Macgregor Tourney 61

いや、芸能人の不倫に薬、暴行事件とか、弱小になり下がった政党の党首選の話題じゃない。ちょっと興味を変えれば、情報はたくさんあったということかな。首都の前首長の返金がどう扱われたのか気になっておりますが、この夏は処分するはずの湯河原か、木更津の温泉プールへでも行っていたら、週刊誌が黙ってない。もう週刊誌は役目を終えたか。

ま、早い話、ニコニコMTのフルセットに続いて、ヒラリッチ&ブラッズビー、ホーガンからケネススミス。そして、ここに61年のターニーのウッドが手元に来たってぇ事。これでまた61年ターニーはフルセットになった。
Macgregor Tourney 61
61年のMT19のアイアンセットはある方から譲っていただいておりました。当時からの個人所有で、購入されてからほとんど使うことなく保管されていたもの。使用感もなく、使い倒しを信条とする自身にとっても、おいそれとは持ち出せない状態のもんだった。遺品として頂いたもので、故人に対する敬意も払いながら、ちゃんと使えるようになってからってな思いもあり、保管中だった。

磨こうとしても、磨き傷がついてしまうほどの新品状態。MT19ですから、MT1のちょいと長いバージョン。知っている故人は自身よりも身長は低かったし、ましてやゴルフをされるといった印象も皆無でしたから、結局は事情があって手にされたものの使わなかったということらしい。
Macgregor Tourney 61
まぁ、そんな事情を別にしても、そのウッドを手にしたのです。その証はクラウンにあるMの大きなターニーマークと、赤いバンドが特徴的なプロペルシャフト。クラウンマークだけなら、年式を確定しにくい背景もあるのですが、赤いシャフトバンドはこの年に固有のもの。ラウンドレッスンでは絶好調だったニコニコMT63年に続いて、61年のMTも、ドライバー、ブラッシー、スプーンにバッフィー、金物は2鉄から9番にダブルサービスという完全セットが揃ったのです。

61年のターニーウッドというと、フラッグシップは60年のPTを引き継ぐMTモデル。インサートは60年アイオマティックと同じ、アルミピンの丸い的のある黒インサートで、そのアルミピンはビスのようにヘッドにねじ込まれているものなのです。後年の真鍮モデルのようにインサートに金属が張り付けられているだけというものではない。ご権威の系譜の本にある通りですな。
Macgregor Tourney 61
スーパーターニーのW100とか、復刻版のPTWもそうなっているかどうかは情報がありませんが、とても凝った作りのはずです。

今回手にしたモデルは、RT2Wの刻印があります。だもんで、正確にはターニーMTのフルセットではないのですが、んじゃぁ、RT2Wとはなんじゃいってぇことですな。

RTのモデルコードは年式を渡って存在しているようで、そのすべてに通じるものとは思いませんが、この年式前後で情報を拾ってみました。
Macgregor Tourney 61
59年の資料にあったのは、当時ターニーシリーズにはPTBTRTとあり、ターニーのトップモデルのPTは、ディープフェイスの69モデルをベースにしたモデルで、BTRTはポピュラーな40モデルをベースにしているとある。フェアウェイウッドはすべてのモデルで40モデルをベースとしていて、BTRTの違いは、ヘッドの仕上げ塗装の色の違いとある。であるからして、このモデルはアベレージ向けの平均的なモデルということになります。

その証とは言えませんが、実は写真データにある通り、ブラッシーにはアルミピンがないし、ヒールのボディーがかけている。ソールの傷も盛大で、言ってみれば使いやすいブラッシーだったのではないかと思われます。
Macgregor Tourney 61
このブラッシーは修理されたものでしょうが、当時の職人さんでさえアルミピンを含む修理ができなかったと想像します。

これも年式を渡って実物を手にして思うことですが、60年代のブラッシーは結構使われることが多かったんですねぇ。70年代以降のブラッシー、といってもその前半までしか、製品としてみたことありませんが、セットとしてクリークが出てくると使わないで仕舞っておいたもの。クリークの出現で、ブラッシーも二鉄も影を潜めていったのですな。

まぁ、RTだから本物じゃないという気はさらさらなく、プロペルの2番シャフトでグルングルン回していける球が打てそうで、加えて、いくらか経験を積んだ今なら使ってもいいかなと思わせる、ほぼ新品のMT19を引っ張り出しても許されるでしょう。故人への報告をしておきます。

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