上手く打てないで悩んでいるクラブを、上級者に目の前で打ってもらったことってありますか。若い頃は、仲間内でよくそんなお願いをして、買ったばかりのクラブに不具合が無いことを納得するということもありました。例によって、ディスカウントショップで買っていた並行物ですから、腕っ節の強いアメリカ向けのシャフトもガチガチ、ロフトも絶壁ってモデルばかりでしたが、当時の上級者はポイントを指摘して、アドバイスをしてくれたもんです。今の若い皆さんはどうなんでしょうね。中には、こんなにいい道具を使ってスコアはあれかい、なんていう、よくいますよね、こういう人。悪気は無いんですがね、仲間内のコミュニケーションです。
で、夜のレンジで、よく顔を合わせるレッスンプロに、VIPカスタムにルイスビルと、PTWモドキ、これどうやって打ったらいいんすかねぇ、ってレッスン代払わずにずうずうしく聞いてみました。
レッスン予約も無かったようで、気持ちよく応じていただき、このクラブの適正な打ち出し角度とか、飛距離とか、見せてくださいって、打ってみてもらっちゃいました。ずっとお若い方でしたが、バッフィーだけご自身もパーシモンを長く使っていたとの事、パーシモンのフォルムを見て、メタルが出だした頃のパーシモンや、カーボンとかいろいろあった頃のものですねって、言い当てています。
ほんの一球づつですが、ちゃんとこのロフトなら打ち出しはこれくらい、って球を見せてもらいました。
ルイスビルはちょっと最後に右へふけましたが、VIPカスタムとPTWモドキは綺麗なストレート。さすがですね。
もちろん、話はそれだけに終わりません。で、やっぱりレッスン代を払わずに、自身のスイングをちょっと見てもらいます。今はニクラウスの連続写真から、右足首と右腰の使い方を研究中と話題を振ると、ご自身の経験でしょう、もっとコックを使って、体の前で急激にリリース、右手を返さないとまっすぐ飛ばないんじゃないですかというアドバイスです。そうそう、昔はそうでした。
でも、ニクラウスの…って話で、右足首を内側に倒すってぇのは、そりゃいいですねぇって反応。コックを使わずに腰まで上げるのは、ちょっと疑問だったようです。内ももの筋肉をもっとつけないとラウンド持ちませんとコメント。フォローで左腕を限界まで伸ばすってあったコメントが、自身には出来ていなく、縦振りにはならないところを、スパッと指摘されました。やっぱり横ぶりになっちゃうんだよねぇ。
んっで、お道具の話も、このプロから同じ話を聞きました。近代兵器のよくできているところ。
ちょっとのミスも全部カバーされて、昔の道具では曲がるし、届かないってスイングが、今やみんなそれでいいと思っている。だって、曲がらないし、届きますからね。
レンジに来る人のほとんどが、自身のスイングが固まっていない。前回のレッスンのポイントだけを気にして練習できる人はまだしも、今回のレッスンもステップごとにカリキュラムを進めても、その日のスイングにあわせてポイントを指摘することになっちゃう。
昔の道具を使っていれば、球の飛び具合で、その人のくせは、レッスンの間が開いていようが、その日の調子が多少違っていようが、似たような変化が出ていたものということでした。
なるほどね、自身の球筋、調子が悪いときは、途中から右の真横にすっ飛ぶし、それを矯正しようとしたら左へ引っ掛け、上下のミスは、なんとなく感覚で修正できるノウハウが蓄積されているみたいです。近代兵器を使うと、特にドライバーなんかは、理由の分からない上下の球筋にバラつきが出ることが多かったかなぁ。FWはほとんどフックになって、フックとドローの間を行ったりきたり。感触の悪い気に入らないスイングで、どうやってその曲がり範囲を矯正したらいいのか分からんかった。
最近はオーバードライブされるのさえ、どこ吹く風になれば、パーシモンでラウンドも楽しいですよ、ってお伝えしました。距離だけはヘッドスピードで決まりますからね、最新の道具にはかなわないですねぇって事です。
ということで、VIPカスタムもルイスビルも、PTWモドキも特に難しいロフトでもなく、ライも変なところは無い。適切にスイングできれば、思い通りに打てるってはずって事が、分かってしまいました。ふぅ~、まだまだだぁ~。
