Crane golf David Graham

クレインのグラハムモデル、やっぱり手にした状況では二鉄がないし、これを探してみたところで、どこかで出会う可能性もほとんどない。ってぇことで、久しぶりに汎用の二鉄を登場させてみました。持って出たのはマルマンの31EXZS-051。こっちも久し振りみたいな感覚で、振り回すのを楽しんでしまうのですが、久しぶりの汎用コンセプト。ニ鉄そのものが楽しいってぇ話じゃなくって、3番とのつながりにどんだけギャップがないかってぇのがポイント。そんな時にはやっぱりまずはフォルムの観察が欠かせないのですが、ヘッドだけ並べてみていると、まぁまぁ、ってか、そこそこ似たような雰囲気がある。バックデザインはそれぞれ特徴ないマッスルスタイル。
Crane golf David Graham
フェイス側に転じれば、トウの断ち落としに特徴があります。こんなところで思っちゃうのが、マルマンの31EXは、メーカーの言うスコッチブレードに分類されるはずなんですが、こうして並べると見事なコンベンショナルですよねぇ。ま、いっか。

グラハムモデルのポケット、三角削りがすんごく特徴的に見えてくるのですが、振り回す前ならヒール打ちを意識してワクワクしていたかもしれない。実際には重心距離を長くするために、ヒール側のウェイトを削ったフォルムなんですな。ネックのグース具合もZS-051は綺麗なストレートですが、いくらかオフセットがある。グラハムさんの主張にはいつもグースネックがあるみたいです。

一番新しいのが31EXで、軽いボロンシャフトはまだこのブログ主にとっては強敵。いや、好敵手であって、大きく振ることを忘れてしまうとバックスイングが浅くなるのがすんごく良くわかる。肩の周りが浅いとインパクトじゃ体が先行して開きっぱなし。ペシャって音のするスライスしか出ない。
Crane golf David Graham
ちょいとここんところを矯正するまで球数を費やしてしまったのですが、そこができれば、やっぱり楽しい二鉄。フムフムと納得してグラハムの3番を振り回してみると、なんとも味気なくカジュアルに高い球が出る。ン~、これはちょいと二鉄のポイントに気を使い過ぎる傾向にありますな。

んで、ZS-051なんですが、オリジナルシャフトが曲がっていたので、あえて柔らかいシャフトに挿し替えてみたもの。ウリャーって振って曲がりを楽しもうとしていたモデルです。でも、グラハムモデルとのコンビネーションではシャフトの硬度が似たようなもんだろってぇつながりで振りまわしてみた。そしたらね、そんなことお構いなしに、単純に楽しいモデルなんですよ。三浦技研が絡んだといわれるこのヘッド、良くできているじゃぁありませんか。ネックがストレートな方がブログ主には合っているという話もあるのですが、打ち方というよりは、振りまわし方にポイントを数え上げる数が少ない。グラハムモデルの3番に持ち替えてみると、同じじゃないんですが、ここだけってぇポイントが、いくらかハンドファストにアドレスするところ。これはネックがグースになっているからですかね。
Crane golf David Graham
ホーゼルのサイズやソールの厚さなんかはほとんど同じ。重心の高さという観点ではほとんど同じ。ってぇ、並べてソールをそろえてみたら、グラハムモデル、なんだかなげぇ~ぞ。今時の3番と同じ長さになってる。持ち出した汎用二鉄よりも明らかに長いじゃありせンか。鈍感なブログ主は気がつかなかったです。

出自が不明なシャフトにはオリジナルシャフトバンドに加えて、431/2というバンドもある。即ちハーフインチ長いセッティングなわけだ。いくらか軽く感じていたのはこの長いセッティングを前提として、ヘッドが軽くデザインされている可能性もありますかね。資料に残るこのグラハムモデルがほとんどカーボンシャフト仕様なのはもしかして、そんな背景があったのかもしれない。
Crane golf David Graham
ま、手にしているのはスチールなわけですが、これも軽いシャフトでしょうねぇ。オリジナルのシャフトバンドに小さくクレインと入っているのですが、これがないとどこのメーカーのものだかわからない。

違和感は払拭できたのですが、いろんな工夫はまだありそう。楽しいねぇ、
Crane golf David Graham やっぱり。用心棒はママに興味があるんかねぇ、しっかりとファミリーを守っているように見える。

cat in garden