クルマ磨きじゃなくてね、ってご存じないか。マニアックな小説というか、まぁ、いいか。週末のお休み、雨が降っていると、なんとなく外に出るのも億劫になるお年頃です。とはいえ、掃除、洗濯、洗い物、そのほか諸般のコマゴマを片付けた後に、一週間分の買出しに出にゃなりません。一番の理由はニャンコのウェットフードです。人は我慢できるけど、ニァンコに我慢させるわけにはいきません。ついでに人のものを買出ししてくるわけですよね。
まぁ、その前に、やっぱり時間があれば、手持ちのモデルたちに少しでも関わっておきたいですよね。
ずっと気になっていたのは、レザーグリップのお手入れなんです。埃を被るのは仕方ないとしても、昔の使い方なら、週末にラウンドするのなら、木曜日の夜あたりにオイルを塗りこんで、土曜日の夜にふきあげて、日曜のラウンド後には、濡れ雑巾で拭いて月曜までバックから出したままで、乾かしておく。
親父からもらった始めてのセット、69年のVIPはまさしくそんな事をしていました。グリップだけじゃなくて、メッキもピカピカに磨き上げたりしてね。ウッドもパーシモンですから、似た様なもんです。
でも、当時はそれが面倒臭くって、ラバーグリップのダイヤモンドバックターニーを買っちゃったんですけどね。そのころのそんなメンテナンスが功を奏しているのか、そのVIPのレザーグリップ、ヌタヌタの感覚の基本になっています。
で、今日は雨の日曜日なんで、明るいうちに、窓際にでも持ち出して、他のグリップもメンテナンスしてみようとしてみたんです。
今日はちょっと寒いので、いまだに仕舞い損ねていたファンヒーターも軽くかかっています。だもんで、その吹き出し口にミンクオイルの缶を置いて、オイルを溶かしてみたりしたんですよ。気になっていたモデルをとりにいったら、あれって感ジィ。そうなんです、湿気があると自然にいい状態に戻ってしまうのですよ。自然素材のグローブと一緒。ラウンドの後にたたんでバックに入れておいたのに、次に出す時はしわくちゃでカピカピ。
でも、手を通して体温が伝わり、いくらか湿気が伝わると、またいい状態に戻る。もともと牛も羊も、体温のある生き物ですからね。そんな環境に持っていってあげれば本来の感覚になるもんです。
ということで、レザーグリップなんですが、どうしようかなぁ。ツルピカになっているようなひどい物はないんです。そこまでいってしまうと、レザーが呼吸することが出来ないらしく、何をどうしても元へは戻りません。親父が50年来、オリジナルそのままで使っていたアクシネットのグリップがそんな状態なんですが、パターだと握り締めることもないですしね、見事にツルピカで、これがいい感覚に戻ったことは一度もありません。
まぁ、少しヌタヌタ状態であれば、今ならオイルも吸ってくれるんでしょう。何セットかやってみることにします。と、その前に洗濯機から、洗濯終了の電子音。ちょっと干してきますね。今日は部屋干しだぁ。家中柔軟剤の臭い、いや、香りが充満しました。ついでにゴムの緩い下着の買い替えも決意したりして。
んなこたァどうでもよくって、マクレガーのラップグリップ、まずは固く絞った濡れ雑巾でまたまた湿気を与えちゃいます。普通、皮に湿気と栄養を同時にあげるなんて、カビの元にしかならないですよね。そこは陰干しで。風通しを維持しておくのがポイント。
靴なんか、履き続けていると、過剰な湿気と、適度な温度ってぇのがカビの原因になっちゃいます。上手く管理しないとね。でも、グリップの場合は、季節がそうならなければ大丈夫ですし、今のところ、次のラウンドも見えていませんから、とにかくオイル漬けにしておきます。でも、今度はそのオイルに埃がくっつくんですよね。あえて今はそれには目をつぶっておくのです。花粉に黄砂、近所の畑からの泥、それに生え変わり真っ盛りのニァンコの毛、いろんなものがくっつくんですが、しゃないっす。
いいもののオリジナルに長く機能してもらうために、若かりしころは面倒だったメンテナンスも、手をかけてあげれば長持ちするってぇのを実感しながら、遅きに失した分、手厚くメンテナンス。面倒なことでも、楽しい時間を想像しながら、鼻歌交じりでやってみましょ。ニャンコが寒くてよってきます。作業にはちょいと邪魔ですが、いつもお留守番ですから、適度に構いながらね。雨でも気持ちよくすごしましょう。そして買出しに出かけたのでありました。