昨日は阪神の日だったんだね。当時はアウトドアのイベントで出張中、朝早くから準備に追われていた。ホテルの従業員が落ち着きなく動き出したものの、何かのトラブルかと思ったら、クルマのガソリン補給をしに行ったスタンドのテレビで知った。なんちゅうこっちゃ。ライブ放送のテレビが伝える映像に驚愕したのは記憶しているが、震源から遠く離れた地でのイベントは、スタートがいくらか遅れたものの、予定通りに行われた。その甚大さを理解していなかったのは、スタッフもそうだし、イベント参加者もそうだった。
祖母に関東大震災の話を聞いたことがある。揺れよりも、避難した広場での火炎の竜巻を目にしたらしい。体験の記憶はいつまでも鮮明でも、伝聞の事実を次世代に残すのは限度がある。必要な努力は怠ることなく、多くの人に平穏な日常に密かな幸せをお祈りいたします。
で、すいませんが、趣味の能天気、レンジへいろいろ持ち出したものの、その主役モデルの写真を取り損ねて帰ってきた。メモリーカードを忘れたわけじゃなく、バッテリーもなくなっちゃったわけじゃない。スマホでもいろんな設定でデータを収めることはできるんだろうけど、ゴルフと同じで、バカちょん系は面白くない。光を偏らせたり、前ボケに後ろボケ。遅いシャッタースピードで露出過多にしてみたり、いろいろと遊んでみたい。そこまで凝るなら重いデジカメ持ちゃいいじゃんってぇところ。そこんところがね、パーシモンで遊んでいても、ツーピース対応専門てぇのと似てる。
ってぇことで、撮り損ねたモデルはマクレガーの693レプリカのスプーンと、ペナのモデル65のスプーン。
特にレプリカ693のスプーンは、探していた逸品で、これでドライバーだけしかなくてラウンドへの持ち出しに二の足を踏んでいたレプリカのドライバー軍団が俄然忙しくなるというもの。
ペナのスプーンは、存外の入手でしたが、その程度はグンバツで、ほぼ新品。こうしたモデルを手にしたときに、その状態を疑うこともある。
とっても綺麗な女性が、これまでバツもつかずにお一人でいらっしゃることを深読みするようなもん。ってぇことで言うと、扱うに繊細なマニフィセントなのか、それとも深窓に仕舞いこんだまま愛でられていたラプンツェルなのか。ゴルフにお誘いして、早朝に迎えに行ってラウンドし、丸一日ご一緒して、ついでにおいしい夕食まで付き合うと、どこかで真相が露呈する。
御迎えでは、外で待っていることはなく、到着を知らせる連絡からどれくらいで下りてくるか、約束の時間とのずれでこちらも気を使うもの。現地ではスタッフやキャディーさんにタカビーだったり、肉しか食べないとか、魚料理の食べ方が幼児並みとか、カバンの中が整理されていないとか、帰り支度にとんでもなく時間がかかるとか、いろんなところが見えてくる。だからと言って、妙齢までお一人と言う理由にならないわけですが、こちらもそんな観察をされているということを忘れちゃならん。
って話じゃなく、モデル65は、モダンウッドとほぼ同じだった。打感も距離も申し分ない。91年の情報から、完璧にツーピース対応なわけで、693レプリカよりもこっちが探していた条件にぴったりかもしれないという結果。でもそれじゃぁ、レプリカドライバーよりも、ペナのドライバーの方が持ち出しリストの上にきちゃう。
実は693レプリカと、モデル65のスプーンには、自身にとって、明確な違いがあった。それって、結局はシャフトの違いともいえそうなんですが、ペナがRで693レプリカがSの400。セットアップのボールの位置が同じスプーンでも明確に違う。Rのペナが左目、Sの693が真ん中寄り、しなりで弾くと、ウリャって打つには明確な違いを見せる。それを発見した時は、ヘッドのデザインの違いかとも思って、ワクワクしながら観察したのです。ペナはプログレッションを抑えて、ワイドなフェイスがデザインされていて、693は古典的なフォルムがそのまま残る。なるほど～と感心してみたのですが、冷静になれば、そんな細かい違いなどアマチュアにはたいして影響ないんだね。いや、いつもの通りに決着をつけるなら、見た目がそうさせる演出を楽しみながら、振ってみれば同じということ。
打感についていうなら、モデル65の方が確実によろしい。693レプリカはいくらかゴツッとした手応えがある。
ドライバーも同様ですが、ツーピースだけじゃなく、糸巻きもあった時代にこんなモデルを使うということは、糸巻きを選択してラウンドを楽しんだタイプ向けともいえるわけだ。バッフィーもあると良いのですが、言いだせばキリがない。ラウンドには申し分ない、思惑通りの番手が揃ったことになりますな。
ママチャリでたばこを買いに出たら、とても長い影を落とした。
なんとなく…。