ここのところブログネタがこの趣味の中心から外れてきているような気がする。弓道の的で言うなら、真ん中の三寸から外れている。最近、流行っているのかよく見かけるのですが、中学の頃には弓道部。おかげ様で、育ち盛りにそんなことに興じていると、左肩はいかり、右肩は前肩になった。普通の姿勢は鳩胸デッチリ。弓道は体系を変え、社会人になってスーツの右胸に必ずしわが入りセンターベンツは必ず開いちゃうのです。
ま、そんなこたぁ別にして、最近はなんだかブログ主に余裕がない。ま、その辺の個人的な事情はこのブログには関係ないこととしておいて、思い切り引き戻してみます。
曇り磨きのいつでも持ち出せるモデル軍のお話。ざっと済ませてみたのですが、やっぱりひどかったのが、ブログネタになった数セット。他はやっぱりちょいちょいレンジへ持ち出したりしていて、磨かなくてはいかんという状態でもなかった。ただ、そこで大きく引っかかったモデルがこのマクレガーの限定モデル、ニクラウスのプロ生活25周年記念モデルとされるSSレプリカなのであります。
25年というと、プロデビューが61年といわれていますから、86年ごろ。すなわちクラシックブーム真っ盛りなわけで、これは明らかな国産企画によるもの。今でも見かける機会がありますが、仰々しく木箱に入った投資モデルで、ウッドは945レプリカ、アイアンがドライビングアイアンからサンドウェッジまで59年から61年のSSのレプリカとされています。黒のセラミックフェイスね。パターはジョージだかスポーツマンだか、よくわかりませんが、L字のモデル。これがフルセットなわけですよ。でも、手にしているのはアイアンだけ。ブログ主にとっては身の程を超えた価値物なわけですが、これがね、不思議な仕上げなわけ。
はっきり言うなら、素材がステンレスじゃないかという事。仕上げは間違いなくメッキじゃないし、艶を失っている状態は軟鉄でもない。今でもキャビティですら軟鉄鍛造がいい、なぁんて言われているわけで、それはネックの調整、ロフト、ライの調整ができるからという現実的な意味よりも、打感に優れるとされていた時代。目隠しして打ったら、誰にも判断できないといわれるものですが、ほんとに目隠しして打てたら、それは曲芸師。プロのコメントが載る事があっても、それは芯を外さないプロだから言えること。芯にあたらないアマチュアが打ったらモデルによって、素材の違いは明らかなんです。
んじゃ、なぜこうした限定モデルをステンレスで作ったのか。そこに引っかかったわけですな。いや、実際にこれをピカピカに磨こうとすれば電動工具の力を借りてすんごく光らせることができる。でもね、これまたすぐに曇るんですよ。だって、表面は素材のままですから、あって間に酸化するんです。
いくらか黄色い感じがして、ニッケルメッキ風でもありますが、磨いているとあの金切り臭いにおいが特徴的なやっぱりステンレス。手にした当初には、断ち落としやエッジの立て方にはオリジナルより丁寧な仕上げ、なぁんてことになっていましたが、ほんとにステンレスならロストワックスなんだろうか。すでにピンやリンクスをはじめとしたモデルがそんな製法で作られていましたからねぇ。いやいや、ケネススミスの情報を思い出して、ステンレスの鍛造という話も無きにしも非ずなわけです。
型の消耗が激しいし、生産工程としては軟鉄の数倍の手間がかかるとされていた方法ですから、時代的、価格的にはそれくらいのことがされていてもおかしくはない。
ってぇことで、ネタはここまで、私見の妄想も資料の検索も底をついてしまうわけです。これだけ騒がれたモデルをステンレスだなんて記録されている資料なんかないし、なぁんだステンレスかぁと嘆く著名人もいない。
このブログ主がステンレスみたいなんですけどぉ、と書き留めたところで、やっぱり何も起きないのです。ただ、ラウンドに持って出ようとすれば、前日に磨き上げるだけで両手の親指が筋肉痛になるという事実。それだけが今回のネタの結論になりそうなのであります。
これがこの趣味ど真ん中、ってぇネタでしたかね。
ヤンチの身体、柔らかいのう。これはご飯要求の目線です。
