Macgregor W55 Spoon

クリアまで塗りたくってみたW55のスプーン。なかなかいい感じで、データに収める程度ならひびなんかわからない程度に仕上がった。まだ刷毛目が残るのですが、これから乾燥を進めて、カチカチに乾いたら磨き込んでみます。こうしてみるだけなら、プログレッションの小さい、つかまりやすそうなイメージです。でも、スプーンとしても結構ロフトがたっている。ン~まぁねぇ、ひびさえなければ、早いところレンジへ持って出て、ウリャ―と行きたいところです。
Macgregor W55 Spoon
状況が状況なだけに、それはしばらくお預けとしておきますが、いつものブログ主の思考回路に則って観察してみるなら、も一回クリークや、R68のスプーンとも並べてみる。それに加えて養老レプリカのバッフィーと66年のWMTのスプーンとも並べてみる。それで何がわかるかってぇと、新しいことたぁなにもない。ただ、インサートの話になるだけであって、やっぱり、パーシモンを語るってぇと、どうしてもドライバーに話が収束する。ってぇのは、どんだけこだわったドライバーでも、マクレガー自身もフェアウェイウッドはそれまでに実績のあるモデルをベースとしてた過去がある。フェアウェイウッドも新しいコンセプトですという触れ込みで出てきたのは、VIPMTウッドのティーソール。それと、何の情報もなく変わったのは、ミュアフィールド以降ですかね。明らかに仕上げのセオリーが変わっている。といっても、それはドライバーと同じだったか。
Macgregor W55 Spoon
ほとんどの場合、フェアウェイウッドはアベレージでも打ちやすいモデルをベースにし、外観をセットとして整合性のとれるように仕上げられていたのです。ってぇことで言うなら、見たことはありませんが、このW55にもドライバーがあるはずで、きっとアルミインサートの何らかの機能をうたっているのじゃないかと考えるのです。それともこれは国内のOEMによる国産企画なのか、もしかしてアジア物なのかと、いろんな妄想もできるというもの。ただし、いまだ妄想の材料が足りません。

最近はチタンでよく言われるのは前重心で、ゴロゴロ転がして距離を稼ぐという話。でもWMTには通常のインサートよりも7グラムも重いアルミを使うことによって、打点の真後ろヒットでフルパワーの飛距離とある。前重心で打ち出しが低いものの、転がって距離が出るという話はない。そんな情報が散見されるのは80年代後半のパーシモン終演期の記事。
Macgregor W55 Spoon
インサートの種類を連ねて、アルミインサートはそんな前重心のために、一時の流行で終わったとある。ただし、90年代に入ると、ヘッドスピードの速い人が使うと前重心で、転がる球が打てる注目され、ホンマの最新モデルにもアルミインサートがラインナップされていたねぇ。いわゆる評価が定まっていなかったのがアルミインサートなのですな。

現実的に、クリークのあの打感の経験がなければ、パーシモンのアルミインサートは、こうしたメディアからのイメージでしかなかったと思います。インサートの王道は、ペーパーファイバーであって、打感を重視するものだという固定観念ですなぁ。いまだになんだか楽しそうなパーシモンを見つけても、カーボンのインサートだと食指が動かない。やっぱりアイオマティックの三段インサートや、アルミピンの60年アイオマティックのスタイルを選んでしまう。
Macgregor W55 Spoon
だいたいW55にしても、M85のドライバーを持ち出すために、フェアウェイウッドの三段インサートを探していたもの。初めからアルミインサートを求めたものじゃなかった。あえて言うなら怪我の功名ですか。いや、いまだに怪我をしたと思ってはおりません。

寒い朝方はこんな感じで重なっている子ニャンコボーイズ、仲がいいのですかねぇ。でも、そのうち独立するんだろな。ずっと中の良い兄弟でいてね。


Macgregor W55 Spoon
cat boys