Joe phillips M85J

入閣待望組ってぇのは必死なんだろうなぁ。末は博士か大臣かなんてぇ世代の人だ。人口分布の世代から言うと、最も厚い世代なわけで、いろんな才能を持った人材がいる。その中でもヒラメ気質が上り詰めると、上司の気にいる様にしていた仕事を、今度は自分が判断しなくちゃならん。それが器ってぇもんですな。気を使う上司がいなくなると、何をして良いかわからなくなるし、やっちゃいけないこともわからない。組織ならその利益のために、政治なら国民のためと目的を持つはずが、ヒラメ気質にはそんな目的がない。ヒラメなんて高級魚より、木の葉ガレイってぇ感じだね。大きくなっても、10センチ。木の葉ガレイにも悪いか。お山の大将には木の葉ガレイがかわいいらしい。

情けない事件に関連なく、趣味の世界では必死になれば少し大きくなる余地がありそう。未熟ですからね。どーしてもこれかぁって球筋が出ない、ジョーフィリップスのフェアウェイウッド、レンジでヒッチャキになって振りまわしてみました。
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フェアウェイウッドだけで100球を超えるなんて珍しいことで、意地になってます。それで何かわかったのか、ってぇと、まだやっぱり微妙。ただし、妄想のいくつかの扉が開いたのです。集中してあらゆる工夫を凝らしてみた。

自身のスタンダードな感覚では、バックスイングでゆっくりと右へ体重を移動させるのですが、軸で言うなら二軸のイメージ。パーシモンが当たり出したころはニクラウスのイメージをお勉強して、バックスイングでは右のポッケを後ろへ引っ張るイメージ。インパクトではポッケをボールにぶつけるといった表現があって、これは一軸のスイングといった印象ですな。

で、この一軸イメージをやってみた。モダンなフェアウェイウッドの様に左へボールをセットして遠くへ立ってしまうと前かがみが強くなって、ギッタンバッコンスタイルになっちゃうのが初心者の頃でした。何発か頭をたたいて、懐かしい思いもしましたが、二軸をイメージするとこれは収まったのです。さて、どうしたもんじゃろのぅ。
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ってぇことで、気分一新、このモデルの年式は80年代。ってぇことは、クラシカルなスタイルでもあるし、モダンなスタイルでも打てないこたぁないはずの年式。まぁ、一軸イメージで振りまわして、とりあえず当たるようになると、たまに引っ掛けるのは軌道の問題と理解しましたが、ちゃんと球は上がるし、距離も出る。ただし、インパクトの手応えに改善はなし。結果がドンだけ普通でも、インパクトが気持ちよくないと、それは当たったショットじゃないって理解しております。んで、モダンなスタイル、二軸を意識して左目のセットアップで、遠目に置いてみた。そしたら、結果は右に飛び出して左巻きという見慣れた球筋で、球も上がるし距離も出る。でもねぇ、やっぱり気持ちの良いインパクトじゃない。
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こうなってくりゃ、このモデルの素性を疑うことになるんですな。ここからは妄想の一つ目の扉。石ころツーピース全盛時代であれば、その対策として、インサートもカチカチに仕上げられているんじゃないかってぇ事。今時のレンジボールが昔のツーピースと比較しても硬くはないのが昨今。硬さを感じるというのはインサートの方が硬いんじゃないすかね。

んで、妄想その二、フェアウェイウッドのインパクトが、自身のスタイルでいつもの通りならセンターの低めに集中しているはず。でも、もしかしてこのモデルは重心が高いとか、またはトウ側にずれているかも知れないと考えた。ま、これは妄想というよりも、その場で試してみることができるわけで、まずはいくらか早めに左へ乗ってみて、上から打ちこんでみた。そしたら、アイアンでもよくある、ダフって引っかかったような手応えで、シャフトがドヨォ~ンとたわむ。こりゃ違うよね。

右へふけないように、左目において左手の甲でパッチンと打つイメージを残したまま、チョイとトウ側で打ってみた。そしたらね、ちょっとだけ打感が良くなった。ほんのちょっとだけでしたけどね。んっ、これかぁと活路を見出したものの、そのポイントはすんごく微妙。スプーンからバッフィーに持ち替えて同じことをしてみると、バッフィーにはそのポイントがなかった。ってぇこたぁやっぱり違うかぁ。活路は閉ざされた。
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ってぇことで、妄想は限界に達し、この硬さがこのモデルなんですよと理解してみた。だからこそ、ドライバーだけベロシタイズドインサート、黒ドットインサートに変えてみたのが前のオーナーさんのリクエストなんじゃないかと妄想するのです。ソールプレートに見えた塗装のマスキングがはみ出していたのはそんな作業の結果なんて理解したら、打感がよろしくないのは納得できるかも。

なんてこと言っても、やっぱり何か勘違いなんだろうなぁと思いつつ、レンジボールの中にコンプレッションの柔らかいコースボールがないか探してみたのですがぁ、このレンジにはなかったぁ…。

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