今日はレザーグリップのオイル、全然浸み込んでいってくれません。こんな変なところから、少し涼しくなったことを実感します。こんな日は、久し振りにラウンドで振り回したVIPの復刻版のお手入れ。
自身の記憶ですが、このモデルは目にした多くのケースでサテン仕上げだったと思うのですが、当時新品で買い求めたもの。ミラーの仕上げが磨いてピカピカに光ってくれるのが嬉しくて仕方ありません。
オリジナルのグリップはスイングライトのゴールドのコードでしたが、当時コードが痛いくらい効いていて、買ったその場で交換を依頼してしまいました。ちょっと前までは。コードのグリップを普通のラバーに変えると、バランスが重くなって、シャフトの特性も変わる、なんていわれたこともありました。でも、んなこたぁ関係ないです。よくあっちこっち連れ出しました。
このミラー仕上げって、たぶんマクレガーのこの当時ものに限ったことかもしれませんが、使っていると皺が寄りませんか?
写真じゃ全然見えませんが、お持ちの方は、なんとなくお気づきじゃないでしょうか。
ほとんど感覚的な私見ですが、VIPの刻印と同じ横方向に、うすぅく皺が寄っています。クラブ同士の当たり傷や、すれ傷に見えないことは無いですが、それにしてはみんな浅いものばかり。ミクロの範囲で打った衝撃がこんなところに出ているのではないかと勝手に思ったりしています。マッスルの丘の平たい面ばかりですから、なんとなくここに変形の力が集中しているのかなぁと。
オリジナルVIP`を観察してみると、その表面はかなりくたびれているので、マッスル部分以外にも傷というよりは、やっぱり皺がたくさんあるのですが、ほとんど横方向に入っています。
リミテッドも同じでした。クローム仕上げのウィングバック系にもそんな年輪が入っているかなと思ったら、そっちは入っていないんですよ。数多の皺はありますが、その方向が一定って事ないです。角のないデザインは、力の逃げ場が全体にかかるんでしょうか。なんかそんな構造になっているんですね。
時代も違うので、メッキの質とか、厚みとか、違うのかもしれませんが、打った衝撃を、あの鉄の塊が変形する方向で吸収してくれているんでしょうか。
トニーシェや、MGXではそんな傾向が見られませんし、ミュアフィールドにもないなぁ。これはサテンだから当たり前か。不思議なもんです、デザイン似ているのにVIPだけに見られる傾向。いつもお手入れの時には光らせようと一生懸命磨くのですが、この皺が、いつも気になっちゃうんです。ま、これがVIPの証ということにしておきましょう。
サテンモデルをしげしげと見たことはないのですが、ヘアライン仕上げが多いのは、きっとこんなとこにも理由があったのかもしれません。92年のプライスは、サテン仕上げのほうが定価で1万円高いタグがついていました。
この復刻版VIPは今、ゴルフプライドの50周年グリップを装着してあります。今時ものを選択する冒険には勇気が無く、オリジナルからして、最も無難なものでしたね。
差し替えた当時、既に長期在庫品ではありましたが、自身の世代には、とってもしっくり来るグリップですよね。
なぜか今時もののV55とかいうグリップ、少し細くて、表面の感触も違和感あります。って言うか、本来はそれなのかもしれません。
とっくにカゼをひいたスイングライトしか手元にありませんから、新品の感覚を忘れているんでしょう。久し振りにたぶん生きてるスイングライトの感触、懐かしかったし、いいもんでしたよ。
スコアラインに咬んでしまった泥を落として、フキフキすると、今度は色が落ちているところも気になったります。ところが、このVIPって、差してある色が結構微妙なんですよね。
赤銅色というか、オレンジにも見えるメタリック。アイアンマニュキュアという商品があったと思いますが、今使っているのは車のタッチアップペイントです。
色の種類が豊富ですから、似たような色もあるかと探しては見るものの、その色の車としての流通も無い様で、在庫があった事ないです。
それとクルマの場合はやはりその下地にシルバーのメタリックありきですから、見てくれは似たような色でも、透明度の高い塗料で、時にはファンキーな色になっちゃいます。だもんで、オリジナルVIPには色差してません。ゴールド系とブラウン系、それに赤を指してシルバーをちょいと混ぜたり。こんだけ混ぜたらほとんど黒っぽくなっちゃいますが、気に入る色が出来るまで、VIPの色差しは控えています。ゴールド系も下地が無いと黄色になっちゃいますからね。これは、クルマのタッチアップペイントじゃなくて油性マジックの金色っていうのが良いです。色が透けてないんでしょう。ただし、ふき取りをすばやくしないと、ペイントと違って周辺の傷に入り込み、あとで綺麗にするのが大変。
このオリジナルの色っていうのも、この趣味系のモデルたちはそれを残しているのかどうかも疑わしいですから、イメージを最大に膨らませて、モノクロの資料を見つめて色を浮き出させる超能力が必要です。日焼けした赤を、小豆色と認識して差してみるとやけに古臭くなることもありますし、発色いい赤を差してみたら、ウルトラモダンになっちゃうこともあります。タッチアップペイントの色はホントに豊富ですから、なんか微妙な色差しで遊んでみるのも良いかもです。でも、あまり冒険をした色指しをすると、ヤマンバギャルになっちゃうかも。センスの見せ所です。