冷たい雨、小雨って言う程度に、傘なしでバス停から歩いてきたら、結構濡れ鼠。コートはゴアテックスだったんですけどね、頭が濡れると、やっぱ冷えるわ。メシ前にシャワーです。バカなことをしました。後でも一回風呂はいろ。
で、頭を拭き終わったところで、トムワトソンのウッドです。ドライバーとバッフィー。アイアンと一緒でなければ、クラウンとソールにトムワトソンとあるのですが、ダンロップ製品と分かるのは、トウ側の転写マークだけ。相変わらずパーシモンの造詣は、全く深くも広くなっていないので、フェイスのイメージなんか、素人としてモノをいうと大したモデルではない。
DP-10に感じたような、なんか良さそうってイメージが湧いてこない。トウ側が高くって、フェイスがディープ、インサートもでかいDP-10の方がたたけるイメージがある。実際そんなことないんですけどね。
いわゆる塗装も濃い色気で、グレインが見えるようなものでもないし、インサートも真っ黒。別に黒いインサートが安物ってワケじゃあないスケドネ。趣味モノとして観賞するには、アイオマティック的な色物が面白いもの。定かではありませんが、きっとパーシモン全盛期の一般的なモデルなんでしょう。
DP-10と同じお尻を覆うようなウェイトも、大した職人技でもないでしょう。でも、クラウンのトムワトソンは、やっぱりDP-10にあるプロモデルと同じ様に彫ってあるグレービングだし、インサートのビスの向きも十字に整えてあることで、作りの良さは感じられます。
ロフトは結構立っている様に見えるし、フェイスもちょいとフック目に見えるシャフトの挿し方。DP-10がオープンに見えているのと結構対照的かも。
それを別にしても、アドレスしてみる景色は、DP-10とそれほど変わらない上からの顔です。オープンに構えて、ひっぱたけるドローモデルだと面白そうだ。
手にしたこのモデルは、ドライバーとバッフィーで、90年のチョイスの記事にありましたが、当時売れなくなった4つのアイテム、ブレードタイプのアイアンセットに、パーシモン、L字のパターとバッフィーというコメントがありました。とっくにブラッシーはセットから消滅していますが、その当時は、ウッドのセットと言えば、ドライバー、スプーンにクリークの三本が主流となっていたってぇ事です。四本セットの時代には、バッフィーもクリークも一緒でしたが、三本時代になると、バッフィーかクリークのどちらか。古いほどバッフィーがセットモノにあって、クリークは新しいセットだった様な気がします。残っているヘッドカバーの番手の縫込みが、ほとんど1-3-5-Fですもんね。
でも、原初のクリークは、ユーティリティークラブであって、上を向いたロフトが、あまりにもフックフェイスに見えた時代。そんな番手、当時は一般的には特殊な用途向けとされていた背景があるようです。翻って、自身の世代のメタルウッドのセットでは、既にクリークがスタンダードだったし、その後に下駄履きといわれたレイラーが流行った時代もありました。下駄履きのロフトは、ほとんどがクリーク程度。確かにその頃からディスカウントショップでも、バッフィーは見かけなかったかな。
一定の時代考証には、パーシモンウッドのセットがバッフィーかクリークかで時代が予想できる境目があるかもしれませんね。
ちょいとポイントが変わりますが、このモデルの番手刻印に使われている、今時で言うフォント、いわゆる書体には、活字ではない洒落たイメージがありますよね。難儀した覚えがアルのは、欧州でカフェやレストランで精算を頼んだとき、ギャルソンや担当ボーイの手書きの数字がとても読みにくいものだった。米国ではつり銭など返すつもりもないですから、下の端数は丸めて読むものですが、それでも、1と7、4と6に、0と6とか判読に苦労しましたょ。5とか8はギリシャ文字のように見えて、アラビア数字に見えないこともあった。次第に慣れてくると、今度は自身の数字の書き方、1と7が欧州スタイルになってます。素早く書くとそうなる。時にオフィシャル書類の記入で、1か7か確認されることがあるし、鉛筆書きの自動読み取りでは、かなりの確率で読み違えられる。書き慣れないスタイルを意識して書くと、時間がかかって、うそデータを書き込んでいるんじゃないかって疑われることもありましたね。ってぇことで、似たような感覚で、このドライバー、1番じゃなくて、7番に見えるでしょ。アイアンの番手表示も同じ書体、これはこれでお気に入りです。
実際、大したオーラを感じていないモデルとはいえ、観察していると、洒落っ気があるし、ひっぱたけそうな予感がしてくるモデル。まだ、このツアーブレードというモデルの素性が明らかではないので、なんとも言えませんが、少なくとも90年代を通して、チョイスに掲載されているクラシックモデルの在庫広告には登場しないモデル。その時代より前だとしても、クラシックブームで取りざたされるようなモデルでもなさそうだし、結局どんなモデルだか、手にしてからの興味が湧くもの。
銅下メッキされたアイアンに、専用デザインのグリップなどなど、手の込んだ作りを観察しながら、楽しませていただきます。
今夜も冷えない様にですね。
