この趣味であまりカーボンシャフトがどうこうって、言う機会が無いと思っていたんですけど、そんなこと無かったですね。カーボンシャフトが、単純にカーボンじゃなくて、ボロンだ、チタンだ、アモルファスだ言われだしたのは80年代後半からのようです。90年代に入ってからは、どのメーカーもオリジナルのネーミングで、とりあえず、スチールじゃないという理解ができるものばかり。この頃のメディアのコメント通り、どんな素材だからすごい性能を持っているというのではなく、スチールに比較して軽いんだという理解でそれをくくってみれば、分かりやすいんでしょうね。きっとこれは、ウッドも金物も同じことでしょう。
親父世代的には本間が、はじめてのカーボンシャフトを黒色で出して、ブラックシャフトの異名をとり、でも、御年配向けの軽い、よくしなるシャフトというイメージを作ったと記憶しています。当時、ディスカウントショップで見かけた、シェークスピアというブランドのモデルがありました。これってどうなのって、親父に相談したところ、そっちがブラックシャフトの元祖じゃなかったか?なんてコメントされた事があります。ここでも、業界初の話しが横行していました。
中学の頃は「釣りきち三平」の釣り少年、川っぺりから乗合船で海に出ていましたから、カーボンといえば、釣竿のイメージ。だから、ウッドブラザースだったんですけどね。そう、Gルーミスのシャフト。
当時はカーボンシャフトって言うと、2種類あって、塗装されていて、なんか発色の良くない目立たない色のイメージしかない種類のものと、カーボンを巻きましたって、下の素材の巻き方の透けて見える、クリアで仕上げたもの。カーボン使ってますって主張は、後者のほうがあったのかな。
今見ても、シャフトにステッカーでネームや硬度を表示しているものは、そんな2種類に見えます。当時の資料を見ると、この2つに大差は無く、単純に仕上げのセンスの違いということです。昔と違って、寒くなると陽だまりで磨いている事が多くなり、クリアの透けたシャフトを見ると、パートさんたちの手際のいい仕事が手に取るようです。クリアもそのままの透明なものではなくて、茶系とか、紫系とか、いくらか色がかぶせてあって、それなりの見てくれ。それが、たまに高級感を醸して、ブラックシャフトとかのイメージと一緒で、御年配向けの柔らかいシャフトってイメージをしばらく払拭できなかったことも事実です。
当時は周りにユーザーが増えてきたことで、あの人が使い出したのなら、そんな御年配向けということも無いのかとか、まだ光物が好きなんだなんて、茶化された後に、ファウンダースとかの流行ものを見ると、みんなカーボンになってきます。ジャンボさんがトーナメントで使ってからって言うのが、メディアの定説ですね。自身では先行して流行りモノに飛びつくのではなく、そんな人たちに一段落の評価を受けてから改良されるモデルにやっと手を出すかどうか考えるというスタンスだったんですね。
考えてみると、他もそうだわ。釜焚き炊飯器も流行の高いのじゃなくて、フォロワーのメーカーが作り出してから、電子レンジも、初期の大きなものは、なんか電磁波発生装置のような気がして、小型化されて普及するまで手を出さなかったなぁ。だって、スイッチを入れた一瞬、家中の電気が暗くなるんですよ。ブラウン管のテレビもね。今のスチームのやつ、本当に良くって、これが今後欠かせないとなれば、普及版が出てくるでしょうから、今のうちはラップかける前に、ちょいと水をふって置けばいいんですよね。毎晩2分でご飯のお世話になっているので、欠かせない家電機器です。はじめての製品を使って、メーカーさんへの改良への助言を報告する役割のクレーマーになるつもりも、実験台になるつもりもありませんので、一定の評価を得てからというのが、最新のものへのアプローチのように思います。
発表された途端に飛びついてしまうものってないかなぁ。まぁ、それに見合う対価を認めていないってこともありますからね。下町に長かったんで、モノを定価で買うという習慣は、長いことありません。店構えにお金をかけた店舗より、箱積の倉庫のようなお店で、荷崩れの一つでもないかい?なんて買い物をしていたもんですから、とにかく定価のあるものは、値引き、割引の赤札があってはじめて興味が湧くのかもしれません。これじゃ、一生新品の流行りものには手を出せそうにありませんね。
以前に靴を買いにいって、2足買うから丁度にして、って交渉してました。でも、おっさんも財布の中をちら見して、もうちょイあるじゃん、それ一枚出してくれたらいいよ、ってな交渉に。これ出しちゃったら、なんとか屋の何を食べられないし、帰りの地下鉄も、2つ先の駅まであるかにゃならん。2足買うんだから、近くの駅から帰らしてよ。なんて値切った事があります。これ未だに自分でも、よくここまで思いつたなぁって思う、値切りのストーリー。ポイントは、何とか屋の何を、おっさんも好きで、その話しも通じること。実際には自転車で行ってたし、食事も終わっていたんで、真っ直ぐ帰りましたけどね。話しがずれっちゃいました。いつものことか。アメ横では、ゴルフ用品のメーカーの定価値引きの率が一定していましたから、新品はどこで買っても同じでした。だからこその見切り品探し、値切ってもいいものはいいもの。そんなストーリーも一緒に残ってくれているもんなんです。