鼻歌は混じりませんでしたが、フンフンフンとマクスフライの二鉄をケミカルで磨いてみた。磨くという作業は、造形をなで回すという作業と同じで、視覚で把握する以上に触覚で物の形を認識することができる。何もなしにニヤつきながら撫で磨回していると、ニャンコたちでさえ不思議な表情を見せるものですが、磨くという作業をしていれば自然の事。ウッドを磨いてみると、手のひらの収まり様でこれは大きいとか、分厚いとか、触感的に把握できることもある。
ンで、ピカピカになればそうだよねぇ、ってなるのですが、このマクスフライ、ケミカルをつけたウェスが真っ黒になるだけで、気になる曇りや小傷が消えない。あ~、そぉだった、これ、ステンレスなんだなぁ、って思いだすのです。この時代にステンレスってぇのは生産工程とか、コストとか、製品精度の再現性、均一性に優れるという素材。ピンアイアンがステンレスだとかベリリウムだとか言われて、打感が硬いとか軟らかいとか言われた時期もあったけど、メディアはそんな素材の違いに差はないと記事を重ねた。出来る曲芸師がいたのかわかりませんが、目隠しをして打ったら分かりっこないとまとめた。この時期にステンレスの鋳造であることはモデルのキャラクターによって背景が違うという話もあって、確かに普及を目指す低重心アイアンはステンレスの鋳造。ま、時代だしね、それでいいんです。ケネススミスを手にしてみたらステンレスだったとがっかりする音楽プロデューサーと違って、手にする前からマクスフライはステンレスだと記憶していたつもり。
ンで、これは電動の力を借りて磨いてみるかとリューターを引っ張り出し、うわぁ~ンとうなりを上げたところ、それまでドテチンと寝込んでいたニャンコ連が大騒ぎ。久しぶりに見るママニャン必死の形相。電動工具でヘッドを磨くと暴れるグリップに猫パンチの嵐。ま、寝てましたからね、突然起こされてご機嫌も悪かったのかもしれない。
ってぇことで、それはまた改めてとして、ナイトキャプに資料を見返してみます。素材はステンレスで、一部中空のデザインは低重心で球を上げやすいとある。この一部中空ってぇのがセット物を手にした時に引っかかっていた一文。
当時のダンロップの広告にはマクスフライのプロモデルを見かけるのですが、このモデルは見た事がない。中空ってぇのもカタログ的年鑑の一文だけ。製造工程で自然にできてしまった中空部分なのか、意図したデザインなのかもわからん。ただし、この造形で低重心という事なら、確かに中空というデザインが効いているとも言えなくないかもしれない。シャフトもオリジナルと思われるライトスチールとある。今どき風の軽さではないので、ブログ主が振り回すには問題ないと思われます。いずれにしろ1967年のアメリカの価格表にはマクスフライモデルと言うのが存在しており、これは現代の住友ラバーインダストリー製ではないことは確か。後にオーストラリアンブレードってなモデルもありましたが、ダンロップという会社組織は世界各国にあったわけで、タイヤで言うならイギリスにもドイツにも独立した組織があった。話が飛び始めました。
ブログ主にとっての事はじめはトムワトソンモデルなわけで、二鉄探しにDP-301 へとつながり、ここへきてマクスフライモデルへと収束した。いや、収束していないか、まだ拡大中かな。
本来の目的はトムワトソンモデルの二鉄を探し出すこと。いや、現実的には世代の違うモデルで、同じネームのものをとっくに手にしているのですけどね。カーボンシャフトなもんで、もうひと手間必要な状態。腰を落ち着けてじっくり止まってみるなら、何かが引っ掛かることもあるもんです。焦るこたぁないしね。
ひとしきり落ち着いたままにゃんです。
