old persimmons
いつもの年ならさわやかな気候にレザーグリップの脂を補充し、アマチュア補修のパーシモンにクリアを塗りたくったりしている時期。二本目のウッドブロスに、ホンマツアーのヒールに重ね塗りをしては見たのですが、まだ具合よく乾燥してくれない。
old persimmons
と言って焦って重ねて塗り込んでしまうと、この湿気で曇ってしまう。ちゃんと乾燥してくれるなら一度磨きこんでからもう一度クリアをかける。こんと気にね、布地に引っかかる感じがしなければいい艶が出るもんです。でも、今はガリガリ引っかかるだけ。こりゃ自然相手なわけで、仕方ないところがある。でもねぇ、ホントに自然環境がバッチリな時に仕上げたクリアの補修は、取ってもいい感じなんですよねぇ。ウィルソンのソリッドパーシモンのスタッフも、オリジナルの67VIPも、特に50年を超えたパーシモン軍の仕上がりがいい。それはひとえに素材の良さなのか、単純に乾燥した具合がよろしいのか。剥げてしまったクリアの後、つまり木地に染み込む具合が良かったのか。ま、それぞれが複合的に作用していい感じになったと思うのです。
old persimmons
こんな時につらつら考えるのですが、オイルハーデンというのは伝統的には亜麻仁油に数カ月漬け込むというもの。現実的にはそう単純なものではないと思うのですが、塗装をするというという作業は、基本的に塗装面の油分を除去してからするもの。でないと塗装を弾いてしまうという常識がある。でも、もちろん、今までそんな経験など皆無なわけで、差は去りながら90年代のパーシモンに限って塗装のノリが良くないという経験はしょっちゅうしている。
old persimmons
ま、このブログは塗装講座ではないわけで、古い素材がきれいに仕上がるという話をこねくり回しているだけ。小ネタとして長く引っ張るだけのネタもそれ程あるわけじゃありません。早く気持ちの良い乾燥した秋にならないかなぁ、ってのんびりした話であって、そんな季節になったら、頚椎症性神経根症も回復して、ウリャぁって振り回すことぉ楽しみにしているのです。

ってことでネタが終わるのではない。しつこく引っ張るなら、ここでダグサンダースが登場です。電話ボックススイングのパンチショット気味の往年のプロ。
doug sabders
誰もが小さいスイングを真似た時代がありますが、横文字の資料には背骨に重篤な問題があったとありました。それって、もしかして今のブログ主に似た体調だったんじゃないかって思うのです。確かに大きくバックスイングをしてみると左手に電気的な痺れと痛みが来るし、パンチ気味の腰から肩までの間でバックスイングを収めるなら痛みはない。サンダースのプロネームがあるお道具は、ウッドは積み木しかありませんが、アイアンはEバランスのオウトグラフがある。
doug sanders
ただし二鉄はラムの一般的なバランスのもので、興味本位で手にしてみた廉価版セットの一本であったようなサンドウェッジはなんとCバランス。パーシモンとウェッジは別にして、Eバランスのアイアンは、もしかして今の状態でベストマッチなのかもしれないなんて思っちゃうのです。まだまだ、無理はできないと自覚しながら、何とか、振り回してみる工夫はできないかと見回してみた小ネタにいつの間にか変わってしまっている今日のお話なのでありました。
Racopy
共通するのは、早く気持ちの良い気候にならないかなぁって話。でも、また台風が来るらしいですな。ニャンコ連は、一切関知なく、朝晩のお食事と寝る前のひと遊びを要求してきます。