なんか今日は左肩がやたらと痛い、数日たってから痛みが出るって、やはり体は老いてきました。頭は若いつもりですが、まだウッドまでの見識を充実させることが出来ず、相変わらず鉄ものでとまったままです。興味はあんすけどね、相変わらず今時のボールで、気兼ねなく使えることを考えると、手を出せるものが限られてくるんですよね。ここのところ続けて練習していた60年のSS、インサート大丈夫かななんて、やっぱり気になります。
ターニーの扱いを見たばかりですが、結局は都合のいいほうに解釈する企業のマーケティングに管理されていました。それを並べてみていたら、今度はトミーアーマーってどんな扱いされていたのか、気になってきたわけで、ここでもアイアンの話なんで、少し偏ってしまうかもしれませんが、あしからずで。
オリジナルターニーブレードの宣伝告知で、まるで他人事のようにコメントを記載しているトミーアーマーがいましたよね。伝説的に、強面の無愛想なんてことになっていますが、名器の中では、メンバーシップのハウスの中では、セールスマンだったなんて事も記述があります。強面、無愛想なセールスって言ったら、普通に考えたら、押し売りじゃないですか。
んなこたぁさておき、後年のニクラウスほど、自分の名前を刻んだモデルに対して、神経質になっていなかったんですね。ましてや、自身で設計しているわけでもなく。それまでは、ほとんど自身の名前の刻まれたモデルがメインだった時代から、MTターニーのM85が生まれ、少しばかり狭い範囲に向けたモデル作りができるようになっています。
このあたりでは上手く、商品企画という企業の戦略に活用されました。それが時代的には945とかではないでしょうか。一般アベレージに向けたモデルが充実したことで、オリジナル985から945へのつながりは、それほど大きな冒険では無い様に見えますが、985とは違う、尖ったモデファイをすることが出来ているように見えます。945では高重心のデザインがだんだんエスカレートするように見えませんか。
58年には資本が変わって、MTモデルとは足並みを揃えたスポット集中のSSを出してくるのですが、尖ったデザインという見方をすれば、PTよりもSSのほうが上級者向けといっていいデザインですよね。
オハイオの怪童によってそのパフォーマンスは証明されましたが、それをそのままの方向で発展させること無く、61年には、また新たな試み的なATが出てくるのです。
この年、金熊が契約プロになったことも影響しているのでしょうか。
新たな資本によって、なんとなくその急進力も削がれたような立場を表すように、この当たりから、尖った方向性が修正されているように見えます。
Aモデルは、半端なデザインで、シルバースコットも、ターニーも、さらには985までもがネーミングに引っ張り出され、後ろ向きともいえる立ち位置に見えます。
そして登場する985の復活モデルは、オリジナルターニーブレードではなく、高重心をエスカレートさせていた945に近いモデルと言えませんか。
後ろ向きのポジションに、いくらか付き合ってくれたロイヤルユーザーに向けた、尖がりコンセプトの復活です。なんかこうしてみていると、機能を考慮したデザイン優先ではなく、もちろん販売優先。
資本に翻弄された伝統的なブランドということが出来ますよね。
マクレガーを離れたトミーアーマー、というより、そのブランド経営陣は、直後こそロイヤルユーザーに助けられましたが、変わったモデルの開発にも注力し、845までにたどり着いているんじゃないかと思います。
言われているように、シルバースコット自身がどこまで関わっていたか分かりませんが、マクレガー時代の前半は、プロパーセールスの顔として、後半は尖ったコンセプトのモデルとして、その名前を上手く活用してターニーと上手くコントラストを維持していました。
ターニーは今のマクレガーさんも、トーナメントモデルを指しますなんて位置づけですが、当時は企業スタッフのワイガヤなんかで、その時のお客さんがたくさんいるほうを向いていました。誰もが知るトーナメントモデルは、ターニーというモデル名ではなく、個々のモデルの名前です。
老舗のとんかつ屋さんに7時過ぎに行って、煮詰まったトン汁が薄められて出された感覚。元々、手がかかっていて、すんごくおいしいのに、湯煎でなく、直接火にかけられていたから、しょっぱくなっちゃたんです。そのままじゃ出せないから、仕込んでいた別の冷たいトン汁とあわせて味を調整。これ、ちょっと薄いんですよ、あの老舗の特製ソースと一緒に頂くと。
老舗のすることは、結局同じなんですかね。生き残っていくためには仕方の無いことなんでしょう。
HPとかには詳しく書かれていないほうが、今に都合のいい事を閲覧者が勝手に連想してくれます。
そんな風に誘導されているのか、もしくは色々と言われるのが面倒で、多くを語らないというのが、今時のウェブデザイナーやコピーライター。
実際にこうした史実には全く興味が無いこの人たちも、とんかつ揚げてる人も、いずれもその道のプロです。プロって、すごいなぁ。