いいもの残してくれました!-cleevland
今回新たに手にしたモダンパーシモンズには、お初のクリーブランドもいました。92年の雑誌を見ると、91年にアメリカで最も売れたウッドで、パーシモンのカテゴリーではクリーブランドだったそうです。ちなみにメタルヘッドならテーラーメイド、カーボンならヨネックスという具合。確かにメタルもカーボンもそれしか造っていないメーカーですものね。素材を決めれば、必然的にそのメーカーになるというのがそのコメントでした。
じゃぁクリーブランドは、って疑問にはやっぱり専業メーカーである、というコメントです。今ではいろんな方向を見出しているクリーブランドですが、当時はそうだったんですね。


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で、手元に来てくれたモデルはRC85と言うモデルです。専業メーカーとはいえ、92年の広告や記事にパーシモンは、クリーブランドクラシックの10周年モデルと、ロシニョールとしてクレンショウモデルがあるだけ、日本では既にロンチャーメタルに比重が移っていたようです。

いくらか遡って拾ってみると、DC-43というモデルや、ディープフェイスモデルのデュナウェイ、TC15TA-588、そして今回のモデルRC85とかが出てきます。このうち、TC15なんかは、そのインサートのイメージから、83年に58年のPTを復刻させたマクレガーのヴェロシタイズドモデルの仲間のような印象だし、RC85はネーミングにもイメージを重ねるようにM85のフォルムが見えたりするのかな。


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例え違っていても、モダンパーシモン同士、並べてみても、意味がないかもしれませんが、基本形が似たところにあったはずのコンセプト、キモォーチ違うような気もします。

かなり近視眼的に見てですけどね。ご本家のほうはトウの尖りが強いような感じがするし、お尻の長さもちょいと短い、言ってみれば洋ナシ形を強調しているようなフォルムです。クリーブランドは、もちょっと丸い感じで、オリジナルのM85が丸くなったと言われているようですから、昔のまま風って事ではクリーブランドなんですかね。

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バックウェイトはルイスビルと同じ、穴あけてアレンキーで何か差し込んでいるもの。それと、確実に違うのが座り。このモデルだけかもしれませんが、双方ともフェイスはほぼストレートに見えます。でも、クリーブランドはソールして座らせるとちょいとフックになるんですね。ほんの気持ちですよ。

後発のメーカーとしてはいくらか機能を刷新しているんではないでしょうか。デービスラブ三世が使っていたことで有名とあるクリーブランド、もっと何かいろいろと潜んでいそうです。

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シャフトはダイナミックゴールドのS400、それと、このモデルはバッフィーも一緒にやってきてくれたのですが、昔ちょっとだけ流行った、グリップを短くするチューンが二本ともに施されています。

今ではチューンとはいえないかもしれませんが、手元のしなりをよくするために、硬いグリップを少し短くするという理論でした。今ではソフトなグリップがたくさん存在するので、工房のグリップ販売のセールストークぐらいにしか出てこないと思いますが、重さは別にして、フルコード、ハーフコード、コードなしと、それぞれシャフトのしなりの再現性が違うとされていました。感覚的にはなんとなく分かる話でしたね。でも短くしたからって、自身の感覚では、ほんとだって感じることはありませんでした。


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それから、このバッフィー、一連のシャフトいじりの工房の加工を受けているようです。

手元にはカーボンシャフトできたのですが、ソールプレートのビスにクリア塗装がのっていない、ヒールのアンカービスに目打ちがしてあって別色がさしてある。糸巻きのシャフト側に何かのパーツが使ってある、って事で、カーボンにリシャフトされてます。このモデルに限っては、シャフトをソールまで貫通させて差し替えているようです。


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カーボンの肉厚が、ソールからも確認できます。この加工がされているのは、きっと同じオーナーさんの元にあったモデルなんでしょうね。それにしちゃぁ、シャフトの硬度に統一性がないような気もしますが…。まいっか。

資料だと、インサートはメラミン樹脂だそうです。コリャぶったたけますね。ロフトも11度の仕様のみ。打ってみて、確かにS400を感じさせる硬さはなかったので、表示の硬度を統一させるよりもフィーリングを分かっていた工房さんの手によるものなのかも知れません。


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この趣味の皆さんが、数年前のコメントで、本物を使わないでクリーブランドで楽しむってコメントをよく拝見しました。その意味では、オリジナルにも似たフィーリングのクリーブランドって理解も出来ますが、それほど歴史も長いメーカーではないですから、ツーピースぶったたきコンセプトで、ノリノリですね。不思議なことに、マクレガーの復刻モデルよりもクリーブランドのほうが、流通価値高いんですね。一時期は最も売れたパーシモンだったんですけどねぇ。前のめりにはならないはずですが、ベンクレンショウモデル、興味あります。それとデュナウェイってモデル、45mmのディープフェイスってあって、でもその厚みを感じさせないで振りぬけるモデルってコメントがあり、そこだけはちょっと前かがみ位になったかな。

抑えて、抑えて。