こんな興味を持っていれば985のターニーブレード、V.I.P.に並んで手にしてみたいものといえばSSのアイアンですよね。これもたまたまですが、アメリカの友人が探してくれました。FC4000でよかったのに、再びリセッシュドウェイトが手元に来てくれました。SS2です。系譜なんかでは最も難しいアイアンなんてあるじゃないですか?誰しも興味沸きますよねえ。それでなくても、例の正体不明のダイヤモンドバックを若造のころから振り回して、クラシックブームでSSてぇのがあるんだぁと知り、その仲間だと思ってましたから、本家の初期型はどんなん?ってわけです。
SS2はPTと同じ年式、その無骨な造りはそっくりです。ジャイアントロボに飛べって腕時計に向かって叫んだときの音、でなきゃマグマ大使がロケット姿で到着して、人間体形になるときの音、カキンカキンって音がするようなシェイプ。その直線的なイメージから、PTほど古臭く感じません。バックの刻印がシャープなせいもあるかな。青い目の金髪美人に見つめられたような、ドキッとした緊張感があります。PTは茶色い目の黒髪って感じがします。まぁ、感じ方は人それぞれってことで。
どんだけ難しいのかって言うと、皆さんがお聞き及びの通り。私が新たに発見してお話しすることはありません。PTと同じ、本人的にはダイヤモンドバックの真後ろではなく、もっとヒール寄りで打って良い球が出せるようになりました。
PT1とこのSS2、同じ年式で、観察すると、バックデザインを除いて、フェイスやヒールポケット、サイズや造りは全く一緒に見えます。ですから、純粋にバックデザインの違いを体験できるんじゃないかって、考えてみました。シャフトが1と2の違いがありますが、グリップまで、オリジナルレザーで同じ条件です。
で、練習場での結果は、私には?で、同じものでした。鈍感ですいません。ってことはライの違いかって事で、コースにも続けて持っていってみました。すると、SSの方が、ダフる傾向にあった事をお知らせしておきます。手応えや、球筋、操作性とか、細かいことの違いをかぎ分ける感性は残念ながら自身にはありませんでした。でも、SSがダフッたのは、今思い出してもただの精神的な力みだった様な気がします。オハイオの怪童をはじめとしてプロにはきっちりとかぎ分けられる違いはあると思います。
悔しいので、61年のMT19を引っ張り出して比較してみます。すると、今度は違いがはっきりと分かったのです。MT19のほうが、難しい!?普通逆じゃん。新しいほうがちょっと優しくってはずなのにね。0.5インチ長いMT19ですから、その長さのせいかもしれませんが、PTの後釜って事で、PTと比較すると、フェースが高くなってる、トウ側にウェイトが増えている、結果、ウェイトが移った分、ソールがすごく薄くなってる。ってことで重心が少し遠くなってるんですね。同じヒール寄りで打っていたのではヘッドが被って、ボールに力が加わりません。ヒール打ちの意識を削除すれば、何とか打てるようになりました。3年の違いは素人にもはっきりと分かるような変化です。比較した写真はこの次に準備しますね。
自分にそんな芸当が出来ているとは思いませんが、M85のリシャフトモノなんかは、ヒールで打つ意識を持って打つことはありません。特別にスポットが高そうなモデルの時だけですから、ヘッドスピードの速い、シャフトのしなりを出せるスイングの人が打つと、このデザインの真中でインパクトしてとんでもない球が出るんでしょうね。ここのところの体力低下を何とか戻さなければです。
さて、ウッドのお話です。友人が気を使ってくれて同じ年式を探してくれましたが、結果出てきたのは60年モデルでした。程度の低さを恐縮していましたが、せっかく探してくれたものです。ありがたく手元に引き寄せます。M85とか693とか945なんて情報はたくさんあるのですが、これを見たとたんに、確かに、大丈夫なのかなぁこれといった具合。
アイオマティック60はアルミピンスクリューの赤フェイスだと思っていたのですが、白に黒ファイバードットです。もしや女性用ではの危惧も。ソールプレートの真中辺はボッコリと張り出しています。真丸のバックウェイトも飛び出していて、これ振っても大丈夫?状態でした。さらにヘッドの緩みもあり、パーシモンの修理をしに職人さんとこへ直行です。フェイスの白に黒ドットは60年のSSの純正と判明したので一安心です。
職人さんのコメントは、ソールの脹らみは、使ってると中のウェイトがかなり入っているものほど飛び出してくるということ。ドライバ-、ブラッシ-の柔らかいアルミに顕著で、真鍮プレートには少ないでしょって。ハイ、その通りです。バックウェイトもこの真丸のウェイトにはハの字型に足がついていて、新品当時は打ち込まれているだけ。ただ、飛び出してきたものを、無為に叩き込むと、ハの字の足のせいでボディが割れちゃうから注意しないと、ってことでした。ヘッドの緩みのはめ付け直しをお願いすると同時に、バックウェイトだけ、上手く収めてくださいって、お願いしました。だもんで、ソールのボッコシはそのままです。
で、これ、打ってみると、すんごく乾いた感触で音がいいんです。パーシモン独特の、カッシィーン(忠実に表現してみました)って音。小さいッのイメージ、わかっていただけます。彼の地でお色直しされているんで、色は薄めに、トミーアーマーの文字はヘッタクソに修正されちゃってますが、アイアンほど気難しいモデルではなさそうです。
あの音を気に入ったせいで、結構コースには引っ張り出しました。ま、スコアはPTと変わりませんけどね。一日の楽しい度合いはちょっと違うのを実感しました。これもいいもの、残ってくれました、ほんとにそう思います。