また悔しい思いのするのではないかと思って、なかなか引っ張り出せずにいるのですが、ベンホーガンのメダリオン。これを、DXが漂わせる、あの違和感を究明しようとして、観察してみました。
ダイヤモンドバックのモデルも、オフセットが確実にありながら、全く違和感を感じさせません。勿論、知識も経験もない若造のころに手にしたモデルですから、判断基準がないまま、今に至っているのかもしれません。なかなか写真では伝わりにくいところなんですが、なんとなく見えているものは、そのポケットの造形あたりなのかなぁ。そこに話を持っていくには、やっぱり評判のホーガンを見比べてみないといけないのかな、って思いましてね。
やっぱり、まだDXはレンジですら振り回せていないので、見た目の違和感を募らせることで、余計に悪い方へとイメージが流れてしまいそうです。でも、結果が良かったときは、またその逆の効果もありということで、やっぱ、すげぇじゃんになるかもしれませんでしょ。
しかし、DXテーマ、引っ張りますねぇ。実際打てていないもんだから、ちょっとの時間ができると、打ったらどうなるんだろうって、想像のシュミレーションが回を重ねているんです。
頭の中で振り回すイメージは、やっぱりモダンクラシック的なヒール打ち。それと、今までにいろいろやってきた中で、一時期だけ、上手く行っていた事があった自身のスタイルなんですが、アドレスしてから、一度インパクトの形を再現し、そこからバックスイングに入る。いわゆる、フォワードプレスってやつ、これをやってみようかと思います。それをしないと、このDXのフェイスは右に向いたまま、プレーンにのっちゃうんじゃないかって気がします。フォワードプレスの状態で、視覚的にフェイスがターゲットを向くところを確認してから、右腰をボールから遠くへ回転させます。
ここのところシニアで活躍していたり、週末の番組に登場している井戸木プロのスイングに影響されているのか、コックを使わない、ダイナミックともいえるバックスイングに、インサイドから外に放り投げるように、左の脇を気にせず、高いフィニッシュを取ってみる。これみんな頭の中の想像です。頭の中では、これでストレートボールのはずなんですよ。ビルトインハンドファストを、当時デザインされた意図どおりに使用してみるのはこんな感じなんでしょうか。
実際には、当時のお客さんたち、というか、プレーヤーたちに、このフォワードプレスという認識があったのかどうか分かりませんが、普通に打ってみようとすると、どうしてもアドレスの手の位置が変わりますものね。やっぱり違和感のあるモデルなんですよ、って言えそうなんですが、他のオフセットのあるモデルには、なぜ違和感がないのか。
同じ時代あたりで比較対象が手元にないので、後年のダイヤモンドバックや、天下の名作といわれる、ホーガンの何とかネックを引き合いに出しては見たものの、結局、打ってみないことには、はじまらんのですな。
ホーゼルから、ヘッドへの削りというのでしょうか。または、ネックから、グースへのつながりなのでしょうか。この頃のオフセットといえば、結果的にシャフトの中心線の延長線上あたりに、リーディングエッジを持ってきているわけですから、せいぜい5mm無い程度、ヘッドを後ろに外してセットさせるだけです。後年のグースネックは、そんなものではない時代もありましたが、人の感性で違和感なく扱えるのは、この5mm程度なんですかね。
ま、モダン工房さんの言うとおり、オフセットとして、今に残っているのはそんな程度。どんどんとラビリンスに招かれるまま、深入りしていくと、その過程で、ネックを削ってそんなデザインをしているのか、曲げてそんな結果をもたらしたのか、基本のデザインで、重さとかに違いがなければ、乱暴な言い方ですが、結果として違いは見た目だけになるような気もしてしまうのです。
ストレートネックの、もうちょい古いマクレガーたちは、その仕上げも統一感があって、いつの時代のものも、ネックを三角に削ってスムーズにフェイスへと繋がっています。基本の型の問題でしょうが、特に違和感のある番手に限っては、視覚的に克服できれば、メダリオンと変わらない機能を持っているということなんですよね。でも、やっぱり振り回す時の、回転慣性というか、重心距離だとか、そんな微妙なところで、すっげぇ変わるんでしょうかねぇ…。
本音を言うと、実はそんなことどうでもいいんです。DXってモデルが、それを売りに出てきて、日本ではとりあえず一世を風靡したモデルになったわけですよね。でも、それは販売店の戦略なのか、もしかしたら、輸入品の価値が変わったとか、その機能だからということじゃないとしても、みんなが使ったわけじゃないですか。
きっと当時の方に聞いても、多くの方が、みんな使っていたから、ってな答えになると思うのです。それを、後年に検証したいのではなく、味あわせていただいているスタンスなんです。何しろ、楽しむっていう趣味ですからね。
事実を知らずに、考える事が楽しむことでもあるんです。
変な理屈…、自身でもそう思います。