最近よく目の前で人が倒れる。といっても転ぶという感じかな。お年寄りだけじゃなくて、若い方も、学生たちも。中には、あぁ、転びそうだよって、降車時に傾くバスから、平衡感覚を惑わされたお年寄りとか、エスカレーターの終わりが近いのに前を見ていないご年配なんかは、たまたま自身の目の前にいらしたんでしょう。でも、何もない横断歩道で、突然転んだ、同世代の方とか、車道から歩道へガードレールを飛び越えようとした学生とか、なんで自身の目の前なのとか思っちゃう。何でだか分からないけど、大丈夫ですかって、人として声をかけるじゃないですか。そしたら、決まって皆さん、お医者さんですかって。違うって。通りすがりのおっさんです。回を重ねていたので、あまりに事務的に声をかけていたのかもしれません。ドケドケオーラでも出してるのかもって思いましたが、自身の事ばかりじゃなくて、回りの事も考えなきゃいけない世代になったという事なんでしょうか。訳分からん。
自身は月一で医者の世話になっていますが、それ以外は市販薬でおさまったいる体調。でも、今度の指先の水ぶくれは完治に時間がかかっています。それは例のひねくれグリップの交換作業で出来たものでした。
手元には、通販グリップの安いものを探すまでもなく、適当なグリップが、ちゃんと手元にありました。春の嵐と予報の出ていた週末に、引きこもりの時間を、正月にやるつもりだったクラシックのグリップ交換と一緒に、ひねくれもののグリップを代えてみることに。
サーモプラスティックラバー、TPRのブラウンカラー、見た目にはちょいと洒落てるかなぁと思って、オークションものです。ひねくれグリップはツアーベルベットなんで、引っぺがすのもそれ程苦労しないだろうと始めたのですが、こんな作業の予測は、ことごとく甘いですねぇ。映画を見終わるまで、長いこと続いちゃいます。
とりあえず、下端をめくり上げて、少しだけカッターで切れ目を入れます。ンでもって、裂けてきた両端を、左右に引っ張れば、そのまま引き剥がせます。なんかもったいないなぁとは思いつつも、ねじれを正したつもりの3本の結果が、あんなことになってしまいましたから、仕方がない。
このグリップ、8本しかなかったんですが、ピッチングだけは、ねじれを修正したツアーベルベットのままにして、他は気持ちよくはがしてしまうことにします。
バナナをむくように、簡単に剥がれたのは良いのですが、下巻きのテープが、面白いことになっています。きっと2種類のテープを使ったんでしょうねぇ。螺旋に綺麗に巻かれていたものは、簡単にテープも剥がれてくれるのですが、その螺旋がヨレヨレのものもあって、そっちのテープは綺麗に剥がれてきません。明らかにテープの質が違う。もしかしたら作業をした人も複数かも。
こんなことを言っても、別に発掘調査しているわけではないので、剥がしゃ良いだけなんですが、これを指の腹を使って、こそげ落としていたんですね。これでまたやっちゃいました。知らないうちに左右の親指の腹に水ぶくれです。このウィングモデルのグリップのお陰で、指のあちこちに水ぶくれ。扱いに不注意だったかもしれませんが、ま、面の皮同様、直れば指の皮を厚くしてくれるでしょう。
んで、水ぶくれを、自ら破ってバンドエイドしながらテープを綺麗に処理。バット側は、オープンのままで、テープで閉じられていませんでした。ここんとこは水が入って錆びるなぁんて言われているんで、自身の場合はしっかりと蓋をしているつもりなんですが…。
他もチョイと観察してみると、ほっほ~、当時の教科書どおりにグリップの長さの下端、シャフトにマジックで印が残っている。これはテープの巻きはじめと、グリップが根元まで入ったかどうかの確認用として、グリップ交換の手引きには良く記されている手法。やはりアマチュアのサンデー作業だったんでしょう。
他にも、ガスコンロで暖めて、粘着性の自由度を高めるなぁんて手法も読んだことあります。それは昔のやり方でしょう。
シャフトに目印ってぇのは、自身も初期の頃にはやっていましたねぇ。グリップエンドの空気抜きの穴から溶剤がブチッと出てくることで、下端まで入ったことが分かりますし、いくらか慣れたことで、そんな印もつけることはなくなりました。新しいグリップは、58サイズなんで、60サイズだと左手側だけ二重巻きにしていたこともあるのですが、単純に十字巻きで挿していきます。ブラックウィドウのグリップを挿したときは、黄色い缶の溶剤で止まりそうになって焦った記憶があるのですが、TPRグリップは、さらっと挿す事が出来ます。
でも、たっぷりあると思っていた徳用缶の溶剤、液体が残っているのですが、ガスが足らなくなったようで、いくら振っても出てこなくなっちゃった。
こりゃ仕方なく底に穴を開けて容器を移し直し、使いきりを試みます。いろんなことが一筋縄ではいきません。移し変えた容器は、海外もののグリップ溶剤の容器で、プッシュ式のスプレー。毎回、何度かプッシュして、やっと出てくる様子で、イライラしながらやっていたら、今度は噴出しすぎちゃったりして。1本挿すごとに水ぶくれを気にしながら手を洗い、手がガサガサになっちゃいました。
この時の外の様子は、普通の雨模様。春の嵐とは程遠いようですが、引きこもりの室内は、こんな事でいろいろありました。で、またまたクラシックのグリップ交換は延期です。25年も前のコード入りのスイングライトを剥がすだけでも、気が遠くなりそう。
軟弱ものですわぁ。