昔はね、塗装やさんのことを塗師や(ヌシヤ)さんと呼んだんですよ。主にはけ塗りの塗装であって、エアガンの塗装はブログ主世代からするとかなり新しい。ちょいと大げさかもしれませんが、主に木材を対象に半製品のはけ塗りをしていて、中には漆とか扱われていたもんです。
ってか、それがこのブログ主の言う塗装とは何の関係もないのですが、今や環境問題なのか、塗料も水性が主流。油性の塗料うすめ液を買うには、身分証明が必要な時代。バイクをいじっていた時にはね、その塗装をするってんで、通販のエアーコンプレッサーとエアガンを買って、これでバラバラにしたバイク一台分を塗装するんだ、って高校生が塗料屋さんに塗料を買いに行ったら、詳細に教えてくれたもんです。
エアガンの吹き出し口を指で抑えて、エアーを逆流させるとカップの中に入った塗料を拡販するなんて裏技も教えてもらったなぁ。塗料のうすめ液とはいわゆるシンナー。これも500ミリリットル、未成年に普通に売ってくれました。今なら絶対にありえない話。そんな使い道など全く身の回りになかったブログ主は、さっそく作業を始めたのですが、まぁ、うまくいかなかったねぇ。あんときゃコンプレッサーのパワーが足りなかった、ということにしておきましょ。
まぁ、昔話ですが、ヘーゲンのウルトラウッド、百均の水性ニス、マホガニーカラーで五重塗りしてみました。ソールプレートにはみ出したり、フェイスの輪郭を崩さないように細筆で慎重に重ね塗りします。
ただ、昔のモノの本には、平筆で一方向へ一気に刷毛を運ぶのが刷毛目を残さないコツとある。いくらパーシモンヘッドが小さいとはいえ、細筆じゃ何度も往復しないと均一な刷毛目にはならん。ま、ここでは塗装の仕方をメモるつもりもなく、アマチュア作業でもこの程度までは綺麗になるってなことを語りたいだけです。それも見るものによって違いますからね、プロの塗装には敵うべくもない。
今までいろいろいじってきたのは、すべて水性ニスでしたが、うまく乾燥硬化すれば、耐久性には申し分ない。ほとんどのケースではインサートとボディーの境目にエポキシ接着剤を充填した後のクリアニスですが、中には色を付けたものもある。ペナのモデル12のフェアウェイウッドなんかがそうだ。実際に何度もラウンドに持ち出しましたが、ソールのクリアもまだ残っております。ボディーのケヤキ色もラウンドの自然光で見ても刷毛目が見えることもない。器用なもんじゃのう。
いや、素材がいいんだってぇコメントは差し置いて、使うこともありませんが、シルバーカップなんて言う美津濃の積木モデルも、フェイスの縁取りが剥げてシルエットがわからなくなっていましたが、こんなもんかなぁ、ってマジックで輪郭を描いて、ネイルカラーで黒く塗り、クリアニスを分厚くかけてあります。
でね、いつも悩むのがクランマークなわけだ。これをつぶしてしまうと、持ち主としての満足度は激落ちなわけ。残しておきたい秀逸なデザインもあるし、グレービングで彫り込んであれば、時に彫刻刀を出してきてゴリゴリ掘ってみたこともある。基本的に、塗装をするならそこんところはあきらめろってぇのが工房さんのアドバイスですが、これもね、VIPのリミテッドみたいに、転写マークを新品でお持ちのユーミーさんの手にかかれば、それは新品。もちろんそこには職人さんの手間賃というコストがかかるわけで、その分クオリティーが違う。
今回のヘーゲンも、いつもの通りクラウンマークのあたりにはペーパーをかけず、クリアニスだけを塗布する前提で作業。昔の油性塗料と違うのは、夕食後のふろ上がりにリビングでこんな作業を始めても、全く匂いはないし、刷毛や塗料を出したキャップも水で流せるってぇところ。油性じゃそうはいかないですからね。
まだ、クリアニスを重ね塗りする工程が残っています。ソールプレートやインサートの境目に充填するように塗りたくってみますか。
このパーシモンも新参者ですが、庭にも新参者が現れました。まだ距離が縮まらないのは、クラブにも似ているかも。
