番手抜けのR2MTに、2鉄が加わって、これで完璧なセットになりました。って言っても、ウェッジはピッチングまでですから、本来の意味ではまだですけど、自身の中でのセットという意味では、コンプリートです。
新しく加わったそれは、これまでの2鉄の例に漏れず、とても綺麗な状態で残ってくれていたもの。押入れで布団たたきの横に寝ていたものに近い感じがしますが、いくらか使ってみようと試みられた痕跡はあります。ソールにいくらかの傷というのがその痕跡ですが、バックに挿されて、クラブ同士が摺れたあともありません。
試みは短期間に終わったんでしょうね。わかるなぁ、そんな感じ。
それを裏付けるかのように、グリップの劣化した状態も独特のものです。バックラインの入っているところが裂けている。ラバーの劣化で、常に張力のかかっているところが裂けてしまったんでしょうね。オリジナルのグリップですが、これはこうなってしまったら交換するしかありません。でも、1967年の話ですから、今自身が想像する事情とはまた違ったものかもしれませんけどね。
まだ打ってみてはいませんが、ビルトインフォワードプレスのデザインも、長い番手だと違和感の無い、綺麗な造形に見えてきました。
このモデルに限ったことかもしれませんが、メッキもほかのマクレガーモデルとは違うような感じもするなぁ。例のトライトーンですから、メッキの層がほかと違っているのかもしれません。ツルピカのポリッシュクロームが全体のイメージで、ヒッティングエリアは軽くブラストがかけられている部分と、つや消しになるまでかけられている部分があります。
自身の観察でそう見えているのですが、生産工程は違うのかもしれませんよ。セルも、手元にあったモデルと同じデザインのセルです。ただ、レジ番号が、この年式のモデルは、それまでのモデルとは違う分類で入っている様子です。普通なら初めの数字があって、それはスイングバランスを示していたり、固有のレジ番の他にも、この文字の羅列の中には、グリップの種類、レザーかラバーかなんてぇのが示されていた、なぁんて資料もあります。
初めの桁のスイングバランスってぇのは、今時のスイングバランスと同じかどうか分かりませんが、その資料を発見した当時、0から3までしかなかったんで、D0からD3って感じなのかなぁなんて理解していました。ルイスサッグスが7だったりましたが、そっちも勝手にC7ってことかぁ、なぁんて理解していました。でも、このモデルは初めのセットもそうなんですが、頭4桁がアルファベットです。このレジ番の打ち方も、このあたりから変わってしまったんでしょうね。
バックデザインの縦に入っているMTの刻印、イメージのままにゴールドだと思って、手元のセットは先に化粧直しをしてしまいましたが、この2鉄がオリジナルだとすれば、そのイメージはあっていたようです。
ただ、長年の日焼けも含めて、渋い金色に見えますね。フェイスに入った縦のスコアライン、MTの刻印も同じ金色のようです。他のセットも、天気の悪い週末には、その当たりの化粧直しもして見ましょうか。
さっきのグリップの話ですが、先のセットは、スイングライトに変えられています。この時代のもののスタンダードと認識はしているのですが、これは、差し替えられたものだと想像しているんです。スイングライトのマクレガーのOEMは、ダイヤモンドバックを新品で買ったときについていましたから、今のツアーベルベットと同様に、存在していたはず。これは汎用のものですね。
2鉄に挿してあるマクレガーオリジナルのラバーグリップを観察してみると、スイングライトよりもかなり重そうなイメージがあるんですね。スイングライトは、たぶんスタンダードの50gくらいでしょう。でもオリジナルのラバーは、もっと重そう。本来は気を使ってやらなくてはいけないグリップ交換ではありますが、裂けてしまっているオリジナルグリップの重さを、引っぺがした時に測ってみようかな。
いずれにしても、これをオリジナルに維持するよりも、セットとしての流れを整えたほうが使うには良いはず。当時のオリジナルよりも、いくらかヘッドの効いたスペックで、いろいろと騒いでいるのかもしれませんね。
またちょっと、いじる楽しみです。