低気圧が爆弾だったそうですね。家の周辺はクルマの通りも無く、真っ白。昔々は、スキー場の朝一シュプールを描きに、寒いなか平気で早起きしたものです。朝食ビュッフェから見えるところに描いてくるんですよね。もう誰か滑ってる、なんて声が聞こえたら、そっから先は、朝からワインなんかノンじゃって。よく徹夜で飲んでたのって、勘違いされましたけど、馬鹿なことをしていたもんです。リフトが動いていないから中腹のレストハウスの運搬トラックに載せてもらうんですけどね。今じゃそんなこともさせてもらえないだろうなぁ。


いいもの残してくれました!-Walter Hagen 67
さて、ヘーゲンの続き、67年モデルですよ。61年のヘイグウルトラが手元に来た直後に、これもまたお手頃な67年に出会ってしまいました。直後ってぇのがポイントでしたね。小さな小さな画像を見て、◇だ、~だ、☆だって騒いでいたHaigUltraの間のマーク、やっぱり実物で確認してみたくなっちゃうんですよね。それ以外にも、事細かな違いがあったじゃないですか。ヘーゲンの企画屋さんは、何をしたかったんだろうって、思いを巡らせてしまうのです。これが、ヘッドの機能として、何の変化も無い、デザイン違いで同じだろうって事なら、画像を見るだけで終わっていたかもしれないんですが、この67年は、またまた別物だったんです。
いまだに偉そうな事をいえる腕ではないのですが、これ、比較すればの話しですけど、絶対にスポットが広がっています。打った感触が鈍く感じるのですが、ちゃんと球を弾いているんですね。
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バックデザインには、いくらかのウェイトの移動がありますが、大きく違うのはフランジが広くつけられていること。この種のモデルで、ここまで広く見えるソールは、他に自身の手元にはありません。単純にソールが広ければ、易しいかもって言うことを、イメージさせちゃうんです。でも、61年のオリジナル、そんなに高重心には感じなかったんだけどなぁ、やっぱり感覚が鈍いのかな。

このソールの造形、全体が厚いというのではなく、センターから、ヒールあたりに集中しています。トウ側はかえってそぎ落とされていて、トップにも幾分ウェイトが移動しています。結果、似たような総重量から作り出される造形は、パワーバーのイメージが、若干ならされたイメージになり、どちらかというと、周辺重量的な見え方なんですね。これも、小さな箱庭の中での出来事ですよ。打ってみると、言い方は全くマッチした表現とは言い難いのですが、インパクトの感触が、鈍くなっているんです。ちゃんとスポットだと思うのですが、集中させたいウェイトが散っているような気がするとか、偉そうですね、やめときましょ。
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ラウンドに持って出ると、軽くカジュアルに扱えます。打ち込む意識は全く必要なく、ヘッドの重さでポーンと飛んでいく感じ。面白いかどうかというと、ン~、ミスの無い様に軽く打っていたらつまらないかも。スコアメイクにはいいんでしょうけどね。レンジで試しているんですが、インテンショナルにかなり振り回してやると、微妙なヘッドのかぶりや、開きで、その度合いが見事に変わっていきます。これを操ることが出来れば、格段に面白いモデルです。って、これもほんとは、別のモデルと同じ環境、その日のスイングで比べないと、このモデルの特徴かどうか分からないですね。ベスターが軽いってわかったのは、比較してでしたからね。61年のオリジナルは、確かに少し打ち込む意識とヒールで打つ意識があったかも。でもマクレガーほど意識していないしなぁ。
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このあたりが、ウィルソンのマイナーブランド的なウォルターヘーゲンと、マクレガーの違いなのかもしれないなんて思っちゃいますね。きっとウィルソンのスタッフに通じるものがあるのでしょうけど、そちらは知らないので、きっともっとすごいコンセプトがあるんだろうなぁって、期待だけはしておきます。

61年のリバイバルから、オリジナル、2Iだけですが63年、67年と来て、最近は54年に59年、71年リバイバルに、抜けた番手の71年オリジナル、それから77年と、ちょこっと歯抜けではありますが、その微妙な変化がなんとなくわかる飛び石で手にしてきました。そうそう、83年のベンクレンショウのシグナチュァモデルもあります。まだまだ、手頃な提供に合えば、この抜けた歯を補ってしまいそうで怖いのですが、ここの所とても興味を惹いている、70年代後半に、ザ・ヘイグというモデルが出ていますよね。このウェッジだけ手元にあるのですが、いつもとても力強い、気持ちの良い弾きをしてくれるので、これには特別な興味を抱き続けています。
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ウルトラダインでも、初代の赤カメオと呼ばれている、赤ボタンモデルとかも、実はすんごく興味を持っているんです。ウルトラダインと言えば、シャフトとホーゼルが同じ太さとか、ぐるぐるとツイストしたフレックスポイントを持つシャフトがあったりとか、この頃のヘーゲンには進歩的なものもあります。でも、直後にすんごく一般的になってしまった80年代後半のモデルもあるようです。時たま彼の地の友人から、ヘイグが出たよって連絡をもらうと、必ずおっ!と前のめりになってます。でもなぜか、絶対に手にしてみたいって気にならなくなっているんですね。流通価値が自身の認識とあわない事が多いんだな。まぁ、それだけ大事にしている人がいるって事なんでしょうね。

ヘ-ゲンのケースは、ヘイグ・ウルトラってモデル、ウィルソンの傘下でも、一つの流れで40年以上継続されているモデルのようです。いろんなテコ入れをして、ブランドとして維持してきた背景に、小手先とも思えるデザイン変更や、流れにあわせた機能の拡充なんかもあって、名古屋の南の機織会社と、大阪発動機みたいな関係を感じてしまいますね。