Golden Ram irons
ここ最近の興味がパーシモンに寄り、ネットをふらついていても前のめりになるアイアンにお目にかからなくなった。ふと考えると、興味の問題だけじゃなくて、その価値も変動してきたように思える。コニャンコボーイズの入院と、3本続けてプロの修理を受けたドライバーの影響も無きにしも非ず。
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いやいや、そんなことなくって、これまで見かけてきたブログ主の知るモデルたちの流通価値は一桁も上がったような気がする。投資対象に10倍の価値変動なんて、そんなお得な投資なんてぇ物はあるわきゃなく、掲出がそうなっただけで動いていない。言い換えるなら、適切な価値判断がされ始めたということかもしれません。中にはこんなものがと、ちょいと前のめりモデルもあり。でも、それはブログ主的な予算を大きく超える。ただ、この価値基準じゃ動くこともなければ、暫くそのままで、あわよくば提供側がしびれを切らすこともあるかもしれないと期待して、ウォッチリストは常に長い。しかし自ずと、ちゃんとしたモデルは、終了間際に誰かが手に入れている様子です。おかげさまでブログ主としちゃ増えることもないし、保管場所の整理も急を要することがない。
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こうしたやり取りに目覚めたのは、ラムのプロクラシックリミテッド。今では絶対に手を出すこともない予算を大きく超えた提供でしたが、こんな世界があるとも知らず、当時憧れの数十万のフルセットがお手頃価格。うっそぉーと思いましたね。かれこれ15年近く前です。まだネットでの取引に信用もない時代、でも、届いた感激で、普通ならいらぬことを書き留めて評価で送ったのを覚えています。先達によるならそのころなら、中古ショップやリサイクルショップでコイン精算できた至極のモデルがたくさんあったという事。
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ブログ主も下町にいたころはアメ横の数店舗に分かれていたお祭りゴルフへ出入りして、綺麗に陳列されたモデルではなく、ヘッドを下に太い輪ゴムでまとめられて立っているモデルを手に取り、当時に手頃のハリソンカーボンでも挿して遊んでみようかとも思ったもの。でもウッド用ばかりで、アイアン様は少なく、計算するなら新品が買えるコストになるわけで、考えるだけに終わった。

今思い出すならデカキャビに替えたばかりで、これじゃないんだけどなぁと思っていた時代かぁ。そんな時代には各店舗の店先に単品アイアンなんてぇのがギュウと押し込まれた筒があって、そこにはVIPの二鉄が数本あったのをよぉ~く記憶しておるのです。さすがにブラウンホーゼルはありませんでしたが、国産企画で1300円、一枚の設計図からのサテンモデルが1700円、はっきり覚えている。輪ゴムモデルはなぜかあまり記憶していない。当時はみんな同じように見えたもんなぁ。経験と興味というのはかくも見る目を変えさせるものです。
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最近の価値認識も同様、サムネイルを超拡大して確認してるブログ主にとっては、そんな変化が見えるわけで、タイトルとサムネイルがちゃんとリンクしたものなら、大した変化はないのかもしれない。提供する側がものを理解してきたといえるのですなぁ。今どきの中古品の買取価格ってぇのも業界が大きければ取引記録で傾向を把握されるものですが、一般的な買取リサイクル業者にとっては、ネットの価格を参考にして仕入れる様子。つまり、それが動いていようがいまいが、長いこと掲出されたままで、やっと動いたという代物であっても、システムからすれば、ネットでの最近の取引としてデータ化される。
racopy
以前の仕事では懐中時計を楽しんでいたのですが、これも、価値変動が激しかった。リストウォッチなら新車の軽自動車級のブランドのモノが中古の原付クラスで出たと思えば、その次に現れた同じブランド物は軽自動車の中古ほどで提供されるという繰り返しがあった。ま、今の興味よりももっと狭い世界で、興味を示す人が限られている。近所にオーバーホールの職人さんを探したら、ネットで見かけた数種のモノがやっぱりオーバーホールに出ていた。同じところに集まるもんです。

需要と供給、しびれを切らしたショップが増えればまた元に戻るのでしょうし、再びクラシッククラブが脚光を浴びるこたぁないでしょう。アイアンなんかは工房販売の地クラブものと変わりゃしない機能を持ったお手頃モデルなんですけどね。