オリジナルのパーシモンが加わったことでオリジナルのアイアンも久し振りの登場。だとしても、今回の主役はパーシモンであって、とはいいながら、少しだけ確認しちゃう。この趣味に限らず、何かを所有する時には、何らかの部分で納得するし、理解して手にするもの。それは人それぞれであって、たまに間違っていたとしてもそう思い込んでいればなんの問題もない。でもね、あいや、それって、ってな話を見聞きしちゃうとちょいと気になっちゃう。
だもんで、数多の復刻版VIPのアイアンをニクラウスが使ったオリジナルと紹介されているのが、余計なお世話と知りつつも気になる。現実にはオリジナルよりも価値を認めるものもあるようで、限定で数が少ないとか、何かの記念にゴルフ場に進呈されたものだとか、一般には販売されなかったとか、そんな認識でオリジナルよりも価値があるとされることがある。プレーヤーオブセンチュリーの記念に500セットだけ日本法人が先走って企画したモデルであっても、当時は後から出た普及モデルのサテン仕上げであろうが、80年代中頃の国産企画でもミラーメッキでニクラウスの刻印が小さいモデルを68年の復刻と呼んでみたり、シャフトがターニーテーパーじゃなくてもオリジナルだと信じられている。ま、余計なことですけどね。1967年のオリジナルはマクレガーの真ん中のGの文字が大文字で、セルがブラウン。ホーゼルの高さが異様に高くて、約8センチあります。シャフトはライフルの様にステップがない。これが67年のモデルなのでありますね。
ま、これを突き詰めるとビジターの受けが良くないので、この辺りにして、そのオリジナルのパーシモンセットとして一応ご権威の豪華本に掲載されているのが、アルミインサートのコロンとしたヘッド、ブラッシーもそろえられていたパーシモン。シャフトはアイアン同様、見た目には全くステップの認識できないターニーテーパーなのであります。パーシモンのクラウンにある刻印もなんとなく赤みを帯びているのはアイアンとリンクしている。これも復刻版では信じられている話ですが、クロームの下地には銅メッキが施され、使いこむと打痕が赤みを帯びてくるとされる。ブログ主の経験はそう多くないのですが、そんな情景を見たのはゴールデンラムのプロクラシックだけ。VIPアイアンではそんなフェイスは見たことありません。
もともと、アイアンの刻印を銅色にしたのはニクラウスのアイデアであって、銅下メッキをイメージさせる高級感があるという企画戦略だったらしい。これはどこかで見かけたオフィシャルコメント。ま、これもいろんな経験やら資料やらで知識をため込んでしまった結果。多くの夢をぶち壊しているような気がしますが、ブログ主も経験したのは、事実は知らない方が楽しいという現実。ってぇことで、これがまさしくブログ主の思い込む1967年の販売店にならんでいたであろう風景。SIがないのはご愛敬で、パターはカバーをかぶせたままにしておきますが、ブログ主的には全く古さを感じない。いやぁ、パーシモンであることで、既に古臭いといえばその通りですが、アイアンのブレードの長さとホーゼルの長さの関係は新鮮な景色でもある。
アイアンは主役ではないといいつつも、どうしてもそっちへ話が流れるのは仕方がないのですが、パーシモンがアルミインサートであること以外、大したネタをくれないんですなぁ。フェアウェイウッドにブラッシーが健在であることで、年代を連想させるのは他のモデルと一緒ですが、それにしては古臭くもないのは、やっぱりそのフォルムの様な気がします。コロンとして丸っこいフォルムは拳骨フォルムを見慣れたブログ主にあっては、洋ナシ型ではない事でイメージが新しい。
ま、この後も次々とアレンジされたわけで、さぁてこのモデルはどレだけ楽しませてくれるのか、いよいよ振りまわしてみましょうか。