛ばしていた。ところが、TNの資料になるものはないかと改めて見直しても、当該年頃のメディアには広告もなければ記事もない。個人の残す資料はマクレガーやヘーゲンとは比較にならない程の情報があふれ、へそ曲がりからするとそのほとんどがだいたい同じと言うのが面白くない。つまり、事実として認識されていて妄想の余地がないというブランドなんだな。ただし、そこんところ、このブログ主は独自の見解を準備中です。それは手にしてからという事にして置いて、なんでTNの情報がないのか、妄想を始めてみた。
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ジャンプロはジャンボプロの特集やアイアンの特集で頻度高く取り上げられるものの、TNは全くないといってもいい。潤沢に広告を出稿する企業に対して、試打の記事にも製品を提供しないメーカーとか、果ては昼時に広報を尋ねたのに昼飯に誘わないメーカーとか、メディアとブランドに様々な癒着と確執があって掲載されないなんてぇのが現代にもママあること。しかし、広告料金の高いページにはちゃんと美津濃の広告があって、そこには最新コンセプトのものばかり。つまりはブランドからしてTNを告知する必要を感じていなかったということだ。広告なんかしなくても「これくださいな」っていうお客さんが効率よくお店に現れる商品だったんだろね。
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来店にこれを薦めればあっけなく商売になるって製品。生産が追い付かないという需要と供給の関係もあって、一方で供給をコントロールして効率の良い商売を狙ったという戦略もある。といってもTNの強みは資料によるとその品質とも理解できるわけで、生産に手間がかかって、供給が制限されたってのが実情かもしれませんなぁ。良くも悪くもいろんな妄想の事初め。発売年であるはずの88年の美津濃アイアンの広告はMS-1に始まり、3510ときて701702とかSBなんてとこに留まり、TNの片鱗すらない。MS-10ってどんなモデルだろなんて興味はありつつ、87でも88年に発売されたと情報を受け取れば、なぜに88年のメディアに情報がないんだとも考えます。
cat Family
そうそう、手元に来るモデルのシャフトはダイナミックゴールドなんですが、個人の情報にはオリジナルはプレシジョンであると断定されるものがほとんど。しかし、93年の資料にはプレシジョンよりいくらか安い価格のダイナミックゴールド仕様がリストされている。そんなネタを張り合わせて周辺情報を楽しむのもあり。はやくこないかなぁTN。楽しみぃ。なぁ、ニャンコ連よ。