クレイロング・パーソナル、手元に来てくれちゃったんですよ。オークションでは、とんでもない価値で提供されているものも見かけますが、今回は本当に運よく、自身の範疇です。
前回のヘイル・アーウィンといい、サマージャンボの当選前には、運を使うつもりはなかったのですが、ラッキーです。厳然として二鉄がなければ手を出さないという誓いは立てたまま、このモデルもアーウィンに続いて二鉄からのセット。参りました、ほんとに。
どうしても欲しかったモデルというわけでもないのですが、逆に言えば、手の届く範疇にはないと思っていたモデルなんで、ウキウキワクワクもひとしお。ドォせ見てるだけだよね、って思っていたときは、クレイロングなんて聞いたことないし、国産企画の国内モデル、バックデザインはんか69年のダイナパワーそっくりの印象。日本企画でウィルソンモデルをマクレガーが出してみたかったんだねぇ、なんて思っていました。持てない者のひがみが9割です。
でもねぇ、手に出来てしまった幸運に、今度はそれをこのモデルの特徴として、どんなモデルなんだろうって、久し振りに前のめりになるもんです。でも、実際にこのモデルが出てくるまで、クレイロングなんて聞いたことなかった。
だいたい、クラブデザイナーのネームが出てクルッてぇのは、トニーペナ以来ですよねぇ。プレイング・デザイナーとしてはデビッド・グラハムは周知の人。メーカーの、特に大手の傘下で、デザイナー個人のネームを付けたパーソナルモデルって、あまり記憶にないですよね。当時はどうしてこんなことしたんでしょう。
そのあと少し経ってから、本国のカタログには工房職人としてドン・ホワイトが取り上げられ、プログレッシブ・マッスル・バックとか出てきているんですよねぇ。ウェッジにはDWって入ったモデルがありましたが、アイアンセットには刻印はない。
やっぱり、そのデザインに、ウィルソンのコピーコンセプトじゃん、ってぇ見えてしまう。マクレガーモデルとしては、いささか気が引けたとかね。
こないだの国産企画を誇らしげに語っている、当時のご担当の記事を読み返して見ましたが、もちろんウィルソンに似ているなぁんてコメントがあるわけないです。主役はミュアフィールドのインターナショナルで、ソン次にこのクレイロング、それからプロ82に、R58といった順番で大いに語られています。ブレードが長いとか、えぐりの効果でスポットがセンターに寄ったとか、他のモデルに比較していくらか多く語っているところは、余計にウィルソンのパクリではないことを強調している様にも思える。実際、手にするまでは、ずっとそう思っていました。
でも、今回、なんとも偶然にも、アーウィンモデル、ってかその69年復刻ダイナパワーと一緒にレンジへ持ち出そうとしたりして、前のめりの体勢は、腰に来るくらい力が入ってしまった。まったく、愚かなもんだ。
クラブデザイナーさんの言うように、バックデザインなど機能に影響する部分は全くないと、文字の上では理解しながらも、似ているならば何か共通点があるんじゃないかって、素人考え。もっとも、別の見方をするなら、マクレガーとウィルソンっていう、特に当時の国内での状況を想像するに、国産モデルの台頭で、そろそろ立場が危ぶまれてくるころ。マーケティングの見方からすると、輸入品嗜好のユーザーで、マクレガーを受け入れてくれていない人たちを、このバックデザインの雰囲気を看板に、ウィルソンユーザーを一気に取り入れようとしたんじゃないかとも思う。ウィルソンは、カスタムモデルのようにたくさんのプロのネームを冠して、ユーザーを確保を狙っている。
そんな見方をすると、プロ82はスポルディングユーザーへのメッセージのようにも思いますねぇ。するてぇえと、そんな目でプロ82を見てみるのも面白いナぁ。ま、考え過ぎですけど、マーケティングの戦略としては面白い展開です。
それが大当たりしたら、ライバルも黙っていないのですが、良くも悪くもプロ82なんかは、マクレガーとしては異例に素直なモデルではありながら、一般的には厳然としてマクレガーの個性であったし、これから打ってみようとするこのクレイロングも、きっと新たな試みは有るものの、やっぱりマクレガーモデルとしての個性はしっかりあったんだろうナぁって思う。
振り回してみるのが楽しみです。