ということで、ダグ・サンダース、この趣味の皆さんなら、絶対にご存知ですよね。自身にとっては、やっぱりビッグイベントゴルフ、あの週末の深夜の番組で、いつも出てきていた名前です。
ここに新たに手元にしたモデルは、そのダグ・サンダースのオウトグラフモデル。ツアーで使っていたものではなさそうだし、メーカーの刻印もない。どこで製作されたのかわかりませんが、入っている刻印は間違いなくダグ・サンダースです。
軍曹でもないし、杉山でもない。コンバットじゃないし、プロレスでもないって事ですけど、知らないか。コンバットって言う戦争連続ドラマで、ヴィック・モローが演じていたのが、サンダース軍曹。サンダー杉山は全日本だか、新日本だかプロレスのヘビー級、上田馬之介と大暴れしていたのを覚えていますが、おはよう子供ショーとかに出てきたりして、悪役のレスラーがとってもいいおじさんに変身した先駆け。んなこたァどうでもいいか。はい、ダグ・サンダースです。
本来、どこのメーカーのモデルでツアーに参戦していたのかわかりませんが、このプロは、いろいろな分野で、名前が残っているんですね。
実は、ゴールデンベアーと同じような時期に、いろいろとポロシャツで、プロの名前のメーカーがたくさんあったじゃないですか。これは記憶をたどってなんですけど、レインボーピーコック、今のアメリカのネットワークのトレードマークみたいな横向いた孔雀の尻尾が、レインボーに開いているマーク、見たことありませんか。それが、ダグサンダースだったんですね。
今、調べてみれば、フェアウェイの孔雀というニックネームで、いつも華やかなファッションで、ツアーを沸かせてもいたようです。パーマーと人気を二分していたなんてコメントもあります。その時代にゴルフをしていたなら、知らない人はいないはず。
もう一つは、コンパクトなスイングで、たくさん検索に引っかかるのですが、電話ボックススイングといわれたスタイルの持ち主なんです。これも、その検索の中から拾ったコメントなんですが、首に故障を持っていて、その結果、このスイングを編み出したということで、確かに、画像やら見ていると、普通に歩いている時も、かなりの猫背で、そんな背景を知らなければ、ちょっと真似したくなりそうなスタイルです。このあたりの話は、たくさんの資料や見識がありそうなので、また改めてとしましょう。でも、サンダースのモデルを紹介するには、このスタイルを知っておく必要もあるかなと思いましてね。
で、このモデル、見ての通り、まっ平ら、バックデザインには何の工夫のあとも見えません。もちろん、そんなわけなく、後々いろいろと気がつくんですが、まずはいつ頃のものか、考察してみましょう。
物品税の証紙シールが貼ってあるので、国内での販売は、たぶん84年よりは前。消費税の導入は89年だと思いますが、そのタイミングで物品税は廃止、ゴルフクラブへの課税はそれより前に廃止されていたと思います。
シャフトを見るとツルーテンパーのパワーポイントとあります。プレゼンソフトじゃないですよネェ。ヘッドはアンカー止めではありません。
56年にプロ入りしており、66年には、どれにも勝利を収めてはいませんが、4大メジャーで同じ年にトップ10フィニッシュ。生涯で20勝以上を戦歴に残していますが、70年代に入ってからはかなり静かになっています。ということは、60年代中ごろから、70年代というところでしょうか。メーカーとのつながりを見ると、ラムにそのネームの刻まれたモデルがあるようです。
そのあたりもおいおいですが、とりあえず、このモデル、そんな年代と推測しながら、観察をはじめてみると、見たことあるイメージですよね。
65-66年のマクレガーターニー、RMTのイメージそのままです。そんな比較もゆっくりしてみますが、そのイメージからすると、ソールがやたらと分厚いところが目立ちます。
で、見るからに重そうでしょ。そう、重いんですネェ、これが。とにかくヘッドが効いていそうな印象です。
それから、なぜか短い番手に集中しているのですが、以前バイロンネルソンでも見つけた、シャンクヒットの球跡がたくさん。下手くそにそんだけ扱われたということもあるかも知れませんが、年代モノの場合、往々にして、そこで打つのが正しいということもあるんです。ヒール打ちですよね。
でも、スコアラインが意識的にトウ寄りにあるようにも見えますし、どっちなんでしょうか。
アドレスから見える景色は、マクレガー的なコンパクトフェイス。重心距離が短く、オフセット的に見える、シャフトからリーディングエッジへのS字のつながりも、先日のトミーアーロンを思わせます。
2Iを検索しても、行き着けそうにない気配を感じてしまうのですが、ちょっと、これ、面白そうなモデルですよ。サンダース見みたいに、横振りスイングで振ってみたくなりますよネェ。どんな結果がでるのやら、楽しみが、またまた増えてゆきます。