wrap grip

こないだワインを開けたついでに、いい気分でやってみた、秋の夜長の余興。古いパターに古いグリップを挿して、ラインを入れてみた。ところが、ここ数日、シラフで目にしてみれば、その仕上げは、ほとほと情けなく、セルフならともかく、キャディさんにとってもらうのも恥ずかしい仕上げ、その修正を試みるのであります。

スーチャックのグリップとして、ラップタイプを選択した時に、溝にラインを入れてみたら、雰囲気が出るんじゃないかって思いついて、パターグリップで練習してみたつもりなんです。塗料の影響でグリップの素材が溶けることもなく、あの時の気分では、これもありかぁなんて思っていたのですが、シラフで数日それを目にしていたら、溝からはみ出したり、ヨレヨレしたラインが、なんとも情けない。乾く前なら、百均のネイルリムーバーとか、ヘアーカラーの地肌についちゃったカラー落としなんかで、はみ出した分をこそげ落とせたのです。でも、分厚いウェスでやれば、余計なところまで落ちちゃう。

で、発想の転換。また黒で塗りつぶしちまえばいいじゃん。今度は筆なんていう、不器用には無理な技術を要するものではなく、油性のお名前ペンで、上から塗り潰す。これでしょ。細かいものが見えにくくなった眼さえ克服できれば、秋の夜長の暇つぶしをまた見つけたってぇところ。気になる度に、気軽にできちゃうんで、今後シルバーの線が、徐々に細くなっていく可能性もはらんでいます。
wrap grip
元々、こんなことを思いついたのは、マクレガーによくある黒に金のラインが入ったレザーグリップがお手本です。さらに、それを模して生産されたと思われる、ラムキンのパーマラップクラシック、廃盤になったときにはプチパニックでしたが、これをイメージして遊んでみたものなんですね。

手元に有るのは金ラインのスタンダードですが、これの太さ違い、アンダーサイズはグリーンのラインだったし、ジャンボサイズは赤のライン。もう一つ別のモデルラインに、バックライン付きで白のラインがありましたが、これにインスパイヤされているわけです。
wrap grip
よくよく観察してみれば、それは溝に入っているわけではなく、オリジナルを模して、巻かれているレザーのような部分のセンターに金線が入っているが如くデザインされています。であるからして、使い込んでいくとそのラインが、だんだん薄くなっていくてぇ作りですね。未だそこまで使い込んでいるものもなく、スタイルのイメージとして参考にさせてもらっているだけ。
wrap grip
レザーのオリジナルには、そこに金色の糸が入っているものもあり、グリップすると、その糸の感触がしっかりとある。ミシンで入っているものでしょうから、ラインというよりは一点鎖線に見えるものです。凝ってますよねぇ、この当時の作りは。

この糸入りのレザーは、スリップ防止なんでしょうね。そもそも、ラップの溝に色を入れてみるってなアイデアは、ワイスコフのツアーマスターに差し替えられていたグリップからのアイデア。これは時代的にも現代のものではなさそう。レザーで巻いたかのようなデザインを持つラバーグリップではあるのですが、グレーに色の入っているところは微妙に低く作られていて、グリップすると、その段差に指が引っかかる。
wrap grip
また、そのグレーの部分はスリップ防止と思われる、ザラザラな表面になっています。アイデアはよかったのでしょうが、特に今に残っている製品ではなさそうですし、アイデアも残っていないですねぇ。さらに、今の自身にとっては太くて、柔らかい。

ウィングリップのようにふわふわ系のものです。ただ、これの黒と緑、もしくは黒に赤とか、今でもどこかに新品があったりしたら、興味を持ってしまうでしょうね。

実は、アメリカ物でそんなものも見たのですが、残念ながら黒と緑はない。黒赤はありましたし、ブラウン、黒ブラウンなぁんて洒落たのものある。価格もそこそこでしたが、いかんせん輸入ってぇことになると、小さくて、少額のもの程、送料との効率がすこぶるよろしくない。

実は、ヘイグの61年レプリカに差し替えたカーマのシンセティックレザーってグリップがあるんです。赤の派手なグリップですが、これ、ウィンと同じく、テニスグリップのようにテープを巻いたもの。
wrap grip
使うには良くても、バックからの抜き差しを繰り返していると擦れて、テープがめくれてくる。滑らない素材で、太いもんだから、余計にいつものバックの中では絡み合っちゃって、めくれないように、扱いに気をつかわせるんだなぁ。本家のウィングリップならそんなことないんでしょうね。ま、5分の1以下のプライスでしたからね。

彼の地で見つけた例のグリップも、ウィングリップに似てます、ってなことなんで、同じような扱いにくさがあるかもしれないなんて思っちゃう。

だからラップタイプに色つけてみりゃいいんですって。グリーンのシャモア2に、黒のマジックで螺旋の線を入れるくらいなら、みすぼらしいほどのヨレヨレにはならないかな。

ま、やってみる時は、ワインとか開けないようにしないとね。