モノに機能ってぇのがあるとすれば、それが道具なら利器として恩恵に預かるのが一般的なこと。ま、データにある通りグリップってぇ話は、事あるごとに小一時間のネタにはなり、お休みに時間が潤沢にあれば、再びそんなネタにもつながる。実はね、工房さんに出入りした際に、埃をかぶっていたサンプルのグリップにゴルフプライドのV55を見つけ、これ、もう売れなさそうなら格安で譲ってくださいなって話になったわけ。
とっくにグリップとしての機能は8割方を失い、差し替えの溶液でひと拭きして表面を溶かしてみても使えるかどうかわからない。ついでに、抜き取りモノも並べていたという記憶があって、もしかしたら中古かもしれないし、差し上げますってことになった。見てくれが新品だし、このブログ主の環境からすると、単数のパーシモンなんかの粉々に粉砕するスイングライトの差し替えには適当なわけで、ありがたくいただくとともに、ついでに引き出しにあったフルコードのスイングライトもいただくことになった。フルコードなら機能としてのゴムがある程度劣化しても、表面の凸凹で使えないことは無い、なんてぇのをグリップ交換しない理由として何度も書き留めてきましたな。
ま、つまりは、無償でいただいた一応新品であるグリップを観察して思ったこと。唐突ですが、スイングライトのデザインって、実は秀逸だと気が付いてみる。デザインというか、あの模様の事です。デコボコで滑り止めというものでありませんが、あの矢印の様な模様、もちろん、皆さんご存知だと思うのですが、正しいグリップのためのガイドでしょ。それぞれの矢印の頂点部分に左右の親指と人差し指でできる、いわゆるグリップのV字を合わせることでグリップに対してスクエアに“握る”ことができる。
製品として先行して長かったからでしょうか、矯正グリップ、練習グリップとして凹凸のあるモノはルール上ラウンドでは使えないものの、こうしたガイドするデザインのものは何もペナルティーはない。ただし、現代には残っていないデザインであって、いつのことからか、このスクエアグリップへのガイドデザインは邪魔ものとなったわけです。といってもね、ブログ主からしてそんなデザインなんか普段気にしたことは無い。その裏側にある出っ張りを時々気にするくらい。そう、ホント時々なんですけどね。あのバックラインの正しい使い方を理解したのも、これまた最近のことで、そのあるなしでラウンドのスタイルが変わることは一切なかった。最近でこそ、ストロングだウィークだ、グリップのスタイルをあれこれ変えてみるなんて工夫の引き出しを開け閉めしているのですが、初心者にとってみれば、毎回違ってしまうグリップを正しく思い起こすには便利だと思うんだけどね。
でも、ブログ主の場合でも、初心者のころには、ほとんどすべてのグリップがこのスイングライト、矢印を使って正しいグリップのガイドにしなさいなんて教える先達やメディアは一切なかった。ってぇこたぁ、既に当時からしてそれは邪魔ものだったのか、それとも、スクエアにグリップするという論理がなかったのか。
確かにね、スライスばかりの初心者にとってはストロングにグリップするという教えが横行し、飛球がフックになったら上達した証と言われ、徐々にスクエアに戻すというのがスタンダードだった。となりゃ、正しく挿してあるグリップのガイドラインは邪魔だったのかもしれない。今のスタンダードグリップは無地がスタンダード。タッキーな機能だけでガイドとしての機能はない。ついでにバックラインのないモノも潤沢に選べる。つまりはスタイルが変わったんだろうし、今ではロングアイアン、バッフィーと共に不要となったものの一つということになるわけだ。でも、このV55はつい最近のモデルだったような気がするし、といっても、このデザインがあると助かるというよりは、このデザインなら、落ち着くといったイメージの製品だったのかもしれない。
トニーシェの312、スプーンに挿してみましたが、ブログ主の場合は…、小ネタにしながらも特に印象がない、か。
ユニアンコ、元気かなぁ…。