レンジ話です。あまりに素直でカジュアルなクレンショウクラシックを楽しむにはどうしたらよいか。曲がらないモデルを無理やり曲げて楽しむとか、若者コンペに持ち出して、自分のゴルフを楽しみながらも進行に気を配るという方法もある。そこはそれ、手にしたモデルとしての楽しみ方は山ほどあるわけで、この日のレンジでは並べて遊んでみたマクレガーのツアーフォージドと比べっこして楽しんでみた。
こうしてお天道様の下に持ち出してみれば、似ているのはバックデザインとスコアラインであって、いろんな角度からフォルムを見ればほとんど別のモデルなわけ。大部分はソールの造形に見て取れる。長い番手ではそれほど目立たないものの、ホーゼルの長さがクラシックの方が短くて、その分、重心を下げていそうなソールの厚さに見えるような気がする。実際にこの2モデルの同じ番手を打ち比べてみると、きもぉ~ちオフセットのあるクラシックのほうが断然打ちやすい。例えば3番には短い番手に明確だった打点が横に長いといった印象はなく、それでも5番を打っているような気軽さがある。ツアーフォージドのほうは、いわゆるストレートネックの長い番手を振り回すといった当たり前の感覚があって、マクレガーらしくしっかりとヒール打点を意識して内外に振り回すとそれでストレートの番手なり。同じような振り回し方だと、クレンショウモデルは左に引っかかる。
オフセットと重心デザインだけでそうなるとも限りませんが、クレンショウはもっとセンターで打点を意識した方がインパクトの感覚はよろしい。ホーゼルの高さが影響しているかぁ、ってぇことで、今度は違いの大きな7番。
このソールデザインで、やっぱり別物という印象は明確。ヒールに見えるリーディングエッジのコンケーブは、程度の差こそあれ共通しています。マスターとか、やっぱりマクレガーのアベレージ向けシリーズには共通したデザイン。大きな違いはやっぱりソールの厚さとオフセットですよねぇ。これは、簡単に想像できる通り、見た目そのものの機能の違いを有しています。ブログ主的には3番と似たような結果になっていて、ツアーフォージドではいつもの通り、クレンショウは引っ掛けないように大きくといった意識だけで、これまた曖昧な打点でちゃんと番手なりに飛んで行く。
5番でソールを比較してみるなら、改めて見えるアレンジもある。扇の要のところが太いのがクラシックで、一応扇型だけど、その開き方が緩い。言い換えるならば、Lサイズの宅配ピザを12等分したものとMサイズの8等分の差。12等分のイメージがクラシックで、8等分がツアーフォージドや90年代の見慣れたマクレガー。とりあえずトウ側にウェイトを置いてはいるものの、ヒール側をそれ程絞っていないということになります。だとすればヘッドが返り過ぎることもなく、ホーゼルが低い分のウェイトは打点を横に広げる結果となったブレード全体に散らされている。ミドル番手だけには強めの扇型のフォルムがあって、クラブでヘッドを返そうとしたアレンジもありそうだ。
すんごく欲目で見るなら、番手ごとに機能を考えたアレンジだったら楽しい。
といってもね、ブログ主の場合はどの番手を持っても同じように振り回しているつもりなんで、MTN3やら、ジャンプロやらの番手ごとに設計された秀逸なセットをすんげぇってなることなかったし、でも初心者の頃はいろいろなモデルを使って、打ちやすい番手を集めてくればそれが自分のセットであるという先達のアドバイスもあった。ま、それは品質に疑いのあった時代のライ角やら、重さやらの問題でしょうが、このクレンショウのクラシック、パッと見にはセットの統一性に欠けるようなイメージもある。そうした違和感というのは実は考えられたデザインという経験則もあり、もしかしたらまだまだ奥の深いモデルなのかもしれません。
