相変わらず、就寝前に横になって眺めているのは昔からある古いゴルフ雑誌ばかりです。今、読み返してみても、現代の読みにくい雑誌とはぜんぜん違うこといってたりして、でも、道具はそんなに変わっていないでしょ。雑誌の記事っていうのは、その時代の巷の話題、流れに乗ってるから、いろいろとブレブレなわけですが、面白いのはメーカーの広告ですよね。プロがコメントしていたり、新しい独自の理論でなんかやっている。それが爆発的に売れなかったから、余計に知らないことばかりで、そんなことを考えていたんだぁなんて、感心しちゃいます。
3番から9番まで同じシャフトの長さのセットは番手を間違えてしまいそうだし、Bバランスのアイアンは疲れちゃったときにいいかも。フェイスを滑らせてスピンを抑え、結果、飛びますって言うか、転がりますウッド、これは絶対球が上がらないね。グリップのラバーに牛革パウダーを練りこんだもの、何の意味があるんだろう、皮の薫りだけ? 材質の科学的データを載せて優秀性を訴求したものは、ハワイの税関状態、なんとなくエヘラエヘラしてイェスっていうだけ。この材質を使っているから良い、なんて短絡的なものも、これには多くの皆さんがはまりましたね。
モダン工房さんのコメントではありませんが、秀逸なアイデアだったら、いまに残って主流になっているはず。めぼしいものはボロンシャフトくらいですかね。皆どっかいっちゃいました。
そんな中で、ちょっと見つけたこれは雑誌の記事、メーカーさんの記事出稿でしょうか、グリップの話がありました。
へぇ~と思わせるのが、コードの話しです。グリップの種類にはフルコード、ハーフコード、コードなしって括りがありますが、当時は、上級者が好むのはフルコードという認識だったことです。その理由をどっかのゴルフ場でユーザーにインタビューした形式で、ハンデと使用しているグリップを見るとそうなっていると言うこと。ホントかなぁ。
その理由も、いろいろで、結局は好みの問題のようにも見えますが、今のフルコードのグリップとは、全く別物について語られているように思います。だって、フルコードのいいところってぇのが、雨の日に滑らない、っていうのは分かりますが、硬くてしっかりしているとか、麻縄のグリップみたいでよろしいとか、まるで農耕器具を扱うために具合のよろしいグリップはこれですって言ってるみたい。
そんなコメントを受けて、記事の中には、硬いシャフトを振り回すタイプの、コックを駆使しているタイプにはフルコードがいいと。手元の操作がダイレクトにヘッドに繋がる感覚があるんですと。
それにハーフコードのコメントもまた面白いです。いわゆる下半分だけにコードが入っているものですから、親指側のシャフトの動きは柔らかく、ヘッドのソール側の動きはダイレクトになんてことなんですね。ハーフコードユーザーには、単純にフルコードはコードが痛いから使わないってコメントぐらいしかないです。
コードなしユーザーは一般と言うことで、数多のコメントに方向性はありません。使わない理由は皆同じ、痛いし、硬いし重いから。使いたい人の理由と同じ感じで、使いたくないのです。
その後にレーシングタイヤから発想を得たロイヤルグリップが一世を風靡しますが、このコメントのある時期とそう変わらないんですよ。世間の流れが、レザーグリップを再現した、柔らかい物がいいということになったら、フルコードユーザーは一気にいなくなりましたね。
ロイヤルグリップにはコード入りなんか設定なかったですもんね。メーカー的には、硬いの柔らかいの、っていろいろと試行錯誤しているみたいです。結局、ユーザー側にしてみれば、自身がある特定のものにこだわって使っている理由って、いろんなことを語れるかもしれないけど、最終的には、好きだからってことなんですよ。聞かれたときにそれらしい理由をいうことはいくらでも出来ますが、単純な感覚ですよね。
何であんなもの使っているの、って第三者から疑問を持たれたときに、一瞬で相手を納得させる理由って、なかなか出てこないものです。疑問を持った人は、その説明を聞いてせいぜい、ふぅ~んっていう程度でしょ。もちろんこの趣味で、ラウンドするときには、よくよくこんな状況にもはまりますからね。打感がいいとか、距離は出ないけど、上がって何ぼは変わらないとか、アイアンなんか最新モノとそれほど変わらないとか、いろんな理由を語れますが、すべてを聞く前に、もうお相手はアドレス入ってますよ。
今度は単純に好きなんです、なんて答えてみようかな。それが一瞬で相手を納得させる答えかもしれませんね。