Honma PP-737

朝の住宅街には柔軟剤の香りが溢れている。干された洗濯物が風に揺れる度に柔軟剤が香る。今朝は雪予報に街では香らなかったものの、バスや満員電車で香った。これがね、いろんな香りが混じっているのですよ。そりゃいろんな製品があるわけで、いろんな香りがあるのは当たり前。強いパフュームと違って、混じっても化学変化は起こして臭くはならないものの、昔懐かしい洗濯石鹸の香りじゃない。現代の洗濯の香りとして新しい種類。

まぁ、いろいろあって然るべきで、趣味でもいろんなモデルを思いつきで持ち出して遊ぶわけですが、ホンマを持ち出した話。自身の手持ちの中では、出番はなかなかないのですが、PPシリーズは、マクレガーの985つながりで、早いうちから717に興味を持っていたのです。
Honma PP-737
その連携から二鉄抜けの737に至り、二鉄を探していたら727にあたり、あれよという間に727もセットになっちゃった。

そんな経緯は別にして、二鉄は後から仲間に加えましたが、11番付きの二鉄から入れれば11本セット。ウッドはこないだ手にしたバランスフェイスのドライバーを持ち出してみた。ついでに、おやじの御下がりで長いこと埃をかぶっていたビッグLBのパーシモン。御下がりはドライバーだけだったのが、ちょこちょこ探してバッフィーとLBゲットのクリークも揃った。ウッドが本なら、11番を抜くし、二鉄がいりゃ、クリークを抜いたウッドが二本というセットになるなぁなんて考えながら、15本で現代に通じるモダンフォルムのアイアンを楽しんでみたのであります。

手にしたセットは、なぜか7番と8番がカーボンに挿し替えてあって、当時のカーボンだったんで、軽くて流れに合わず、ヴァモノスさんに転がっていたホンマ純正、スーパーゴールドの中古、R400に挿し替えてもらった。基本のセットはハガネスチールのR-1ですが、同じスチールってぇ事だし、ロフトのある番手は曖昧に打てちゃう。二鉄はハガネスチールのS-2
Honma PP-737
この日の調子で言うなら、二鉄って、こんなに繊細だったけぇって感じなんす。いろんな工夫をしても全然芯を喰わない。

見た目のフォルムがモダンであって、かつ737といえば重心の低い打ちやすいモデル。短い番手が曖昧に打てちゃうことで、二鉄を振り回すには何を工夫すればよいのか、全くわからん。

だいたいこんな場合は打ちこむことを忘れているのが普通で、モダンヘッドは打ちこまなくても球が上がると勘違いする。実際、短い番手はそうだったからねぇ。若干トップ目の手応えがあるものの、金属音のインパクトで良く飛んでいた。長い番手に移すにつれてその手応えが悪くなり、番手なりの高さが出なくなる。3番までは何とか当たるのですが、シャフトが硬くなる二鉄は全く当たらない。これは、修正ができませんでした。
Honma persimmon
影響していたのが、ウッドだねぇ。特にビッグLBのモデル達。当時の生き残りをかけた最後のパーシモンなわけで、パーシモンのウッドとして振り回してみると異次元の飛び。一言で言うなら、曖昧な振りでも高く出るし、内外に振れば重いドロー。軽いカーボン仕様のウッドを振り回した直後では、二鉄がすんごく重い。

これを逆に言うなら、二鉄が打てるような工夫を見つけ出せれば、短い番手はもっと完璧に打てたはず。でも結局ね、バランスフェイスのドライバーもチタンボロンのシャフトで軽かったし、二鉄ばかりを振り回していたら、いわゆるスイングのスタイルが個性的になってきた。

これも陥りやすい勘違い。急にコックを使ってみたり、右腰を突き出してみたり。まぁ、レンジの遊びとしちゃ、こっぱずかしい音と球筋で久しぶりに滅茶苦茶だったねぇ。
Honma PP-737
どーしても気持ちが悪いもんで、ボールが少なくなってくると、良いイメージを残そうと、曖昧でも打てる短い番手で右や左から回してみる。するってぇて、こりゃ面白いように決まるんだね。でも二鉄はだめなんだなぁ。

なんだかどこかが大きな勘違いだと思うんですが、あ~ムズムズする、鼻もかぁ、気持ちわりぃ。そりゃ風邪かも知らん。

cat